ニンテンドー3DSの目玉機能は3D表示(立体視)
3D表示も目玉の一つではあるが、これだけではない。
ニンテンドーの携帯ゲーム機はいくつかの世代に分けることができるので、その辺りを含めて解説しよう。
ゲームボーイ系
白黒から始まって、カラーなどに発展
ゲームボーイアドバンス系
よりパフォーマンスなどゲーム機能を向上させた。折りたたみ式のSPも登場
DS系
2画面表示とタッチパネルという新しい遊び方を提案。その後、DSiが登場。このDSi系がDS系のなかでの第2世代と位置づけられ、3DSが第3世代とする。
DS系だけでみると
DSは2画面でタッチパネルという新しい仕様を採用し、一般のゲーム好きだけではなく教育ソフトなどを中心に、普段だったらゲームをやらなかったようなユーザーにまで浸透した。
その後、携帯電話におけるモバゲーなど、カジュアルゲームなどといわれる無料もしくは安くて手軽に楽しめるゲームプラットフォームが登場。
2008年にはiPhoneやiPod touchなどにApp Storeなども登場。
それらのカジュアルゲームに対応できるゲーム機として、DSiが登場した。
実際は、1人1台を推進するためのマーケティングなどを行ったし、コピーソフト対策なども盛り込んでいるが、DSiの目玉機能としてはオンラインで安いゲームを購入できるなどの通信系だと断言できる。
しかし、DSのWi-Fiセキュリティが脆弱だったりなど、任天堂の通信系機能は弱いことが多く、DSiもハードウェアはともかく、オンライン販売の使い勝手の悪さなどもあり、それほど普及した訳ではない。もちろん、ソフトの数や品質などにも影響しただろう。
そんな中、2011年に登場したのが3DSだ。
3DSという名称は3Dという意味もあるが、第3世代のDSという意味も含まれていると考えることもできる。
3DSの一般受けする新機能としては、立体視の3Dだが、ゲーム機としての真の主要機能は通信系の機能となる。3DSではドラクエ9で爆発的に流行ったすれ違い通信などの機能を強化。インターネットからの自動通信機能なども搭載し、ゲーム機をいつも持ち歩きたいものにしようとしている。
すれ違い通信が、何らかの形でゲームの進行に影響するとすれば、一般的にゲーム機を持ち歩きたくなる。持ち歩けばゲームをやる。ゲームをやる人は、ソフトも買いたくなるといういい循環が生まれる。
インターネットからデータなどを自動受信するようになれば、受信したら少なくともゲーム機を使ってそれを確かめる、そのついでにゲームをするようになる。ゲームをやるならソフトも買いたくなるといういい循環が生まれる。
ゲーム機を買ったはいいが、少しゲームをやってほこりをかぶるとか、どこかにしまってしまったという状態にはならなくなる。
こんな通信系機能だけでも、それに対応したソフトがたくさんあれば楽しめるものの、いまのところ(2011年7月現在)これに対応したソフトがほとんどないという状況。
もちろん、こんなことをややこしく説明するよりは、3Dの立体視にポイントを絞って目玉機能として紹介した方が消費者にとってもわかりやすい。
3D(立体視)は目が疲れる
3D表示は目が疲れると一般的にいわれている。少なくとも個人的に3時間以上連続して3Dのゲームをやっても、疲れることはなかった。当然ながら、普通にこんなに連続してゲームをやれば普通に疲れはするが、立体視という理由で目が疲れることはない。
3DS自体には3Dの強弱を設定できるようになっており、個人的には70%程度に設定するのがちょうどいい。店頭などで3Dを最大にした状態で、わけもわからずゲームをやっているような方に勘違い意見が多い。
立体視が疲れるという方もいるのだろうが、店頭などで試す場合は、3Dが強すぎない程度にして、みる角度もしっかりとあわせた上でみてみるといいだろう。