都会ではあまり見かけなくなったが、新宿には昔ながらの中華料理屋など今風でない店がいくつもある。
そもそも新宿は流行の店から、この手の古い店までいろいろあって楽しい場所であるが、未だに生き残っているということはそれなりに利益を上げているからこそなのだろう。
今回、なんとなく 気になったので入ってみたのが、山田屋という店。見るからに小汚い昔ながらの中華料理屋で、味もたいしたことはなさそうだけど、それなりに庶民が腹を満腹にさせる物をお手頃価格で出してくるのだろうと思って入ってみた。
メニューは、ラーメンやチャーハンなど、至って普通。
昼を少し過ぎて入ったので、客は半分程度だったが、ヨドバシカメラなどが近くにある好立地ということで、なかなか繁盛していそうだった。
注文して、出てきた物は、見た目も味も普通の物だったが、気になったのが、客から丸見えの厨房でなにやら怪しいことをしている点。
紹興酒かなにかはわからないが、赤いラベルのついた褐色の瓶を洗い始め、ペットボトルに入った酒らしき物を、その瓶に詰め始めた。
あきらかに、客に出すだろう飲料を詰め替えているのである。
おそらく中身は、ラベルのついた物と同等の物なのだろうし、アルコールだろうから衛生的には気にする必要はなさそうだが、こんなことは許されていいのだろうか?
食品偽装などが問題になっている今だからこそ、こんな店でも、おかしな疑惑を持たれないようなことをしていただきたい物である。
山田屋
東京都新宿区西新宿1-14-15