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PLAYSTATION 3値下げで追加赤字は1,000億円

発売前に値下げだって。値下げすることで割安感を出す作戦なのか、価格戦略が失敗したのかどちらのかはわからない。
2007年3月までにPS3を600万台販売すると言うことで、1台あたり15,000円利益が減る(赤字が増える)と計算すると、900億円利益が減る(赤字が増える)計算になる。
なかなかすごい金額だ。今のソニーに耐えられるのだろうか?

60GB HDD版
オープンプライス。20GB版+1~2万円と思われる。

20GB HDD版
62,790円(税抜59,800円)→49,980円(税抜47,600円)か?
60GBから、無線LAN、メモリースティックスロット、HDMI端子無し→無線LAN、メモリースティックスロットなし

約1万円値下げだが、Xbox360(欧米価格)と比べると若干高い程度に収まっている。Wiiと比較するとまだ倍。

ところで、本体発売日に発売されるソフトはどれだけあるのか? 面白そうな感じがするのだけだとほとんど皆無の気がするが。発売を半年も遅らせてもソフトがそろわないとは、価格が下がっても前途多難だ。

ちなみに、この価格改定は基調講演後のQ&Aセッションで公表されたと言うことで、おそらく機能くらいまでは決定していなかった事項なのでは無かろうか。急遽決定したため、基調講演では盛り込めず、Q&Aセッションでの公表となったと。
ここでも混乱ぶりがうかがえる。

HDMI端子を全モデル標準搭載した理由は「HDMI搭載テレビが増えてきたから」だそうだが、もう1年ほど前から、数は出ていてもメーカーが発売しているラインナップにはHDMI端子がついているのは当たり前だった。
「これから全員大画面テレビ買う」とかも言っているようだが、20型前後がちょうどいい場所と40型くらいがちょうどいい場所などいろんな環境があるのをわかっているのだろうか。

いろいろないいわけは得意だが、しばらく経つと言ってることが変わる会社と、ぶれていない会社のどちらがいいかと言えば、後者である。

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