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暴利を貪るJ:COM

ケーブルTVのJ:COMは、地デジテレビやHDDレコーダ内蔵のデジタル放送対応チューナーで直接受信出来るパススルーを2005年末に開始した。
これも1年は早く実現していれば評価に値したが、はっきり言って遅い。
遅いのはまだ許せるとしても、それを全くアピールすることなく、事実上黙り続けている事は、自社のSTB(セット・トップ・ボックス)を強制的に使わせたいのだろう。

デジタル放送がみたくて、アナログからアップグレードする際はSTBの交換が必要だが、この交換費用は一律8000円。やることはアナログからデジタル対応STBへの交換だけ。こんな事は一般的なAV機器の配線が出来る当たり前の知識がある方には不要のサービス。一律8000円というのも理解不能。
デジタルは料金が高く、観なくなったということなら、アナログに変更する事も可能だが、その場合もSTBの交換が必要になり、また8000円の料金が取られる。

ネットで調べるとJ:COMの評判は他の面でもかなり悪い。複数台のTVやHDDレコーダを使用している家庭では、1台毎に必要となるSTBビジネスは破綻しているのである。このような消費者の利益を考えない経営を続けている限りは、同社の将来は暗いとしか言わざるを得ない。

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