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つまらんPC関連トレードショー

WPC EXPO 2005 と Security Solution 2005 が東京ビッグサイトで行われているが、はっきり言えばどちらもイマイチである。

WPC EXPO は会場の広さと、出展者数のバランスが悪く、通路は広くて歩きやすいが、照明の関係もあり活気があるようには思えない。それなりに人は来るだろうが、出展者も限られており、トレードショートしては失敗と言われても仕方ない状況だろう。
特に、海外メーカーはこのような状況では出展する意味があまり無いだろう。CEATECなど一本に絞った方がよい。

Security Solution 2005 は、それなりに人出がある物の、どのメーカーも似たようなソリューションであり、目新しさや画期的新製品というのはほとんど無いというのも悲しい限りである。
たまに見つけた珍しい物でも、場合によっては、プレスにも写真撮影お断りの物があったり、何のために出展しているのかわからない所もあった。その写真撮影お断りの物が、開発中の製品や、内部構造などがわかる物ならともかく、単なるPCと説明パネルなのだからあきれてくる。
少なくとも、わけのわからないセキュリティシステムを導入して、自己満足したい人向けのセキュリティ対策は、それなりに揃っている事は確認出来た。

車なんかは人や物を乗せて移動するだけの物だが、モーターショーも毎回大量に集客があるが、車と同じかそれ以上に技術革新があるPC関係の展示会は年々つまらなくなっているのは対照的でありこれはこれで面白い。
インターネット関連の展示会になると、すでに行われてもいないような状況だ。ネット関連でAjaxを展示したってしょうがないから個別セミナーみたいな形になり、大規模展示会の意味がないのもその一因だろう。

今後、CEATEC と WPC EXPO のように、同じような時期に似たようなテーマの大規模トレードショーは開催されなくなることは確実だ。
セキュリティ関係のように時事性のある物はやればそれだけ人は来るだろうが、それに何の意味があるのかは不明。
そもそも東京ビッグサイトの構造自体もややこしく、併催イベントもそのメリットがあまり無いというのも悲しい限りである。
来年のこの時期は Windows Vista 発売直前であり、(Microsoftと広告代理店が作り出した)違った盛り上がり方を見せる可能性があり、楽しみである。

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