先日(2016年9月)、アメリカ旅行に行ったところ、今までは必須だったレンタカーが不要になっていて、世の中が変わっていることがよくわかりました。
Uberが便利すぎるからですが、それ以外のサービス含め様々なサービスが登場しており、このまま自動運転へ向けてアメリカは変わっていくんだと思います。
9月に行ったサンフランシスコ・シリコンバレーへの旅の準備段階
初めから使わないで何とかしようと思ってましたが、実際に使わなくても取り立てて問題なかったのが驚きです。
今までなら絶対にレンタカーを借りていて、無かったら現地でどうするんだよという状態でしたが。
バスを使ったら一応問題なく利用出来た
バスに便利に乗るようにするための準備はそれなりに時間かかったけど。
Uberが便利すぎる
Lyftも含めてだけど、呼んだらすぐ来てお金その他の面倒なやりとり不要でタクシーより安いのが便利すぎる。ワナもあるけど。
短時間車を利用出来るカーシェアもある
Zipcarというアメリカのカーシェアリングの会員になったけど、外国人が会員になるハードルが高くておすすめできないけど。
丸一日車を使わない限りレンタカー不要
後は長距離移動が頻繁にあるとかじゃなければもうレンタカーは不要な時代到来。
もちろんコストと利便性含め、車を借りるより安いということ。
レンタカー不要になる条件
レンタカーが不要になると言っても、アメリカの全地域でそうなわけではなく、
- Uberとかがうじゃうじゃ走っている
- バスとか鉄道とかもそれなりに利用出来る
- 長距離移動がそれほど多くない
というような条件がそろっている所に限られます。あと、現地でスマートフォンが使える必要もあり。
例えばニューヨーク、サンフランシスコあたりがそれに当たります。
アメリカでもこの地域は以前からレンタカーは不要でしたが、その周辺地域、例えばシリコンバレーもそうなっています。
ニューヨークならマンハッタンの周辺とか、ニュージャージーなんかもそうなっているのかと思います。
多分シカゴとか、日本人が良く行くような都会のアメリカならどこも似たような感じだと思います。
ロサンゼルスはバカ広く、日本人が思っているロサンゼルスの範囲は関東平野くらいあります。
このため、1日の移動範囲がどうなのかにもよりますが、一般的なサンタモニカからハリウッド、ダウンタウン周辺の移動だけならレンタカーは不要です。ロングビーチとかの方面にも行くなら微妙です。
ラスベガスもそれに近いですが、タクシー業界の関係かUberの利用が微妙みたいです。
そもそもラスベガスはレンタカーを利用しても、ホテルの駐車場から出るのに部屋から駐車場まで15分、車が駐車場内で渋滞(駐車場内での渋滞というのが存在するのです)してたら出るまで15分、外に出るまで30分かかったりするので、レンタカーも微妙なのですが。
Uberのワナ
Uber、とくにUber XやUber Poolはタクシーより安いのですが、ピーク時は数倍に跳ね上がります。
1.5倍くらいならいい方で、ひどいと3倍とか4倍になるみたいです。
何でもかんでもUberを使おうとすると時間帯によっては大変なことになります。
この後に来ること
まずは車のライドシェア
UberとかLyftの業務でのライドシェアじゃなくて、通勤とかでその辺の人を乗せてあげるライドシェアです。Waze Carpoolとか、Scoopなんかがそれです。
これで、小規模で細かな単位でのマッチングを学習させ、自動運転につなげていきます。
自動運転では1人で乗るのではなく、マッチングさせて複数人乗車が普通になると思います。その方が安いから。Uber Poolでの安さを知ったらこれでいいやという人が増えるでしょう。
今までのようなでかいバスではなく、小さめの車で出発地と目的地がほぼ同じ物同士のライドシェアを効率化した方が利用者には便利でコスト面でもお得です。
人間の運転はそれまでの学習のベースになるでしょう。
車のライドシェアを使う人は、自動運転車も積極的に利用するでしょうから。
そして、自動運転で本格的に車を所有しなくなる時代が来ます。
自動運転車時代の到来
Teslaの状況を見る限り、自動運転車は2017年頃には公道を普通に走るようになっていると思います。
通勤需要なら、自家用車の自動運転での1人移動と、自動運転車で相乗り通勤の両方があります。当面はどちらも使われるのでしょうが、相乗り通勤が主流になるのではないでしょうか。渋滞問題が深刻なので。
この辺の自動運転へ向かう途中の現地の状況を知りたい方は、2016年9月の事情をまとめた本をご覧ください。
Unlimited対応なので会員は無料です。