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ヒースローに荷物が往復で置き去りにされる(行きと帰りでロストバゲッジ)

羽田から出発するBritish Airways BA8便 この旅行でそんな目に遭うとは

ブリティッシュエアウェイズで、羽田空港からヒースロー空港経由でダブリン空港往復というルートでアイルランドに行きました。

行きの飛行機は、前日のイギリス周辺の天候の問題があり、約3時間遅延し、乗り継ぎ便のトラブルがありました。その影響で乗り継ぎ便がキャンセルになって自動的に翌日便になる問題が発生しましたが、一番のトラブルはダブリンに着いたら荷物がヒースローに置き去りだったという点です。

初めてロストバゲッジを体験しましたが、荷物を配達してもらうまでそこそこ苦労しました。
行きでは何とかなりましたが、帰りは遅延もなく、飛行機自体は問題なかったので、無事に日本に着いたと思いきや、羽田に到着すると荷物がヒースローに置きっぱなしだったことがわかりました。

1回の往復旅行の行きと帰りでロストバゲッジを2回体験しました。

大切なことをもう一度書くと、1回の旅行のどちらかで荷物をロストする人はいると思いますが、往復でロストしたということです。

アイルランド行きのトラブル

座席の事前指定が有料だったので、座席指定料1.5万円くらいを節約するために今回は予約開始直後に無料で指定する事にします。指定できる前日24時間前にうまく手続きできましたが、その時点で残っていた選択できるまともな席は2つしかありませんでした。

羽田発の便はBA8で朝8時50分なので、おおむね6時台に羽田に着いている必要があります。
その便は朝7時頃ロンドン(ヒースロー)から到着するBA7便を折り返して使います。つまり、日本時間の前日夜にオンタイムかディレイがあるのかはおおむねわかります。

今回は現地9時頃出発すべきBA7便が、12時頃出発していました。つまり飛んでくる段階で3時間の遅延が判明しています。
3時間遅延しても、飛行機の速度を速めるとかは出来ないので、朝6時に到着する必要も無いです。朝早く行く必要はありませんが、念のため予定通りで空港へ行きます。

勝手に翌日便に変更

すると日本時間深夜に2時間遅延で出発することが連絡されてきました。
その後に、乗り継ぎ便は翌日昼頃の便に変えると連絡が来ました。こうなると本来の到着翌日に予約していた諸々が行けなくなるので、何としても当日中の到着したいところです。

どうやって変更するのかはわかりません。少なくともオンラインでは何も出来ません。
そんなこともあって、朝6時頃に自分の便をどうにかするために羽田空港に行きます。

羽田に着くとすでに、チェックイン手続きが始まっていました。

既にチェックイン済みなので、バゲッジドロップの列に並びますが、なぜか先着がいません。みなさん別のチェックイン列にそこそこ大勢並んでいます。
誰も並んでいないのですぐ順番が来ます。そこで、

明日の乗り継ぎ便は嫌だ、今日中に到着したい、それがダメなら、最悪、明日の朝到着でお願いしたい。

という趣旨を話すと、もろもろあって、なぜかファーストクラスカウンターでエアリンガスの便にするという話になりました。

元の便 BA824(午後6時頃発)、自動で変更になった便(翌日午後3時頃発)、お願いして変えてもらった便 EI177(当日午後7時頃発)

今回のBA8機内食1

変えてもらったはいいが、2時間遅れだと、ヒースローの乗り継ぎ時間が1時間しか無いので大丈夫かなと思いながら機内で過ごします。
焦っても速くならないので、普通に飛行機に乗ってヒースローに到着します。

ヒースローターミナル移動バスの出発表記は役に立ちません

ブリティッシュエアウェイズはヒースローの第5ターミナルで、エアリンガスは第2ターミナルです。ヒースローでのターミナル移動はした事ありませんが、一応慌ててターミナル移動のバス乗り場に行くと、おそらく同じ飛行機に乗っていた同じ便のボーディングパスを持っている推定アイルランド人達がいました。
私も同じ便ですと伝えて、その人達に着いていくことにしました。

急いで行ったのにゲート前には誰もいない

バスが10分以上来ないという問題がありましたが、ターミナル2について、荷物検査、入国審査みたいなのを受けて走って着いていくと、推定アイルランド人はトイレにいくっぽいです。ゲートはここを曲がったところだと教えられ、本来の出発便夜7時10分の20分前に行くと、ゲートが静まりかえっています。もう行ってしまったのかと思ったら、まだ搭乗が始まっていませんでした。結局この便は30分遅れていました。

強制便変更

しばらく待っていると搭乗が始まったので、全手動の搭乗前ゲートで乗ろうとすると、何らかのエラーで人力ゲートへ。
そこへ行くと問答無用で次の便と言われます。オーバーブッキングか何かでしょうか。
私の後ろの人は自分もその目に遭うのではとビックリしていましたが、その人は乗れていました。

欧米名物Meal Deal

次の便は1時間後だそうで、今日着くならまあいいかと空港のMeal Dealで休憩します。

何とかDublin行きへ搭乗へ

その次の便に乗ると、1つ前の便に私と一緒に乗ってるはずだった、一緒にターミナル移動した推定アイルランド人も同じ便になってました。

人はダブリンに着いたが、3分前に荷物はヒースローって
人はダブリンに着いたが、3分前に荷物はヒースローって

そんなこんなでダブリンに到着して、AirTagで荷物が今どこにあるか確認すると、数分前にヒースローにあるという表示になっていました。

もしかしたら、一緒に乗った推定アイルランド人は自分が見失った隙に、アメリカ式の自分で預入荷物を空港で受け取って再度預け入れるシステムを使ったのかなと思いました。
しかし、ヒースローでそんな場所の見覚えはありません。
なぜか推定アイルランド人は普通に出てきた荷物を持って、アイルランドの自宅(推定)に帰っていきます。

この状態でバゲッジクレームから荷物が出てくるのを待っても仕方ないので、エアリンガスの荷物苦情受け付けに行きます。
そこで聞いてみると、実際にヒースローにあるという事です。そこの端末で自分で入力しろという事なので、仕方なく入力します。

何どう入力するのかもわからないので、数件入力した後に、やっぱりさっきの欄は自分の実際の住所を入力する欄だったのかとか戻って入力してなどを繰り返しながら何とか入力します。
最終的に係員にこれでいいのか聞こうとしますが、エアリンガスの係員は推定私用電話でどっか行っちゃいました。

そんなこんな状態で、税関通って出ようとすると、パスポートがありません。
さっきエアリンガスのカウンターでパスポートを見せた気がしたので、カウンターに戻るとさっき私用電話(推定)していた人が戻っています。
パスポートの件を話すと裏の事務所から持ってきました。

税関は誰もおらず素通りでしたが、自分でパスポートが無いことに気づかないとどうなっていたんでしょうか。

その時間の到着便は無く、ガラガラのバゲッジクレームですが、なぜか各所に置いてけぼりの荷物がいくつかあります。なんなんでしょうか。

アイルランド入国

そんな多分大丈夫だろうという状態で、空港から出ますが、上着は預入荷物に入れていたので外に出た瞬間に、推定5℃程度の外は寒すぎます。(10月上旬)

空港バスでホテル近くまで行って、そこから歩いてホテルまで行く予定でした。
空港バスのチケットをそこに並んでいた今日出稼ぎに来たパキスタン人(聞いたらそう言ってたので正しい)に聞くと、自分も知らないそうです。
次に来た知らない人に聞くとバスで帰るとのこと。出稼ぎパキスタン人は結局空港バスでは目的地に行かないことを知ってローカルバスに乗って行きます。

気温5度くらいのリフィー川沿いにて

そんな状態で空港バスに乗ってダブリンの街を見ますが、夜11時頃の街は欧米あるあるの夜は店がやってません。
バスを降りた地点は寒すぎたのでFreenowというタクシーアプリでタクシーを呼んでホテルまで行きます。5分くらい待ち、ホテルにはすぐ到着します。

上着が無い問題に加えて、預入荷物に入れていた歯ブラシもありません。欧米のホテルには歯ブラシはないので、歯が磨けません。この時点で夜11時を過ぎていて、ホテルに来るまで街中を見ていましたが、店がやってないので歯ブラシは買えません。

というわけで、服は基本そのままでいったん寝て、翌日予約していた観光スケジュールに備えます。
今回いろいろあったけど良かったのが当日到着したことだけです。

ロストバゲッジ後の連絡

Long Room
チケット争奪戦のkilmainham gaol

到着翌日、上着も無い中で予約していた観光していると、アメリカのLos Angelesの番号 +1-310-xxx-xxxx から電話がかかってきます。LAにいる知り合いからの電話かなと思ってでてみると、知らない人でエアリンガスのロストバゲッジに関する何らかの連絡のようでした。

寒すぎるので多少はましなパーカー(フーディー)を購入

住所とか言わせて本人確認して、どんなカバンか、どこに届けてほしいのかなどの確認です。英語なので、言葉がわからないとこの電話で手続きは出来ないと思いますが、英語が話せない人はどうしているのでしょうか。
そもそも受付は自動化していても確認は手動なのはなんでしょうか。

やっとダブリンに到着した荷物
やっとダブリンに到着した荷物

その後、昼頃すぎにダブリンの空港に荷物自体が到着しました。AirTagが持っていると実際に着いていることがわかって便利です。Tileでもわかります。
メールで届いた内容によると夕方頃から夜頃までに届くらしいです。

AirTagとTileどっちがいい
ダブリンを配達中の荷物
ダブリンを配達中の荷物

すべてAirTagとTileでトラッキングしているので、空港から何時出発したかどの辺を配達中かはわかりますが、ダブリン市内に入ってからもなかなか届きません。どんな配送システムなのかわかりませんが、そのうち届くだろうと思いながら、観光してパブに行って、夜ホテルに戻っても届いてないし、まだどこかを配送中のようです。

まだ暇なのでJamesonに行きます。ジェームソンとジンジャーエールライム

しばらく待っていると、配達員から到着したと電話がありました。
今から行くと伝えて慌てて取りに行きます。もしもホテルにいなかったらフロントに預けてくれたんでしょうか。

持ってきた車 まだ数個荷物が入ってた

羽田で預けた荷物を40時間ぶりくらいに受け取れました。これで歯が磨けます。

こんなこともあろうかと、簡単な着替え1日分は機内持ち込みしていましたが、もしも翌日も荷物が届かなかったら嫌なので丸2日は同じ服を着ていました。機内持ち込みの着替えは2日分くらいあるとより安心できるのかもしれません。

羽田に帰ってきたらまたロストバゲッジ

なんだかんだあったアイルランドでしたが、帰りの飛行機機内では疲れ切って何もしないという技を使いました。

羽田に着くも5時間くらい前にヒースローの意味は理解出来ず
(14時間前なら飛行中に検出されてないだけだが、飛行中の5時間前とは? 状態)
羽田に着くも5時間くらい前にヒースローの意味は理解出来ず
(14時間前なら飛行中に検出されてないだけだが、飛行中の5時間前とは? 状態)

羽田で入国審査までの長い道を歩きながら、いつものようにAirTagの状況を見ると5時間前にヒースローという表示になっていました。その時点ではこの意味はよくわかってませんが、日本入国では入国手続きがどう変わっているかが気になります。
知らない間に出来ていた共同キオスクというシステムは初めて使いました。(数ヶ月前はこのシステムが無い成田のターミナルを使いました)

バゲッジクレームに到着したら荷物が出てくるまで椅子に座って待つのが何時ものルーティンです。
座って待とうとすると、なぜか係員が私の名前を呼んでいます。何だろうと聞きに行くと、荷物がヒースローに置きっぱなしになっているとのこと。

行きでロストして、帰りでもロストすることなんであるのって驚いてしまいました。

日本では荷物が届いていない事を係員が乗客に伝えて、紙での手続きを手伝ってくれるシステムだそうです。
ずいぶん親切ですが、人力で無駄も多そうなシステムですね。

日本で荷物をロストした場合、事前に行ったVisit Japan Webや共同キオスクの意味なく、航空会社の職員に言われて送り先住所や、紙の税関申告書に手書きで書いて入国します。

一緒にロストした別の人と一緒に税関で素通りして入国します。

荷物は届いていませんが、ようこそ

まとめ

今回はアイルランドですが、おそらく欧米で飛行機に預けた荷物を無くすと自分で手続きしないといけません。
今回の例では、その後、英語で電話がかかってくるので、現地でつながる電話番号が必要で英語での電話会話能力が必要です。
荷物の配達員からも電話がかかってきます。これも欧米ではどこも英語でコミュニケーション出来るんでしょうか。英語圏以外だといろいろ問題ありそう。

電話番号は現地で使えるようにしておく必要があります。(着信料はどうなるんでしょうか)

一方で、日本では係員が親切に対応してくれます。

飛行機旅行では行きでロストして、帰りでロストしないなんて保証はありません。
歯ブラシ、着替え、充電器等、着いてすぐにないと困る物は機内に一通り持ち込みましょう。着替えは2日分持って行くと安心できます。

翌日の一番早いBA便で日本に到着