新型アクオスの本当に評価される点はソフト
シャープの新型アクオスは、すべてにおいて新しくなっているようだが、画質はともかく、ソフトウェア面での向上は素晴らしい。
画質の違いは、どのメーカーのどの機種も、比べてみなければわからないレベルまで来ており、倍速のパネルが普及すれば、動きの速いものでもかなり安心してみられるのは確実だろう。
こうなってくると、重要なのはテレビの使い勝手だ。
使い勝手といっても、リモコンの押しやすさなどではなく、チャンネル切り替えの快適さや、各種メニュー表示の体感速度のことになる。
最近は複数のHDMI端子に加え、ビデオ入力も残っているため、入力端子がかなり多くなっている。
今後はつまらない放送コンテンツより、各種ゲーム機、Apple TVなどの将来期待のコンテンツを楽しむことも増えるだろう。
こうなると、チャンネルや入力端子切り替えの快適性は非常に重要だ。
このあたりがうまくできていない製品は、ビデオ入力3を表示したいだけなのに、HDMI1、HDMI2、ビデオ入力1、ビデオ入力2、ビデオ入力3と入力切り替えを5回押さなければならない。単純に5回押すだけならまだいいが、それぞれ押してから1~2秒ほど待たなければ次の入力を認識しないため、5回押すだけなのに10秒以上の時間がかかる。
これが、新型アクオスなら、入力切り替えボタンを連続で押すことも出来るし、サブウィンドウに出る入力端子切り替えを方向キーで選ぶことも出来る。
似たような機能は他機種でも実装されているが、新型アクオスの完成度は他機種を圧倒していると言っていいだろう。
他にも、番組表表示なども非常に快適で、使っていてストレスがない。