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インドで買う本物のカシミア、パシュミナ

ウール(羊毛)とカシミアとかパシュミナの違いは難しいです。
ウールは羊の毛で、カシミアは山羊の毛でウールより高級。カシミアより高級な山羊の毛がパシュミナと認識している方は多いと思います。
羊と山羊の違いがよくわからない、生地を触ってもよくわからないことが多いと思います。
ウールと他の繊維の違いもよくわからない事が多いと思います。

手織りの100%パシュミナ(数万円)

ウールとは

ウールとは羊の毛の繊維で、同じような天然の繊維には綿花から作るコットン、蚕から作るシルク、パルプから作るレーヨンがあります。

わかりやすく書けば、そのウールの中ので、山羊の毛で作った高級品がカシミア、最高級品がパシュミナです。

そのカシミア製品も、単なるウールを高く売れるのでカシミア表記にしていることも、普通のウールがかなりの割合入っていることも、シルクが入っている場合、織り方、カシミア自体の品質の差などがあるので、価格もピンキリです。

インドで買う場合、ある店で似たような物を500ルピー(1,000円弱)まで値切れても、ある店では1500ルピーが最低値な場合も、ある店では2500ルピー(5,000円弱)で売ってることもあるでしょう。
どちらにしても、インドで買うカシミアと謳う物は日本で買うよりそこまで高くないので、自分で満足して買うならいいでしょうが、もの自体が自分が思っているカシミアではない場合もあるので、後で騙されたと思うかも知れません。

New Delhiの道端のそれっぽい物を売ってる店が集まっているところ(価格は多分安い)

インドで本物を買う第一ステップ

インドで本物のカシミアなどのストールなどを買う場合の一番のポイントは、信頼できる店でまずは本物を見ることです。

カシミアなどのストールを扱っている店は、その製品の肌触りなどを試せますし、潰したり、細い所に通して柔らかさをアピールしたり、パシュミナなら水のはじき具合をデモしてくれます。

カシミアは触ってもよくわからないと思いますが、通常のカシミア製品の何倍もする100%パシュミナは明らかに違うことがわかります。
パシュミナまで扱っていて、その品質をデモしてくれるような店で限り無く本物だろう品質をまずはみておきましょう。他の店でそれと同じような物を触れば品質、価格差を比べれば限り無く本物なのか、明らかにおかしいかがわかります。

カシミアストールの種類

インドなどで土産や自分用などによく買われているのがストールやらショールです。
それ自体のサイズと厚み、織り方、刺繍、端の処理などによって価格は変わります。もちろん、カシミア自体の品質の差でも価格は変わります。

カシミアの繊維の直径が15ミクロン以下が高級品、19ミクロンまでがカシミアなどと言われますが、そんな物は素人目には全くわかりません。どっかからコピーペーストしてきた情報は役に立ちません。

端の処理も、切っただけの裁ち切り、加工してある物などがあります。
一般的には裁ち切っただけの方が高級で、端を加工してフリンジがついている物は縦糸に強いシルクが使われているなどと言われることもあります。

織り方も手織りか機械織りか、機械織りに手で刺繍した物など、表と裏側のデザインなども千差万別です。

デザインや種類によって、機械織り、シルクを使っている物などの違いもあるので、何でもかんでもカシミア100%になるわけではないです。

自分が気に入った物を自分が適切だと思った価格で買うのが一番

見分け方は結局の所わからない

はっきり言って、見た目などからは何もわからないのが実情です。カシミアやウールはさわり心地は織り方や厚みによる部分が多いので触ってもよくわかりません。
限り無く本物を扱っているだろう店に行って、本物を触った上で、自分が納得できる価格と品質の物を納得の上で買うしかないです。

繊維を燃やしてわかるのはポリエステルが入っているかで、ウールかカシミアかはわかりません。

前述したように限り無く本物に近いだろう、店員は嘘ついていないだろうものを、価格はともかく信用出来そうな高級店っぽい店で触って体験します。
その上で、価格的に納得できる店で、そのデザイン、肌触りなどから納得できる価格なら買えば良いでしょう。

そのためには何件か店を回って、価格帯の相場を確認して見ることも必要です。
一件目で買わない方が良いでしょうし、結局一件目に戻って買うのも良いでしょう。

India Old Delhi

インド旅行の決済手段 2024年版 結局現金だけど

結論から言うと、インド旅行では外国人は現金が必須です。
その現金も500ルピー以下の札が必須で、それをある程度確保することがいかに大変で重要かは、インドに滞在すると嫌になるほどわかります。

レートその他を考えると、国際キャッシュカードなどを使ってATMからお金を引き出し、おつりの余裕がある所で細かな物を買って小額紙幣を集めて、ここぞと言うときにのみ小額紙幣を使って支払い。
ホテルなどのクレジットカード決済できるところではクレジットカードを使うというような流れが通常になるかと思います。

2024年に流通しているインドのお札

インドの決済事情 2024

インドの現地での主要な決済手段はほぼQRコード決済です。PaytamだとかUPIだとか言われている、全インド共通のQRコード決済で、それを提供する事業者は数あれど、全事業者共通で使えるQRコード決済のようです。

この決済手段で、その辺の屋台の数十円の物から、ちゃんとした店の数千円の物まで普段の買い物は何でも決済できるのがインドです。
残念ながらこれを外国人が使うのはややこしいです。

クレジットカード事情

そこそこ良い店はクレジットカードにも対応していて、例えばホテルなどは問題なく使えますが、小さめの店でクレジットカード決済自体に対応していても、国際クレジットカード(インド発行以外のクレジットカード)は機械が受け付けないパターンがあります。

現金事情

QRコード決済は外国人が利用するにはハードルが高いため、わざわざそのハードルを乗り越えて使おうと思っている方以外が、現地で普通に買い物するには現金が必要です。
(乗り越え方のヒントはこの文章の後半にあります)

なお、現地ではCash(キャッシュ)の事をQRコード決済と同一の意味で使う場合もあるようです。

現金は、現地のATMなどから降ろせば良いのですが、500ルピー札しか出てきません。
その辺の店でちょっと飲み食いしても100ルピー前後ですが、500ルピー札での支払いは、かなりの店でおつりがないので嫌がられる問題があります。

現地旧札事情

旧札はガンジーの顔の向きが逆

インド国内では2024年現在も旧札が流通していますが、実際に店などによっては利用が拒否されることもある用です。
この旧札を我々外国人と見るや、おつりで出してくる場合があります。私の場合はお札収集が趣味なので願ったり叶ったりですが、現地人は何も知らないだろうと思って嫌がらせで外国人に旧札を渡してきます。

普通は旧札をおつりに出されたら拒否して新札にしてもらいましょう。

現地両替事情

インディラガンジー国際空港の場合、両替手数料は市場レートの10%から15%程度のようです。
日本でインドルピーを両替できるのは限られた両替店のみで、例えば羽田空港第3ターミナル出国手続き完了直後のTravelexでは市場レートの30%の手数料のようです。(2024年現在)

つまり、インドの空港で両替しても日本で両替するより、ましなレートで両替できます。
おそらく街中の方がよりレートは良いでしょう。

2024年11月10日撮影の到着ロビーの両替店でのレート表示
1円を0.6ルピーで売るという表示(当時の市場レートは0.55)

現地ATM事情

現地のATMから国際対応のキャッシュカード、クレジットカードのキャッシングなどでお金を降ろせますが500ルピー単位が基本のようです。
要するに500ルピー札しか出てきません。

また、現地の特殊事情としてキャッシュカードなしでATMからお金を引き出せる制度がある用です。
携帯電話のSMSで本人確認すればお金を引き出せる機能で、ATMからお金を出そうとするとその選択肢しか表示されていない場合があります。
仕方なくその選択肢を押すと、その機能を使うしかなく、キャッシュカードをどうやって使うんだという状態になります。

選択肢を選ばすにキャッシュカードを入れると、キャッシュカードでの決済になるようです。謎です。
また、一般的にATM使用手数料が画面に表示されますが、インドの場合は出ない場合がほとんどのようです。

現地現金決済事情

例えば2024年現在の1万円相当分の約5,000ルピーを引き出した場合は500ルピー札が10枚になります。
これ自体は何の問題もありませんが、問題は実際に使う場合です。一般的に少額決済はQRコード決済をしているので、お店ではおつりがないことが多いです。

例えば、300ルピーの物を値切って200ルピーにしたが、店で現金のおつりがなく、500ルピーを渡しておつりが200ルピーしかなく、結局300ルピーで買ったみたいな間抜けなことが多発します。
実際におつりがない場合もありますが、嘘をついておつりがないことにしている場合もあるようです。

そのため、現金決済するしかない場面でおつりがないことを想定して、しっかりと小額紙幣を貯め込んでおく必要があります。

現地でルピーがなくなったとき事情

ある程度高級店ならUSドルの現金で決済できます。
ルピーと予備としてUSドルを持ち歩き、ルピーはなくなったらATMから引き出すということをやっていれば、相当な事がない限り困らないでしょう。

Uberなどの決済手段

通常、他の国でUberを使っていれば、そのままそのアカウントでインドでUberを利用出来ます。
もちろん支払いはクレジットカード決済が出来ます。(なぜかできない人もいるそうですが謎です)
カード決済の場合は、ドライバーの5人に1人くらいの割合で、クレジットカード決済のオンラン決済に文句を言ってくる人がいます。

Uberのカード決済はドライバー側に1週間後にならないとお金が入らないそうで、現金で即収入が得られる現金自体やQRコード決済の方を好むようです。
実際に90ルピー前後の支払いで、決済画面でだいぶ多めの25ルピーをチップとして押している画面を見せたとき(合計額が115ルピー)と、100ルピーを渡して10ルピーのチップになる場合(受取額が100ルピー)の場合で比較すると、人によると思いますが、後者の少額チップで現金受取の方がうれしそうでした。

Metroの決済事情

インド鉄道以外の近距離コミューター鉄道としては地下鉄のMetroがあります。
このMetroは切符を購入するシステムもありますが、旅行者向けの1日券、日本の交通系カードのようなSmart Cardもあります。

いちいち切符を買ってる人

1日券などを買うより、いちいち切符を買わないで良い、安いという理由でSmart Cardを買おうとしても、どこで買ったら良いかわからない、買うのに手続きが面倒な場合があるようです。

Smart Cardを買ったらRuPayという謎のカードを渡された

なぞのRuPayのカードはSmart Cardで間違いなく、これでMetroに乗れるのですが、画像でみたことのあるSmart Cardとはだいぶ違います。ICカードに見えるし、裏側にはクレジットカードっぽい番号も書いてあります。

そもそもSmart Cardの買い方を知っている現地人は皆無で、このなぞのRuPayを買うのにもいろんな窓口で聞きまくった上でやっと売ってるところを発見、SMS認証、Paytmの何かなどいくつかの手続きがありました。
Recharge(現地語)する場合も、券売機では出来ず、窓口で何かをやる必要があるようです。

QRコード決済を使う方法

インドで最も日常的に使われている決済手段がUPI(Unified Payment Interface)によるQRコード決済です。Paytm(ペイタム)とか様々な事業者が入っているようですが、要するにQRコードは共通で自分がどの事業者を使うかを選択出来るような制度のようです。

通常、インド国民しかつかえないQRコード決済ですが、インドに旅行に来た外国人にも開放しようという動きがある用です。

それがUPI ONE WORLDという仕組みのようです。

https://www.npci.org.in/what-we-do/upi-global/upi-one-world

このサイトを見ても具体的にどうやって外国人が使うのか2024年現在では全く不明です。
わかるのはIDFC FIRST BankかTranscorpで使えるらしいこと。

Gurugramにあるサービルレベル最悪のIDFC FIRST Bankの支店

よくわからないので、UPI ONE WORLDのサイトでは使える事になっているIDFC FIRST BankのNew Delhi南西部に位置する外国人が多く暮らしているので、慣れているだろうGurugramの支店に行くと、支店レベルでは知らないと言われたりします。

もう一方のTranscorpは、別会社でcheqというサービスを展開しています。

https://chequpi.com

他にはNamasPayというサービスもあります。

https://namaspay.in

どちらも、本人確認などの手続きで、これを取り扱っている支店などに行って登録操作をしなければならず、事前にオンラインで手続きをするとか、空港でちゃっちゃと登録するようなことは出来ません。

日本からインドへの直行便は一般的に夜到着しますが、その翌日の営業時間内にQRコード決済の登録作業をやりに行くような事が必要で、それだけで移動含めて数時間かかると見た方が良いでしょう。(2024年現在)
このため数日の滞在でQRコード決済を使うような事は非現実的で、少なくとも1週間以上滞在して、様々なところで決済する予定があるならわざわざ登録する価値があるような感じでしょうか。

結局の所、現地でいくら必要か

飲食予算

その辺の売店でボトル入りの飲料を買う場合、例えば水などの飲み物が1本50ルピーだとして、3泊4日の旅行で4日毎日買っても200ルピー(約400円)です。
その辺の安食堂で食べる場合、何を食べるかによりますが1食100ルピー(200円)前後です。ちょっと良い食堂なら200ルピーから300ルピー程度になります。このクラスでクレジットカードが使えるかは微妙です。

毎食ちょっと良い食堂に行った場合、300ルピー×3食で1,000ルピー前後でしょうか。
多めに見積もって飲食で1日1,500ルピー(3,000円)あればだいぶ余ります。
これが4日丸々必要なら6,000ルピーです。
安食堂、ストリートフード中心にする場合、チャイが10ルピー、よくわからない食べ物が25ルピーとか50ルピー、1日200から300ルピーあれば十分です。
例えば2週間インドを旅する安旅行で、安食堂中心にするなら、300ルピー×14で4,200ルピーあれば十分です。

現地の超高級店に行く場合は1食1,000ルピー(2,000円)を超えることもある用です。

飲食予算例
安く済ませたい場合、1日300ルピーあれば何とかなる。
ちょっと良いところに行きたい場合は、1食300ルピー前後になるので、1日1500ルピーあればなんとかなる。
高級店は更に必要。(クレジットカード使えるから現金いらないでしょう)

現地でビールとか買いたい場合
日本より高いと考えてください。
普通のその辺の飲食店では飲めません。

移動予算

現地で移動手段に何を使うかによります。
例えばNew Delhiなどの大都市の場合、Uberなどが使えますが、現地の同等のOlaやBlueなどもあります。
Uberは通常クレジットカードが使えますが、Olaなどは現金決済のみになります。

New DelhiなどのMetro、バスを使えばより安いですが、ちょうど良い行き先があるかないかなどによってかわります。

Metro、バスで移動する場合、1回あたり10ルピーとか20ルピーとか。1日5回乗って100ルピー程度。
現地の一般的な移動手段はAuto Rikishaw(オートリキシャ)です。基本的に交渉制で外国人に対してはふっかけた料金を言われるのが通常です。

本来2kmで25ルピーが通常のようですが、Uber等でも100ルピー前後になります。
https://www.delhitourism.gov.in/delhitourism/transport/autos.jsp

実際に乗ろうとすると、200ルピーとか言われます。A/C付のタクシー(エアコン付きのスズキSwiftみたいな車)では、Uberで2倍くらいになります。
現地ではどれがタクシーなのかの見分けがわからないです。Uberか客引きがしつこいAuto Rikishawを使ってください。

観光地を1回100ルピーで移動するを数カ所めぐると、1日あたりの移動費用は500ルピーから1000ルピー前後でしょうか。Uberでクレジットカードが使えれば現金は不要です。

Uberだと時間単位でチャーターするという方法もあります。

結局必要な予算はいくらなのか

安旅行
食べ物1日300ルピー、移動費用バスなどを活用して100ルピー、その他予備で100ルピーで1日500ルピー。

現地の普通をちょっとよい体験
食べ物1日合計1,000から1500ルピーでまあまあ良いところ、たまに安食堂。移動はUberで1回あたり100ルピーから200ルピー。合計500ルピー前後。
合計1日2,000ルピー前後。

高級旅行
移動は事前手配の車、1日5,000ルピー程度から。
食べ物は高級店、1回1,000ルピー前後。合計1日10,000ルピー弱程度。

土産物等が欲しい場合

1,000ルピー前後のカシミアだという安ストール、100ルピー前後のよくわからない工芸品などピンキリです。好きな物を購入してください。

ここでは1ルピー2円にしていますが、通常両替手数料入れても1.9円前後です。(2024年11月現在)

現金持ち出し禁止はどうなってるか

インドルピーの現金は国外持ち出し禁止になっている事を気にする人がいるようです。
なぜか、インド国外で両替できたりしてますが、空港で財布の中身なんか誰もチェックしてません。

まとめ

インド旅行ではQRコード決済が使えると使えないでは、現地でのストレスレベルがだいぶ変わります。そのQRコード決済の登録が2024年以降により便利になれば良いのですが、そんなことはあるのでしょうか。

現地で現金がいくら必要かは、Uberでクレジットカード決済ができるかどうか、おつりが出てくるところで決済できるか、小額紙幣をどのくらい使えるかなどによります。
うまく行けば、移動費用はクレジットカード中心、食べ物や安い物だけを現金決済になります。
仮に飲食をすべて現金決済のちょっと良い、1食300ルピー前後のところに行くとしても、飲食予算は1日1000ルピー、3泊4日で現金は4,000ルピーあれば十分でしょうか。
安く収める場合は、この半分以下になります。

結局必要になる現金ですが、ATMからお金を下ろして、気にせず500ルピー札を使いまくればストレスはないでしょう。
普通は、なぜ100円から200円相当の物を買うのに、おつりだなんだでこんな面倒な目に遭うのだろうという状態に陥ることでしょう。
そんなことを気にしないくらい豪遊気分で支払うか、せせこましく小銭を集めてうまいことを支払うかのどちらかになります。

ただし、添乗員について行くような旅行の場合は割高の土産物屋くらいでしかお金を使わないのではと思います。多分クレジットカードが使えるでしょう。

india e-visa

インドのビザ取得方法 2024年版

日本国籍の人がインドへ渡航するには、渡航目的が観光でもビジネスでもビザ(査証)が必要です。
インドは基本的にほぼすべての国からの渡航者にビザを必須としています。比較的多くの日本人が渡航するのにビザが必須の珍しい国の一つです。他には中国、ブラジルなどもあります。

ビザ取得自体は仕方ないとして、申請時に何段階も様々な罠、難解な部分があり、おそらくパソコン等から、この手の申請をした事無い方は難しいと思います。

インドのビザの種類

インドのビザは、到着空港で取得するVisa on Arrival、事前に電子的に取得するe-Visa、大使館等で取得する通常のVisaがあります。
それぞれ様々な条件がありますが、通常Visa on Arrivalか、電子的に取得するe-Visaを使うのが主流でしょう。

どちらも、対応渡航手段、対応空港が限られているので、陸路での入国、メジャーな空港以外からの入国の場合は注意しましょう。

一番手っ取り早いVisa on Arrival

日本と韓国など、一部の国だけに対応しているのが、Visa on Arrivalです。
日本人が海外へ渡航する際に一般的に使われているビザ免除プログラムのように、事前にビザの取得をせずにそのまま直接現地の空港で入国審査を受けて入国できる制度です。

何らかの問題で入国拒否になっていないなら、この制度で普通に入国できるでしょうが、細かな制度は頻繁に変わっているようで、審査時間、費用の支払い方法などはその時によってかわるようです。

2024年現在は時間がかかるなどの情報もあってか、実際にこの制度を使って入国する人は多くないようです。そのため、無駄に時間がかかるような事もないようです。
支払いはVisaやMasterで出来るようですが、なぜかそのカードが使えなかった場合などにどうなるのか不明です。

e-Visa

Visa on Arrival以外で、事前にビザを取得して安心して渡航できるのが、オンラインで事前に申請するe-Visaです。
e-Visa申請時の渡航目的は、旅行、仕事などでいくつかの種類があり、ビザの期間も30日、1年、5年などがあります。

期間は単純にその期間中永遠に滞在できるわけではなく、最大日数、入国回数、期間などの条件があります。
料金は国や時期、期間によって変わるようですが、日本からの場合はUS$25が基本のようです。

たまたま観光で数日や一週間前後滞在する場合なら、30日ビザでも問題ありませんが、次の章で解説する期限問題もあるので、安心を重視する場合、1年有効のビザを取得した方が良いかもしれません。

インドのe-Visa申請サイトはこちらです。
https://indianvisaonline.gov.in

30日有効e-Visaの期限問題

e-Visaを取得した場合、取得日と、期限が表示されます。
取得日としてDate of issue of ETA、e-Visaの期限としてDate of expiry of ETAが表示されています。
ETAはElectronic Travel Authorizationsの略のようです。

2024年現在、e-Visaの処理は72時間かかる事になっていますが、実際にはおおむね1日前後で承認されるようです。
申請し、決済までが終わった日がDate of issue of ETAになります。
Date of expiry of ETAは、ビザの期間によって変わりますが、30日Visaの場合は、申請日から30日後になります。
1年Visaの場合は、申請日から1年後になります。

このDate of expiry of ETAは、30日Visaの場合は入国の最終日で、それから30日間の滞在が認められます。1年Visaの場合は1年Visaが切れる期限で、入国時に認められる最終滞在日はこの日になります。

30日e-Visaは入国予定日の30日前から申請できます。1年e-Visaの場合は90日前から申請できます。

30日e-Visaは入国日から実際に30日後までの滞在が認められるので、30日間のVisaになりますが、1年e-Visaの場合は違います。
仮に4月1日に入国する場合で、仮に90日前が1月1日だとして、1月1日に申請するとします。
すると、Date of expiry of ETAは12月31日になります。つまり、実際には初めに入国した日から9ヶ月後までしか入国できないことになります。

30日e-Visaの場合、渡航日の30日前から申請できるので、仮に4月1日に渡航する予定で、30日前が3月1日だとした場合に、その日に申請をすると、Date of expiry of ETAは4月1日になります。
つまり4月1日までに入国しないと、このe-Visaの期限は切れます。

もしも、利用する飛行機が遅延した場合などは、4月2日などに到着することもあり得ます。
この場合はどうなってしまうでしょうか。日本国籍の場合はニューデリーなどの空港でVisa on Arrivalが使えるのでそれで審査を受ければ良いですが、日本国籍以外、他の空港などを利用した際には使えない場合もあります。

早めにVisaを取得したい場合でも、渡航日の25日前などに申請した方が安全でしょう。

インドVisa取得に必要な英語

インドVisa取得に必要な知識としては英語があります。
意味不明な単語は辞書、よくわからない文章は翻訳アプリなどを使えば良いので問題ないでしょう。
最終学歴、信仰している宗教など普段の生活であまり使わない単語が使われている欄もあるので、それさえわかれば自分で入力自体はできます。

インドVisa取得に必要な画像処理とPDFファイル作成

自分の画像はJPGファイルなどで送信します。ファイルサイズは1MB以下で、画像は正方形です。
パスポートの名前などが載っているページはPDFファイルとして送信します。ファイルサイズは300kb以下です。

画像の要件としては
The height and width of the Photo must be equal.
Photo should present full face, front view, eyes open and without spectacles
Center head within frame and present full head from top of hair to bottom of chin
Background should be plain light colored or white background.
No shadows on the face or on the background.
Without borders.
とあります。

Center head within frame and present full head from top of hair to bottom of chin
の要件はよくわかりません。日本などの一般的な証明写真は顔と、首や肩のシルエット例も例示されていますが特に書いていません。
要するに、明るめの背景で、日本の一般的な証明写真の縦横の画像を横に広げた物なら問題無さそうです。

問題なのがパスポート画像で、PDFファイルを300kb以下にするというのはかなり難しいです。

PDFの開発元Adobeもこの件を認識しているのか、PDFファイルをパソコンのAdobe Acrobatを使って300kbにする方法が説明されています。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/hub/compress-a-pdf-to-300kb.html
おそらくこの方法では出来ないでしょう。

2024年現在で最も簡単にパスポートページを300kbに出来る方法は、スマートフォンアプリのAdobe Scanを使用する方法です。
このアプリで撮影したり、撮影した画像を圧縮してPDFファイルにすれば300kb以下に出来ると思います。

支払い問題

インドのe-Visaで、e-Visaの期限、入力の際の英語、送信するファイル問題をクリアしても、最後の問題は支払いにあります。

クレジットカードやPayPalでの支払いが出来ますが、クレジットカードは表示されていても番号を入力した段階で拒否されるカード、入力は出来ても支払いでエラーになる場合もあるようです。
PayPalの場合は、PayPalの設定自体が完全に出来ていないと利用出来ない場合もあるようです。

どのカードが問題ないかなどはその時の状況や様々な条件によるようです。

インドビザの取得方法まとめ

日本人がインドに入国するにはビザの取得が必要です。
一番簡単なのが、対応している空港で入国時にVisa on Arrival制度を使う方法です。しかし、支払い方法、その時の審査待ち時間などがどうなっているかは不明です。VisaやMasterカードが複数あればある程度安心してこの制度での入国は可能でしょう。

事前に安心して入国するなら、事前にe-Visaを取得します。
しかし、入力、送信するファイルが少々ややこしいので、つまづく人も多いと思います。
また、入国期限問題もあります。
そして問題になるのが、e-Visaの支払いです。何とか入力できても、持っているカードでは決済できない問題が出るかも知れません。

もしも、事前に安心したい場合は、Visa取得代行業者に依頼するというのもありますが、おおむね正規料金の3倍以上の費用がかかるようです。

インド大使館
https://www.indembassy-tokyo.gov.in

インド本

インド旅行ガイドブックの選び方

海外旅行のメジャーな行き先はいくつもありますが、いつの時代にも旅人の憧れの地で、様々なトラブルが実際にある場所ながら、多くの人が訪れているのがインドです。
インドという国への旅行は、日本人が旅するには様々なハードルがあります。その中でも十分注意しなければいけないのが、実際に多発している旅人をターゲットにした詐欺や犯罪です。
どの国でも注意は必要ですが、インドでは日本人含めた旅行者に対する詐欺が横行している世界でもトップクラスに危険な国です。
それらの詐欺に対抗するには手口を知ることが一番で、そのためには様々な情報元から、インドという国を知る必要があります。

海外旅行の基本的な注意点としてはわけわからない人と話さない、荷物の管理をしっかりするなどがあります。
このような基本はインドでもしっかりと対応するとして、訪問先で特有の様々な手口を事前に知っておくことが何よりも重要です。
その地域の情勢、危険な地域、旅行者向けの詐欺などが多発している現状があるなら、その手口を知っておけば、それに近づくこともなくなり、結果的に被害を防げるようになります。
インドでは様々な詐欺があなたを待ち受けています。その詐欺の手口は既に様々な場所で紹介されており、それを知るだけでも被害にあうことを防げます。

ちなみに治安というのは社会情勢のことで、犯罪発生率とは異なります。このような言葉の定義はしっかり理解しておかないと、誤読や勘違いの原因となります。

インドの情報を知る基本

インドでの様々なトラブルに関してまとまっているのが外務省関連の情報です。インドに行く事を決めた後、行く直前など、要所要所で何度も読み返して、しっかり理解してください。

これさえ読んで、理解して、行動すれば、ほぼすべての詐欺情報は理解出来ていることになるので、詐欺被害はほぼすべて避けられます。余計な本やブログなどを読む必要はなく、無駄に長いYouTube動画を見る必要もありません。
ネットで探すと出てくる詐欺の被害にあったという報告は、すべてここに書いてある手口です。このような情報を読まずに行動して被害にあうのは、基本が出来ていなかった事を報告しているようなことになります。

外務省海外安全ホームページ インド
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html

在インド大使館
https://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Japanese_Travellers.html

ここにあるような内容はわかっていたが、うっかりその状況になってしまい、逃げるためにやむを得ず犯罪者へ支払いをしてしまうようなケースもあるようです。
うっかりそのような状況に陥らないようにするためにも、事前に情報はしっかり頭に入れて行動してください。

インドのガイドブック

詐欺関連の内容は前述した外務省関連の内容でほぼすべてカバーされています。
その上で、情報がまとまっているガイドブックを併用するのがいいでしょう。

ツアーや短期旅行向けガイドブック

地球の歩き方 インド おおむね2010年以降版
最新版が好ましいですが、詐欺情報、観光情報は取り立てて変わってもないので、2010年以降版で問題ないです。中古市場から比較的安く入手できます。
それ以前でもそこまで違いはありませんが、1990年代前半までの物はかなり時代を感じさせる古さです。

特に詐欺、トラブル事例や対処方法などは、情報が散らばっているので、全ページ読んで重要な情報をしっかり発見する必要があります。
本を普段読まない方、読解力が低い方がこれを読んでも詐欺、トラブル関連情報は見つけられない、理解出来ないかも知れません。
2010年くらいの版からは、犯罪被害にあう人の意識の低さについて疑問を呈している内容もこの本内にはあります。

各地域の見所情報が載っているので、その地域をザックリ観光するための情報元としてもちょうど良いです。
土産物、食べ物関連の内容も普通に載ってます。

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中長期旅行向けガイドブック

旅の賢人たちがつくったインド旅行最強ナビ 2019年発行

複数筆者の比較的しっかりした最近の旅行記などを中心に読めが、旅行記のような文章が中心なので、地域の観光スポット情報は特にないと考えてください。
ブログなどの旅行記などは間違っていたり、旅の初心者が書いた物が少なくないですが、こちらは旅慣れた人の旅行記がまとまっていると考えると良いかもしれません。
詐欺や犯罪被害被害などについても一部に書いてあります。実体験を元にした物で読み物としてはいいですが、外務省関連の情報を超える物ではありません。

https://amzn.to/3ztNrYK

インドという国や人々を知るための本

インド史

インド観光では、タージマハルのように350年位前の建物など、500年前くらいからのムガル帝国時代に作られた建物などの歴史的建築物や宗教的な観光地が観光の中心になっています。
このあたりの歴史をある程度頭に入れておかないと、有名観光地にわけもわからず行っただけの人になります。
まずは高校レベルの世界史のインド関連を読んで大きな流れを理解しましょう。インド史に関する内容は、なじみがない名前が多く、ある程度の流れを理解していないと、フマユーン、アクバル、シャージャハーンなど、なじみのないカタカナを1回見たくらいでは、それが名前なのか他の何かなのかなどもわからず、見当もつかない状態に陥るかも知れません。
世界史一問一答のような本で、要点の用語だけを知ることから始めるのも、敷居が低くて入りやすいかもしれません。
ある程度の流れを知ったら、Wikipediaに書いてある事を読む事から始めるのでも良いでしょう。
その上で、ムガル帝国くらいから現代までの情報をどこかで読み、観光名所と結びつくようになれば、何となくわかってくるかも知れません。
歴史自体は変わらないので、古い本当でも問題ないし、Wikipediaや各種世界史のサイトの情報でもいいでしょう。

一冊でわかるインド史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史) 2021年発行

ネットの情報ではなく、しっかりとまとまった本で情報を得たいなら、このような本で読んでおくといいでしょう。

https://amzn.to/3BmP7nv

インド人とのつきあい方―インドの常識とビジネスの奥義 2009年発行

インド人が結果的になぜ嘘を言うのか、2桁の九九の実態、価格交渉についてなど、インドでの常識についてまとまっている本です。
少々古い内容もありますが、読んでおくと中長期旅行では役に立つし、駐在するような場合は必読書になると思います。

https://amzn.to/3XNdcvf

決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本 2024年発行

すべてマンガではなく、文章とマンガが半々で構成されている、インドという国をわかりやすく知るための本になります。最近のインド関連のビジネス含めた情報を頭に入れておきたい方向けの物です。
観光情報、歴史の解説などは特に載ってません。

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近年の政治やビジネス関連は各種新書等として多く出版されています。

旅行記など

ほとんどの有名旅行記は既に古い物で、今ではあまり参考にはなりませんが、当時の状況などがよくわかる物も多く、読んでみると面白い物もあります。
インドの方々の実態としては現代とあまり変わっていないところもあるようです。
他にもありますが、旅行記として読んで損はない物をリストにしました。

最近は現地駐在の方が書いたインド生活の実際のような本も増えています。そのような本は駐在する場合には良いかもしれません。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも 2006年発行

数ある旅行記の中でも最も読みやすい。

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新ゴーゴー・インド 2001年発行

1986年版を改訂した版で、少々古いがインドなんて二度と行くかと並んで、定番となっている旅行記。

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深夜特急3ーインド・ネパールー 元は1986年

一応入れといた。
単行本の場合は2巻。

インドの旅の軌跡
バンコク(Bangkok)、コルカタ(Kolkata)
コルカタ(Kolkata)、キウル(Kiul)、ガヤ(Gaya)、ブッダガヤ(Bodh Gaya)
ブッダガヤ(Bodh Gaya)、ガヤ(Gaya)、パトナ(Patna)、ラクソール(Raxual)、ビルガンジ(Birgunj)、カトマンズ(Katmandu)
カトマンズ(Katmandu)、ビルガンジ(Birgunj)、ラクソール(Raxual)、パトナ(Patna)、バラナシ(Varanasi)
バラナシ(Varanasi)、カジュラホ(Khajuraho)
カジュラホ(Khajuraho)、ジャンシー(Jhansi)、デリー(Delhi)
デリー(Delhi)、アグラ(Agra)、ムンバイ(Mumbai)、デリー(Delhi)、アムリトサル(Amritsar)、ラホール (Lahore)

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河童が覗いたインド 1985年

全編手描きの本。(全編手描きというのは、実際に見ないと意味がわからないと思います)
それはともかく、当時の様子がよくわかる内容とイラストです。

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インドを題材にした小説等

沢山ありますが、勝手に代表的な物だけを独断でピックアップ。

石井遊佳 百年泥 2018年

チェンナイで働く日本語教師が100年に一度の大洪水に見舞われ… 芥川賞受賞作

https://amzn.to/47I9GH3

遠藤周作 深い河 1993年

遠藤周作の代表作の一つとされる作品。五人の主人公がインド旅行に参加しガンジス河に行き…

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三島由紀夫 豊饒の海 第三巻 暁の寺 1970年

三島由紀夫最後の長編小説で、輪廻転生がテーマとなったタイ、インド編。

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インド料理関係

美味しんぼ 12, 24 (24巻は1990年)
12巻に日本風カレー
24巻はカレー勝負で12巻に登場したカレー店店主も登場し、スリランカ、インドへカレー取材。海原雄山とカレー対決をする。インド料理、カレーとは何かの導入には読みやすい。

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インド・カレー紀行 2009年発行

インド史研究で著名な著者の辛島氏によるインド料理本の集大成的な本。

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食べ歩くインド 2024年発行

2020年版を合冊補強版。
各地のインド料理がこれでもかと紹介されており、その取材力の高さには脱帽する。

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京大カレー部 スパイス活動 2017年

料理としてのスパイスの本、カレーライスの本などはいくつかありますが、インドでのスパイス栽培などに関して書かれている数少ない本の一つです。
この本はそれがメインではなく一部にあるだけで、特に深く掘り下げているわけでもないですが、どこで何のスパイスが主に栽培されているのか、現地農家の状況などがわかる入門的な位置づけの物になります。
他にもっと良い本を見つけたらこれと入れ替えます。

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ヒンディー語

インドでは基本的に英語で通じますが、基本的な挨拶などは現地語を使いたい場合もあると思います。
その場合はヒンディー語でもいい場合もありますが、タミル語の方が適した地域、他の言葉の方が良い場合もあります。

残念ながら日本語によるヒンディー語の本はほとんどありません。タミル語は皆無と良いって良いでしょう。

挨拶などのヒンディー語なら、新しい地球の歩き方にはタミル語と共にいくつか掲載されています。
それ以外の旅行向けヒンディー語は

ひとり歩きの会話集 ヒンディー語 2019年

https://amzn.to/4gNRG24

くらいしかないです。

言語自体をしっかり学びたい場合は、タミル語含めてニューエクスプレスプラスシリーズと、数冊しかありません。

英語でのヒンディー語学習書籍の方が圧倒的に多いため、インドでの英語を学習した上で英語でヒンディー語を学習した方が効率的かも知れません。

インド訛りの英語は、YouTubeなどで現地訛りのヒヤリング学習するのが良いと思います。

ブログやYouTubeなど

地域の情報や、比較的新しい内容、その時筆者が感じたこと、街の雰囲気を知るには悪くありませんが、前述したように間違っている事、勘違いしている場合も少なくないです。
詐欺の被害報告は外務省の内容の手口を超える物ではありません。

そういった情報が知りたい場合は、無駄に長い動画などを視聴するより、外務省関連の内容を何度も読んだ方が役に立ちます。

インドの氷河に行く人

インドのガンジス川源流ガンゴートリー氷河への行き方

インドへの旅行と言えば、バックパッカーがガンジス河で沐浴するだとか、ニューデリー周辺のゴールデントライアングルのオールドデリー、アグラ、ジャイプルあたりのムガル帝国の知識そこそこに観光名所を回るとかが多いのではと思います。
他には欧米に憧れた人がゴアに行くとか、ヨガを体験するとかでしょうか。鉄道好きにはインドの鉄道に乗るというのも面白いかも知れません。

なんだかんだで気になるのがガンジス河や沐浴やヨガでしょうか。
そのガンジス河やヨガの聖地と言える場所が、ガンジス川上流には沢山あります。その終着地点と言えるのがガンゴートリ氷河です。

ガンゴートリ氷河

ガンジス河はヒマラヤ山脈を源流に、ガンジス河へと流れる2500kmの大河で、流域での宗教、文化的にも重要な川となっています。河なのか川なのか、Riverなのかはよくわかりませんが、現地ではGangaなどと呼ばれているようです。英語だとthe Gangesになるようです。
ここではガンジス河と書きます。

大きな川になればなるほど、支流が沢山ありますが、デーヴァプラヤーグ(Devprayag)でバギーラティー川 (Bhagirathi)とアラクナンダー川(Alaknanda)が合流しガンジス河になります。
アラクナンダー川が本流らしいですが、ガンジス河の源流はバギーラティー川とされているそうです。

その上流にあり、ガンジス河の始まりとなるヒンズー教徒にとって聖水が溶け出しているのが、ガンゴートリ氷河(Gangotri Glacier)です。

ガンゴートリ氷河へ行くには

ヒマラヤ山脈の氷河というくらいなので、山の上にそれはあります。
その麓の街へ行くのもかなり大変です。車で行けるようですが、ノンストップでも丸一かかるようで、実質途中で宿泊しないとたどり着けないと思います。
その途中となる地点を紹介していきます。

ハリドワール

ヒマラヤ山脈の始まりと言える街はハリドワール(Haridwar)です。ここから山が始まります。ニューデリーから鉄道で行く場合、ここが鉄道の実質的な終着地点となるようです。
車でニューデリーからハリドワールへは約230km、約4時間かかります。

ハリドワール(Haridwar)
https://maps.app.goo.gl/U334FhGwXyd17f4p8

リシュケシュ

ハリドワールからその先のリシケシュには鉄道が通じていますが、一般的にはハリドワールからリシケシュ含めてバスや車で行けるところまで移動するようです。ハリドワールからリシケシュは1時間程度。
このリシュケシュには1968年にビートルズが訪れたというビートルズ・アシュラムなどがあります。

リシュケシュ(Rishikesh)
https://maps.app.goo.gl/NBcjtkvJ9CzvBKap7

デーヴァプラヤーグ

前述したガンジス河という名前の始まりがデーヴァプラヤーグです。リシュケシュから車で2時間ほどかかります。

デーヴァプラヤーグ(Devprayag)
https://maps.app.goo.gl/Tr3xxPHy2eo2Bey59

ウッタルカーシーまで

デーヴァプラヤーグから、ヒマラヤの入口となるウッタルカーシーへ向かいます。
ニューデリーから車で移動する場合は、一気にウッタルカーシーへ行く方法もあるようです。この場合は約400kmをノンストップで移動しても9時間ほどかかります。
デーヴァプラヤーグからの場合も約150kmほどで約5時間かかります。つまりかなりの山道だという事です。
どこを通るかによりますが、デーヴァプラヤーグまでは2車線ですが、ここからは1車線になります。

ウッタルカーシーまではいくつかダムがあります。その一つ、テハリダム(Tehri Dam)は260.5mで世界で13番目に高いダムだそうです。

テハリダム(Tehri Dam)
https://maps.app.goo.gl/BZgJq3xNCq7C8K5U8

ウッタルカーシー

ここが各種申請の地点となっている用で、ガンゴートリ氷河などに行くには申請が必要なようです。
現時点でオンライン申請などがどうなっているのかは不明ですが、行く人はしかり事前に調べるとか準備していきましょう。
DFO Uttarkashi Permit Officeあたりに行く必要があるとかないとか。

https://uttarkashi.nic.in

また、ここではバギーラティー川がAssi ganga riverという川と合流しています。

ウッタルカーシー(Uttarkashi)
https://maps.app.goo.gl/rN2Nmk3c1K7bc1GQ8

ガングナーニ

氷河に行く許可をとったら次はその麓へ向かいますが、その途中のガングナーニには温泉地があります。

ガングナーニ(Gangnani)
https://maps.app.goo.gl/r9Ldchc1ynKHy4e99

ガンゴートリ

氷河の麓となる街がその名もガンゴートリです。ここで標高は約3,400m。
ウッタルカーシーから約100km、車で4時間ほどかかるようです。

車で行けるのはここまでで、ここからは山登りとなります。氷河の先へも行く場合は当然ながら雪山の登山となります。
ウッタルカーシーではなく、ここの登山事務所で許可を取れば良いという説もあるようです。事前にしっかり確認してください。

ガンゴートリ(Gangotri)
https://maps.app.goo.gl/rgfycxXxeSarV4rY7

ガンゴートリ氷河へ

ここから氷河へのトレッキングです。
一般的には氷河から水が出ている場所へ行くと思います。ここはゴームクと呼ばれ、牛の口という意味のヒンズー教の聖地となっているようです。標高は約4,000mです。

ゴームクまでも片道20kmほどなので、途中で宿泊するようです。往復で1泊程度は通常のようです。

ゴームク(Gaumukh)
https://maps.app.goo.gl/6hVczz65Nnio7nCb6

タポバン(Tapovan)
https://maps.app.goo.gl/RRcirJsMiz4yfQvL7

Gangotri Glacier
https://maps.app.goo.gl/4tD7SoKN2758j4GT7

ガンゴートリー氷河は標高4,000m地点にあります。普通は4月から9月に行くそうです。

https://maps.app.goo.gl/dzKjgYqAa9A5AmqE8