ネットで旅行の話題を見ていると、アメリカへの通称観光ビザ(厳密には観光ビザではないけど)による入国審査時に拒否されたりしてトラブルになっている人が見受けられる。
一般的な観光旅行や短期の商用旅行(普通の出張とか)でESTAを取得し、普通に1週間とか2週間の日程なら特に問題はないのだが、他にやましい理由があってアメリカに入国しようとする人がトラブルになっているらしい。
昔から良くあるのが、3ヶ月の許可期間中を伸ばすために、3ヶ月の期間末期に一時的にメキシコやカナダに行って戻ってくると言うパターン。現在、アメリカではメキシコやカナダに行ってもアメリカ国内にいると判断されるので、一時的にカナダやメキシコに行ったとしても3ヶ月延長されるわけではない。
その3ヶ月という期間も、アメリカへの初めの入国時に入国審査官に3ヶ月での入国許可を取った場合に限られる。
最近よくあるらしいのが、日本などでアメリカ人と出会って、好きになって、アメリカに帰った恋人を追いかけて、観光ビザ(ESTAだけど)でアメリカに入国して、そのまま結婚して住み着いてしまうというパターン。
この入国の際に3ヶ月間、恋人の所へ行くなどと答えて挙動不審だったりすると、そのまま住み着くんだろうと判断されて入国審査官に入国を拒否される、もしくはセカンダリイミグレーション(別室送りと言う人もいる)で明らかに怪しい人達と一緒に審査されることになる。
事前に婚約者ビザを別途取得してのアメリカ入国なら問題ない物の、他のウソ理由で入国して住み着くみたいなのはかなり警戒しているのだろう。また、日本はハーグ条約に加盟していないので、住み着かれたものの、現地の生活に耐えられなくなって勝手に日本に子供を連れて帰ってしまうという問題もある。
そんな人が増えたからか、挙動不審な若い日本女性の単独入国ではしっかりと調べられるようだ。
もちろん、若者がなんだかよくわからん理由で3ヶ月滞在して、そのまま住み着くと言うようなのは昔から良くあることで、これは以前から警戒しているのだろう。
冒頭にも書いた物の、普通に観光やら短期の出張で最大でも年に数回行くくらいなら特に問題にならない。