Duolingoはサービス開始当初に登録したので2014年4月から始めていることになっていますが、当時は少しやって役に立たないと思って止めてます。
その後、いろいろと機能も増えてきたようなので、2025年1月からやってみたところ、無意味なサービスでは無さそうと感じました。
しばらくやった所、広告が邪魔すぎるので、広告なしのDuolingo Superにして結構真面目にやってみました。
日本人の平均連続日数が200日だというので、200日経ってどうなったのかを書きます。
日本語で英語を学ぶモードで1日の平均で1時間以上はこのアプリで英語の学習というか、遊んでいます。
この1日1時間程度というのは、Duolingo内の同レベルユーザーとの比較で上位20%程度に入るようです。おおむね2時間近くやると上位10%に入るようです。
平均で1時間以上やっているので、1日のプレイ時間としては少なくとも上位20%に入っているのではと思います。
月間アクティブユーザーが1億人を超えているらしいので、全世界で2,000万人くらいは1日1時間はこのアプリを使っているような計算になるのでしょうか。
逆に言うと、ほとんどのユーザーは1日1時間以下しかやってないことになります。
1日の学習時間が短いユーザーの効果はよくわかりませんが、おそらく1日1時間以上やっている人とはかなり違うとお思います。
このくらいやっていると、Duolingo内のヘビーユーザーが集まるダイヤモンドリーグの常連になります。200日続けた段階で20週連続ダイヤモンドリーグにいる状態になりました。

1日1時間程度やるとどのくらいすすむか
実際に平均すると、おそらく1日に1時間半くらいはやっている計算になると思います。
Duolingoは大きな枠のセクション、その中のユニット、その中にレッスンがあります。
1つのレッスンは2分から5分前後で出来るように設計されています。1日1時間半くらいやると1日で1つのユニットを終わらせられるかどうかという時間です。
各レベルとユニットは
CEFR A1レベルのユニットが55
CEFR A2レベルのユニットが60
CEFR B1レベルのユニットが103
CEFR B2レベルのユニットが72
あります。
おおむね1日1時間半、200日続けると、CEFR B1レベルを終わらせられるような計算になります。
A1よりA2は難しくB2はより難しくなり、レッスン数も変わりますので、単純に同じような時間ですべてのユニットは終わらせられないですが、さらに100日程度続ければB2レベルも終わらせられます。
頑張れば、1年程度でレッスン自体は一通り終わらせられる計算で作られているのでしょうか。
CEFR B2というのは英検準1級レベルなので、このレベルが完璧なら英語に不自由することはなくなるレベルになります。
私の場合は、200日続けてようやくB1レベルの終了が見えてきた段階で、あと2週間くらいやれば、DuolingoのCEFR B1レベルとなるセクション6が終了しそうです。
Duolingoのセクション6 CEFR B1レベル終了でどうなるか
それだけやったなら英語はさぞ上達しただろうと思うかも知れませんが、全く上達した実感はありません。
やる前よりは多少ましになっているかも知れませんが、さらにやりこまないと実感出来るレベルでの上達は見込めなさそうです。
その代わり、数ヶ月前に終わらせたレベルを復習してみると、以前より簡単に感じるような気がするので、多少は上達しているのかもしれません。
少なくとも言えるのは1日1時間、200日続けても英語がペラペラになる事はないです。
もしも同じ時間でペラペラになった人がいるなら、初めからペラペラに近かった、既に多国語を習得済みで言語学習のコツをつかんでいる人、特殊な才能の持ち主などではと思います。
Duolingoだけで足りない事
特にCEFR B1レベルになると、英文法がわかってないと、なぜそれを選択するのかわからない問題が増えてきます。
Duolingo内では文法の解説はDuolingo MAXを除いて基本的にないので、Duolingoだけで文法学習せずに上達するにはかなり時間がかかると思います。
基本的にないというのは、最小限の物はあり、暗黙的学習という方法で文法を覚えていく方法をDuolingoは取っているということです。
暗黙的学習は日本人が日本語の文法を事前に覚えたような方法で、大量のインプットが必要です。1日2時間の学習を1年続けて、高校基礎レベルくらいまでの文法を暗黙的学習で学べるのかは個人的には疑問です。
それなら、高校基礎レベルくらいまでの文法は別途参考書などで学習した方がいいです。
ここには動詞が入るとかを、理解してから暗黙的学習を併用した方が学習効果は圧倒的に高いと思います。
そこで、手っ取り早いのがAndroidでGeminiを使うことです。

Duolingoをやっているときに、わからない問題が出てきたら最新のAndroidでホームボタンを押して、画面キャプチャをそのままGeminiに送れば、勝手に問題の解説をしてくれます。
もしも思った答えではなかったら、文法について解説するように頼めばいいです。
iPhoneとApple Intelligenceでもいいですが、AndroidとGeminiの組み合わせの方が操作が少なくて手っ取り早いと思います。
ここで案内された説明をさっと読んで何となく理解し、Geminiの会話履歴で後で参考書なども併用してその文法事項を確認すれば、学習効果は高まるでしょう。
これを使えば自分がどの文法項目が苦手なのかわかりますし、これでほとんどただでDuolingoを使って文法学習もできます。
さらに足りないのが発音です。
Duolingo内には発音関連レッスンもありますが、他のサービスに比べると充実しているとは言えません。ELSA Speakなど発音練習サービスも併用すると、発音に加えてリスニングの練習にもなると思います。
Duolingoのいいところ
Duolingoの最も良い部分は、学習を継続する仕掛けがあるという点です。
英語学習に限らず、この手の学習は継続することが最も重要で、数日やって止めてを繰り返したら上達することはないです。
Duolingoはやればやるほど、続けたくなるようになっていきます。そのためには1日になるべく多くのレッスンを終わらせて、学習を継続し続けるようにしましょう。
この学習の継続という意味では勉強をしない中学生くらいがやるのにちょうどいいアプリなのではとも思います。
そして、自分が苦手な項目が何かもはっきりとわかるようになります。
特定の文法項目か、ディクテーション問題なら何が出来ないから何度も聞かないといけないのか。聞き取って、文章を理解する内容なら英文を始めから理解出来ているのかなど、自分の弱い部分がレベル毎にはっきりとわかるようになります。
Duolingoおすすめ学習方法
既に書いたようにDuolingoと平行して文法学習、発音学習をしっかりやりましょう。
Duolingoはレッスンを終わらせたらペラペラになる事はありません。終わらせた上で、各レッスンを迷うことなく答えられるレベルまで繰り返しましょう。
更に余裕があれば出てくる文章をほとんど覚えるレベルまでやれば完璧です。
個人的にはDuolingoだけで、1日1時間程度はやることをおすすめします。朝30分、昼15分、夜15分などでもいいと思います。1日1レッスン程度だといつになっても学習がいったん終わりません。
この程度の学習でA1からB2レベルまでを一通り終わらせるまでにかかるのは1年間。さらに苦手な部分を何度も行うのをさらに1年くらいやれば、合計2年程度でB2レベルはなんとかできるようになるかもしれません。
その状況でいったんB1やB2、A2レベルなど自分が目標とする英語レベルまでのセクションを終わらせます。この状況で、自分が苦手としている部分が見えてくるはずなので、復習して迷うことなく答えられるレベルまで繰り返し学習します。
実用上ではB1レベルまででも問題ないと思いますが、一応用意されているB2も余裕があれば終わらせましょう。B1が難しすぎる場合はA2レベルを完璧にするのでも基本的な英会話はできるようになると思います。
学習方法まとめ
Duolingoと平行して学習している内容の文法項目をしっかり学ぶ。
発音もしっかり練習する。
目標とするレベルまでを終わらせることを第1ターゲットとして、そのレベルをいったん終わらせる。
目標としているレベルの設問を迷うことなく答えられるレベルまで繰り返す。
これが出来るようになったら更に上のレベルを学習する。
余裕があれば出てくる文章をほとんど覚えるレベルまで繰り返す。