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TSLなんかより、ティルトローター機の方が本命では?

最近TSL関連の話題をニュース番組でみるが、この件は7月にも別サイトで書いた事の繰り返しになってしまうがもう一度書こうか。
TSLは夢の高速船ということになっているが、従来25時間だったのが17時間とたったの8時間短縮するだけである。
小笠原にとって、この8時間はかなりの短縮となるのだろうが、小笠原に旅行しようかと考える人間には、8時間の短縮ではほとんど同じというのが本音である。

小笠原は東京から約1000kmの位置、時速300kmのヘリコプターで3時間~4時間とかなら行く気にもなるが、船で10時間以上ではよっぽどの趣味人が、バカンスに行く以外には行く気にもなれないような気がする。
通常のヘリは航続距離が1000kmも無いので、航空機では飛行機が本命になるが、空港建設は何かと問題も多い。

そこで登場するのは、波の影響がある飛行艇ではなく、ティルトローター機である。

Bell/Agusta BA609

ベルの BA609 は航続距離1400km程度らしいので、1000kmの小笠原は心細いが、途中で八丈島があるので何とかなるだろう。
経済的には一人10万円弱で、午前と午後で往復したらそれなりに利益は出るのでは無かろうか。シーズンオフなんかは毎日往復は止めて片道だけにするとかすればいいんでは? 細かいことは知らないけど。

そもそも小笠原はブロードバンドが整備されていないので、それを先にやるべきだと思う。


ちなみに現在の船による輸送量では月間5000人程度が限界である。
航空機でこれを実現するためには毎日往復で1便あたり160人は乗る必要がある。
ティルトローター機で空の便が追加されても、多くても旅行者が数百人増えるだけだろうが、価格の高い空路を利用する人が小笠原に落とす金額もそれなりに増えるだろうから、経済的価値は船便の旅行者の数倍はあるのではないかと思われる。

個人的にはブロードバンド環境のないところへは、金曜日発月曜日帰りくらいで行ってみたい。

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