テレビで付加価値とか利益重視ってアホなのかな

テレビなんかは映像を映すのが基本機能。
いかに高品質かはブラウン管やらトリニトロン管の頃には各社競い合っていたが、液晶やらのフラットパネルディスプレイになってからは、品質自体はどれも大差なくなった。
画質品質の基本は液晶の方式で、それ以外で細かい部分はある物の、問題はいかに安く作るかだ。

そんなテレビ受像器に付加価値をつけて利益を出そうなんてのがもう終わった話。
いかに他社より安く、少しでも利益を出すために数を出すかが勝負となる。

すでに20から60型程度のフルHDディスプレイは価格と台数競争のまっただ中。その中で小さな利益をどう積み上げていくかしかない。
PC用の10から30型程度も同じだが、こっちはもっと激しいかも。

一番数が出て比較的利益も出やすいのは4型前後のスマートフォン用のパネルだが単価が安い。こちらは近い将来年間5億から10億台は出るだろうから、ここで数を売って利益をいかに出すかが重要。
タブレット用の6から10型程度も同じように伸びるだろう。

付加価値が出てくるのが20から60型なら、4Kや3Dなんかの機能。特にゲーマー向けの遅延がないというのも付加価値になる。4型程度なら300ppi以上の解像度や3Dやらその他。PC用も解像度や色、3Dなどだろう。透過型のディスプレイも店舗用などに入っていくだろう。

その点、東芝は付加価値がほとんど出ないTV用の汎用ディスプレイはほとんどやる気無く、4Kやら裸眼3Dなんかを中心に力を入れてるようだ。東芝本体ではないが、スマートフォン用だとかも高解像度の物とか3Dとかいろいろがんばっているようだ。

この辺はサムスンやらLGやらも東芝あたりの後追いをしてくるだろうが、シャープやパナソニックは何やってるんだろうね。