Top Contributor Program Meetups 2014 Tokyoに参加した。日本語で言えば、トップレベルユーザー東京オフ会2014とかいう感じ。雑感を書いておこう。
ハッシュタグには #TCMeetups2014 を使っているっぽい。
そもそもトップレベルユーザーって何それ
一体何のトップレベルユーザーかというと、Googleが各プロダクト毎に容易している公式ヘルプフォーラムでいつも回答したりしているトップレベルユーザーのこと。
英語ではTop Contributor(略してTC)だけど、日本ではわかりやすくトップレベルユーザーにしている。
公式ヘルプフォーラムでは、ユーザーがそのフォーラムで貢献すると、注目株になって次はトップレベルユーザーになれる。
これは単に回答をたくさんしていればいいわけではなく、Googleの社員によって認められた人がなるシステムなので、Yahoo知恵袋みたいにアホ回答を繰り返していてもカテゴリマスターになったりはしない。
ちなみに注目株は英語ではRising Star(略してRS)となっている。
このトップレベルユーザーや注目株になる利点は特にない。
見た目での利点は、フォーラムでの発言の横に変なアイコンがつくだけ。だからどうしたのというレベル。
実際には、注目株になると、フォーラムで使える機能が増えて、重複した質問を重複設定できたり、要するにフォーラム内での雑用が出来る機能が増える。それが何の利点があるかは知らない。
トップレベルユーザーになると、さらに機能が増えて、Googleの社員とのコミュニケーション窓口も増えたりするみたい。これも一般的にはだからどうしたのレベル。
GoogleによるTCやRSの説明はこちら
http://www.google.com/intl/en/get/topcontributor/
トップレベルユーザーとかを集めて何するの
今回は2014年9月24日から26日まで3日間かけて東京で開催されたのに参加した。
参加者は日本と韓国のフォーラムで活躍している人で、Googleからお誘いを受けた合計40人ほどが参加したみたい。
トップレベルユーザーだけでは無くて、今回は注目株なんかも参加していた。私はYouTubeの注目株として参加。
3日もかけて何をやるのかというと、フォーラム関連や各プロダクトの詳細な説明を聞いたり、フォーラムをよくするために何をするべきかというディスカッションをしたり、各フォーラムで活動している人達と交流したりする。
フォーラム関連とかGoogleの事は守秘義務があって公開できないこともあるみたいだけど、そんなことも含めていろいろと紹介されたり、Googleの事を質問できたりする。
開催された場所は東京の六本木ヒルズにあるGoogleオフィスの会議室なので、Google日本のオフィス見学なんかもあったり。
Googleと言えば無料の昼食が提供されたり、お菓子が食べ放題だったりとかこの辺も体験できる。
3日と言っても、初日は夜集合で顔合わせの食事会。丸1日行われるのは2日目で、3日目の午後には解散という流れなので、目一杯スケジュールが入っているわけでも無い。
東京近郊に住んでいるなら、通うことも出来るけど、ここまでの交通費や宿泊費、食事代はすべて無料。飛行機代も宿泊費もGoogleが負担するので、ほとんどの参加者は現地宿泊で時間を気にせず深い交流が出来るというシステム。
そんなことに興味が無ければ、参加しなくてもいいけど、ここで何か自分のスキルアップに生かしたいとか、いろいろな人とコミュニケーションしたいとか思っている感度の高い人達が参加するので、それなりに楽しいイベントになるわけである。
実際に、参加者はそれぞれラップトップやらタブレットを持ち込んで、イベント中も購入したりしながらも何かをやり続けているわけである。
またやるなら参加してみたいなと思った人はどうすればいいの
こんなイベントは過去に何回か行われたらしい。
検索すると、2012年12月には1日だけ東京で開催されたり、アメリカではGoogle本社のシリコンバレーで2013年と2011年にも全世界のTCを集めて行われたらしい。
今回は世界の20カ所くらいで、地域毎に8月から10月くらいにかけて行われているとの事。
前述したとおり、日本では日本と韓国のユーザーが集まった。
このイベント自体は数ヶ月前に、Googleからお誘いを受けた人が参加できたみたい。
お誘いを受けるには、Googleの公式フォーラムで活躍している必要がある。TCなら確実にRSはどうなのか微妙だと思うけど、今回は日本語フォーラムが消滅した人にも誘っているらしいので、過去に活躍していた人なんかも誘われるみたい。
当然、登録すらしてない人が呼ばれるわけは無い(らしいけど今回は幅広い参加者を目指していたらしいけど)し、ちょっと質問しただけの人なんかも呼ばれるわけがない。
参加したいならGoogleの公式フォーラムで地道に活躍してねというわけ。
ユーザーに負担をかけないGoogleのホスタピリティ
今回のイベントですごいのが、Googleのホスタピリティ。
金銭的な負担が無いのはともかく、Googleの社員(Googlerと呼んでいるらしい)の気遣いがすばらしい。
すべてが完璧だったわけでは無いが、参加者に様々な負担がかからないような配慮をしており、直接の金銭的なメリットは無くても、こんなことをやってくれるなら、これからもヘルプフォーラムで回答をし続けようかなと思いたくなる。
Googleとしてもその辺にも狙いがあるんだろうけど、実際に、なぜか刺激を受けてイベント翌日には、今まで回答をしていたYouTube以外にも回答をしてしまったり。
各人、思うところがあったようで、世界中のヘルプフォーラムはこれをきっかけにより活発になりそうな気配。
https://www.flickr.com/photos/kamikura/sets/72157648067206771/