ウール(羊毛)とカシミアとかパシュミナの違いは難しいです。
ウールは羊の毛で、カシミアは山羊の毛でウールより高級。カシミアより高級な山羊の毛がパシュミナと認識している方は多いと思います。
羊と山羊の違いがよくわからない、生地を触ってもよくわからないことが多いと思います。
ウールと他の繊維の違いもよくわからない事が多いと思います。
ウールとは
ウールとは羊の毛の繊維で、同じような天然の繊維には綿花から作るコットン、蚕から作るシルク、パルプから作るレーヨンがあります。
わかりやすく書けば、そのウールの中ので、山羊の毛で作った高級品がカシミア、最高級品がパシュミナです。
そのカシミア製品も、単なるウールを高く売れるのでカシミア表記にしていることも、普通のウールがかなりの割合入っていることも、シルクが入っている場合、織り方、カシミア自体の品質の差などがあるので、価格もピンキリです。
インドで買う場合、ある店で似たような物を500ルピー(1,000円弱)まで値切れても、ある店では1500ルピーが最低値な場合も、ある店では2500ルピー(5,000円弱)で売ってることもあるでしょう。
どちらにしても、インドで買うカシミアと謳う物は日本で買うよりそこまで高くないので、自分で満足して買うならいいでしょうが、もの自体が自分が思っているカシミアではない場合もあるので、後で騙されたと思うかも知れません。
インドで本物を買う第一ステップ
インドで本物のカシミアなどのストールなどを買う場合の一番のポイントは、信頼できる店でまずは本物を見ることです。
カシミアなどのストールを扱っている店は、その製品の肌触りなどを試せますし、潰したり、細い所に通して柔らかさをアピールしたり、パシュミナなら水のはじき具合をデモしてくれます。
カシミアは触ってもよくわからないと思いますが、通常のカシミア製品の何倍もする100%パシュミナは明らかに違うことがわかります。
パシュミナまで扱っていて、その品質をデモしてくれるような店で限り無く本物だろう品質をまずはみておきましょう。他の店でそれと同じような物を触れば品質、価格差を比べれば限り無く本物なのか、明らかにおかしいかがわかります。
カシミアストールの種類
インドなどで土産や自分用などによく買われているのがストールやらショールです。
それ自体のサイズと厚み、織り方、刺繍、端の処理などによって価格は変わります。もちろん、カシミア自体の品質の差でも価格は変わります。
カシミアの繊維の直径が15ミクロン以下が高級品、19ミクロンまでがカシミアなどと言われますが、そんな物は素人目には全くわかりません。どっかからコピーペーストしてきた情報は役に立ちません。
端の処理も、切っただけの裁ち切り、加工してある物などがあります。
一般的には裁ち切っただけの方が高級で、端を加工してフリンジがついている物は縦糸に強いシルクが使われているなどと言われることもあります。
織り方も手織りか機械織りか、機械織りに手で刺繍した物など、表と裏側のデザインなども千差万別です。
デザインや種類によって、機械織り、シルクを使っている物などの違いもあるので、何でもかんでもカシミア100%になるわけではないです。
見分け方は結局の所わからない
はっきり言って、見た目などからは何もわからないのが実情です。カシミアやウールはさわり心地は織り方や厚みによる部分が多いので触ってもよくわかりません。
限り無く本物を扱っているだろう店に行って、本物を触った上で、自分が納得できる価格と品質の物を納得の上で買うしかないです。
繊維を燃やしてわかるのはポリエステルが入っているかで、ウールかカシミアかはわかりません。
前述したように限り無く本物に近いだろう、店員は嘘ついていないだろうものを、価格はともかく信用出来そうな高級店っぽい店で触って体験します。
その上で、価格的に納得できる店で、そのデザイン、肌触りなどから納得できる価格なら買えば良いでしょう。
そのためには何件か店を回って、価格帯の相場を確認して見ることも必要です。
一件目で買わない方が良いでしょうし、結局一件目に戻って買うのも良いでしょう。