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ヒースローに荷物が往復で置き去りにされる(行きと帰りでロストバゲッジ)

羽田から出発するBritish Airways BA8便 この旅行でそんな目に遭うとは

ブリティッシュエアウェイズで、羽田空港からヒースロー空港経由でダブリン空港往復というルートでアイルランドに行きました。

行きの飛行機は、前日のイギリス周辺の天候の問題があり、約3時間遅延し、乗り継ぎ便のトラブルがありました。その影響で乗り継ぎ便がキャンセルになって自動的に翌日便になる問題が発生しましたが、一番のトラブルはダブリンに着いたら荷物がヒースローに置き去りだったという点です。

初めてロストバゲッジを体験しましたが、荷物を配達してもらうまでそこそこ苦労しました。
行きでは何とかなりましたが、帰りは遅延もなく、飛行機自体は問題なかったので、無事に日本に着いたと思いきや、羽田に到着すると荷物がヒースローに置きっぱなしだったことがわかりました。

1回の往復旅行の行きと帰りでロストバゲッジを2回体験しました。

大切なことをもう一度書くと、1回の旅行のどちらかで荷物をロストする人はいると思いますが、往復でロストしたということです。

アイルランド行きのトラブル

座席の事前指定が有料だったので、座席指定料1.5万円くらいを節約するために今回は予約開始直後に無料で指定する事にします。指定できる前日24時間前にうまく手続きできましたが、その時点で残っていた選択できるまともな席は2つしかありませんでした。

羽田発の便はBA8で朝8時50分なので、おおむね6時台に羽田に着いている必要があります。
その便は朝7時頃ロンドン(ヒースロー)から到着するBA7便を折り返して使います。つまり、日本時間の前日夜にオンタイムかディレイがあるのかはおおむねわかります。

今回は現地9時頃出発すべきBA7便が、12時頃出発していました。つまり飛んでくる段階で3時間の遅延が判明しています。
3時間遅延しても、飛行機の速度を速めるとかは出来ないので、朝6時に到着する必要も無いです。朝早く行く必要はありませんが、念のため予定通りで空港へ行きます。

勝手に翌日便に変更

すると日本時間深夜に2時間遅延で出発することが連絡されてきました。
その後に、乗り継ぎ便は翌日昼頃の便に変えると連絡が来ました。こうなると本来の到着翌日に予約していた諸々が行けなくなるので、何としても当日中の到着したいところです。

どうやって変更するのかはわかりません。少なくともオンラインでは何も出来ません。
そんなこともあって、朝6時頃に自分の便をどうにかするために羽田空港に行きます。

羽田に着くとすでに、チェックイン手続きが始まっていました。

既にチェックイン済みなので、バゲッジドロップの列に並びますが、なぜか先着がいません。みなさん別のチェックイン列にそこそこ大勢並んでいます。
誰も並んでいないのですぐ順番が来ます。そこで、

明日の乗り継ぎ便は嫌だ、今日中に到着したい、それがダメなら、最悪、明日の朝到着でお願いしたい。

という趣旨を話すと、もろもろあって、なぜかファーストクラスカウンターでエアリンガスの便にするという話になりました。

元の便 BA824(午後6時頃発)、自動で変更になった便(翌日午後3時頃発)、お願いして変えてもらった便 EI177(当日午後7時頃発)

今回のBA8機内食1

変えてもらったはいいが、2時間遅れだと、ヒースローの乗り継ぎ時間が1時間しか無いので大丈夫かなと思いながら機内で過ごします。
焦っても速くならないので、普通に飛行機に乗ってヒースローに到着します。

ヒースローターミナル移動バスの出発表記は役に立ちません

ブリティッシュエアウェイズはヒースローの第5ターミナルで、エアリンガスは第2ターミナルです。ヒースローでのターミナル移動はした事ありませんが、一応慌ててターミナル移動のバス乗り場に行くと、おそらく同じ飛行機に乗っていた同じ便のボーディングパスを持っている推定アイルランド人達がいました。
私も同じ便ですと伝えて、その人達に着いていくことにしました。

急いで行ったのにゲート前には誰もいない

バスが10分以上来ないという問題がありましたが、ターミナル2について、荷物検査、入国審査みたいなのを受けて走って着いていくと、推定アイルランド人はトイレにいくっぽいです。ゲートはここを曲がったところだと教えられ、本来の出発便夜7時10分の20分前に行くと、ゲートが静まりかえっています。もう行ってしまったのかと思ったら、まだ搭乗が始まっていませんでした。結局この便は30分遅れていました。

強制便変更

しばらく待っていると搭乗が始まったので、全手動の搭乗前ゲートで乗ろうとすると、何らかのエラーで人力ゲートへ。
そこへ行くと問答無用で次の便と言われます。オーバーブッキングか何かでしょうか。
私の後ろの人は自分もその目に遭うのではとビックリしていましたが、その人は乗れていました。

欧米名物Meal Deal

次の便は1時間後だそうで、今日着くならまあいいかと空港のMeal Dealで休憩します。

何とかDublin行きへ搭乗へ

その次の便に乗ると、1つ前の便に私と一緒に乗ってるはずだった、一緒にターミナル移動した推定アイルランド人も同じ便になってました。

人はダブリンに着いたが、3分前に荷物はヒースローって
人はダブリンに着いたが、3分前に荷物はヒースローって

そんなこんなでダブリンに到着して、AirTagで荷物が今どこにあるか確認すると、数分前にヒースローにあるという表示になっていました。

もしかしたら、一緒に乗った推定アイルランド人は自分が見失った隙に、アメリカ式の自分で預入荷物を空港で受け取って再度預け入れるシステムを使ったのかなと思いました。
しかし、ヒースローでそんな場所の見覚えはありません。
なぜか推定アイルランド人は普通に出てきた荷物を持って、アイルランドの自宅(推定)に帰っていきます。

この状態でバゲッジクレームから荷物が出てくるのを待っても仕方ないので、エアリンガスの荷物苦情受け付けに行きます。
そこで聞いてみると、実際にヒースローにあるという事です。そこの端末で自分で入力しろという事なので、仕方なく入力します。

何どう入力するのかもわからないので、数件入力した後に、やっぱりさっきの欄は自分の実際の住所を入力する欄だったのかとか戻って入力してなどを繰り返しながら何とか入力します。
最終的に係員にこれでいいのか聞こうとしますが、エアリンガスの係員は推定私用電話でどっか行っちゃいました。

そんなこんな状態で、税関通って出ようとすると、パスポートがありません。
さっきエアリンガスのカウンターでパスポートを見せた気がしたので、カウンターに戻るとさっき私用電話(推定)していた人が戻っています。
パスポートの件を話すと裏の事務所から持ってきました。

税関は誰もおらず素通りでしたが、自分でパスポートが無いことに気づかないとどうなっていたんでしょうか。

その時間の到着便は無く、ガラガラのバゲッジクレームですが、なぜか各所に置いてけぼりの荷物がいくつかあります。なんなんでしょうか。

アイルランド入国

そんな多分大丈夫だろうという状態で、空港から出ますが、上着は預入荷物に入れていたので外に出た瞬間に、推定5℃程度の外は寒すぎます。(10月上旬)

空港バスでホテル近くまで行って、そこから歩いてホテルまで行く予定でした。
空港バスのチケットをそこに並んでいた今日出稼ぎに来たパキスタン人(聞いたらそう言ってたので正しい)に聞くと、自分も知らないそうです。
次に来た知らない人に聞くとバスで帰るとのこと。出稼ぎパキスタン人は結局空港バスでは目的地に行かないことを知ってローカルバスに乗って行きます。

気温5度くらいのリフィー川沿いにて

そんな状態で空港バスに乗ってダブリンの街を見ますが、夜11時頃の街は欧米あるあるの夜は店がやってません。
バスを降りた地点は寒すぎたのでFreenowというタクシーアプリでタクシーを呼んでホテルまで行きます。5分くらい待ち、ホテルにはすぐ到着します。

上着が無い問題に加えて、預入荷物に入れていた歯ブラシもありません。欧米のホテルには歯ブラシはないので、歯が磨けません。この時点で夜11時を過ぎていて、ホテルに来るまで街中を見ていましたが、店がやってないので歯ブラシは買えません。

というわけで、服は基本そのままでいったん寝て、翌日予約していた観光スケジュールに備えます。
今回いろいろあったけど良かったのが当日到着したことだけです。

ロストバゲッジ後の連絡

Long Room
チケット争奪戦のkilmainham gaol

到着翌日、上着も無い中で予約していた観光していると、アメリカのLos Angelesの番号 +1-310-xxx-xxxx から電話がかかってきます。LAにいる知り合いからの電話かなと思ってでてみると、知らない人でエアリンガスのロストバゲッジに関する何らかの連絡のようでした。

寒すぎるので多少はましなパーカー(フーディー)を購入

住所とか言わせて本人確認して、どんなカバンか、どこに届けてほしいのかなどの確認です。英語なので、言葉がわからないとこの電話で手続きは出来ないと思いますが、英語が話せない人はどうしているのでしょうか。
そもそも受付は自動化していても確認は手動なのはなんでしょうか。

やっとダブリンに到着した荷物
やっとダブリンに到着した荷物

その後、昼頃すぎにダブリンの空港に荷物自体が到着しました。AirTagが持っていると実際に着いていることがわかって便利です。Tileでもわかります。
メールで届いた内容によると夕方頃から夜頃までに届くらしいです。

AirTagとTileどっちがいい
ダブリンを配達中の荷物
ダブリンを配達中の荷物

すべてAirTagとTileでトラッキングしているので、空港から何時出発したかどの辺を配達中かはわかりますが、ダブリン市内に入ってからもなかなか届きません。どんな配送システムなのかわかりませんが、そのうち届くだろうと思いながら、観光してパブに行って、夜ホテルに戻っても届いてないし、まだどこかを配送中のようです。

まだ暇なのでJamesonに行きます。ジェームソンとジンジャーエールライム

しばらく待っていると、配達員から到着したと電話がありました。
今から行くと伝えて慌てて取りに行きます。もしもホテルにいなかったらフロントに預けてくれたんでしょうか。

持ってきた車 まだ数個荷物が入ってた

羽田で預けた荷物を40時間ぶりくらいに受け取れました。これで歯が磨けます。

こんなこともあろうかと、簡単な着替え1日分は機内持ち込みしていましたが、もしも翌日も荷物が届かなかったら嫌なので丸2日は同じ服を着ていました。機内持ち込みの着替えは2日分くらいあるとより安心できるのかもしれません。

羽田に帰ってきたらまたロストバゲッジ

なんだかんだあったアイルランドでしたが、帰りの飛行機機内では疲れ切って何もしないという技を使いました。

羽田に着くも5時間くらい前にヒースローの意味は理解出来ず
(14時間前なら飛行中に検出されてないだけだが、飛行中の5時間前とは? 状態)
羽田に着くも5時間くらい前にヒースローの意味は理解出来ず
(14時間前なら飛行中に検出されてないだけだが、飛行中の5時間前とは? 状態)

羽田で入国審査までの長い道を歩きながら、いつものようにAirTagの状況を見ると5時間前にヒースローという表示になっていました。その時点ではこの意味はよくわかってませんが、日本入国では入国手続きがどう変わっているかが気になります。
知らない間に出来ていた共同キオスクというシステムは初めて使いました。(数ヶ月前はこのシステムが無い成田のターミナルを使いました)

バゲッジクレームに到着したら荷物が出てくるまで椅子に座って待つのが何時ものルーティンです。
座って待とうとすると、なぜか係員が私の名前を呼んでいます。何だろうと聞きに行くと、荷物がヒースローに置きっぱなしになっているとのこと。

行きでロストして、帰りでもロストすることなんであるのって驚いてしまいました。

日本では荷物が届いていない事を係員が乗客に伝えて、紙での手続きを手伝ってくれるシステムだそうです。
ずいぶん親切ですが、人力で無駄も多そうなシステムですね。

日本で荷物をロストした場合、事前に行ったVisit Japan Webや共同キオスクの意味なく、航空会社の職員に言われて送り先住所や、紙の税関申告書に手書きで書いて入国します。

一緒にロストした別の人と一緒に税関で素通りして入国します。

荷物は届いていませんが、ようこそ

まとめ

今回はアイルランドですが、おそらく欧米で飛行機に預けた荷物を無くすと自分で手続きしないといけません。
今回の例では、その後、英語で電話がかかってくるので、現地でつながる電話番号が必要で英語での電話会話能力が必要です。
荷物の配達員からも電話がかかってきます。これも欧米ではどこも英語でコミュニケーション出来るんでしょうか。英語圏以外だといろいろ問題ありそう。

電話番号は現地で使えるようにしておく必要があります。(着信料はどうなるんでしょうか)

一方で、日本では係員が親切に対応してくれます。

飛行機旅行では行きでロストして、帰りでロストしないなんて保証はありません。
歯ブラシ、着替え、充電器等、着いてすぐにないと困る物は機内に一通り持ち込みましょう。着替えは2日分持って行くと安心できます。

翌日の一番早いBA便で日本に到着

3.6万円で行くマレーシアの旅 – 中国東方航空編

特に目的も無く飛行機チケットをチェックしていると数日後発のUS$250、当時の為替で約3.6万円で行ける場所を見つけたので、単に安く行けるならということで2024年8月末に実際に行ってみました。

中国東方航空(China Eastern Airlines)を使う物で、行きは羽田発、上海経由、クアラルンプール。帰りはクアラルンプールから上海、成田着というルートです。
中国東方航空と言えば、以前から日本から西側に飛ぶ便を探す時に真っ先に出てくる安い航空会社です。
この航空会社がどんなもんか調べる意味でも使ってみます。

趣味は航空チケット探し

2024年夏に安い航空チケットを探していると、US$850のLA、US$350のグアムなどがありましたが、台湾、香港あたりは微妙に高い。US$350のグアムはエコノミーの中の最も安いクラスで、カバンその他を入れると結構高くなるので、今回は無し。

いろいろみていると、バンコク行きがUS$250でした。中国東方航空の上海乗り継ぎで、乗り継ぎ時間は2時間。
ちょうど台風が来ている時期で、少しでも遅延したら乗り継げません。それも面白いですが、他をみてみると、マレーシアのクアラルンプール行きも同じ価格で、夜到着の乗り継ぎ時間は5時間。

5時間の乗り継ぎなら運が良ければ2時間くらいの現地入国も可能っぽいです。急いでの乗り継ぎ先の観光は大変なので、空港でぷらぷらするのも良いでしょう。

事前準備

中国東方航空はなぜか安いチケットを出していますが、日本から上海行きの便がすごく多いです。席が上手くさばけなかった時に安い便が出てくるのでしょうか。
サービスその他がどうなのかは使ったことないのでわかりませんが、オンラインチェックインしようとしてもなぜか出来ません。

中国東方航空でオンラインチェックイン不可のエラー

仕方ないので、アプリでとかやろうとしましたが、どうやらこの航空会社の会員にならないと実質何も出来ないようです。

旅を終えてわかりましたが、中国東方航空は様々な制約で、出来ない事、行きは出来たのに、帰りは出来ないとか謎なことが多かったです。

羽田発、上海便

羽田発上海便は、コードシェアで実際に乗るのは上海航空になります。
中国東方航空便ではMU 8634。上海航空便ではFM896です。

午後5時10分発、現地夜7時10分着の予定で、飛行時間は約3時間です。

羽田にて

オンラインチェックインが出来ないし、どうせ手続きも遅いでしょうから、何かあってもいいようにだいぶ早めの午後1時50分には空港に到着します。すると、2時10分からカウンターオープンと書いてあるので、20分前から並びます。実際に受付が始まったのは2時15分でした。先客は30名ほどのようでしたが、私の番が回ってきたのは午後2時35分なので、複数カウンターあるのに1人1分ほどかかっている計算です。
なぜか預入荷物は、係員がタグつけた後に手動で持っていきます。
念のためFace Express機能を使おうとしますが非対応でした。

荷物はそのままクアラルンプールまで行くそうで、上海からの乗り継ぎ便の搭乗券もその場で発券されました。

なお、この搭乗券にはブッキングクラスはZと書いてあります。

普通に遅延

午後5時10分発ですが、念のため午後4時頃にはゲート前に行ってみますが当然何もありません。
空港をウロウロして、普通は搭乗が始まる4時40分頃になっても、何も始まる気配がありません。ゲート前に並ぶ人もいますが5時になっても何も無く、突然出発が5時45分になった事が伝えられます。

よくわからない状態からやっとゲートが開く上海航空
やっと搭乗が始まった上海行き

5時45分なら、15分から搭乗開始と思いきや30分頃から搭乗が始まります。
私がゲートを通ったのは結局6時ちょい前でした。

この旅で唯一の個別ディスプレイ

席に着いたのが午後6時3分頃。
飛行機が動き出したのが午後6時30分頃です。
それからしばらくすると、空港内の中途半端な場所で止まりました。

羽田のこの位置で2時間止まります。

なぜ止まっているのかは不明ですが、しばらくすると、トラフィックコントロールがどうのこうのというアナウンスが一回入ったきりで、止まり続けます。
その間、ピーナッツなどが配られますが、アナウンスは何も無く、結局8時25分頃にようやく動き出します。
航空ログがわかるサイトによると8時37分に離陸のようになっていますが、実際にほぼその時刻のようです。

MU8634の機内食

機内食がでて、飛行ログのサイトによると、現地9時52分到着なので、2時間半程度飛んでいたようです。
降機が始まったのは現地10時10分すぎくらいから、私が降りたのは10時15分頃でした。遅延時間は3時間です。飛んでいた時間より長いです。

上海航空 B787 エコノミークラスの席

ほとんどの乗客は中国人のようで、日本発ながら、日本人乗客はほとんどいませんでした。
前述したバンコク便も同じ便を使いますが、これに乗ってたら確実に乗れませんでした。その場合はどうしてたのでしょうか。

ところで、中国東方航空関連便は乗った全便には、服にマークなどはありませんが、どっからどうみても見た目スカイマーシャルな人が乗っていました。

中国で乗り継ぎ

中国の個人生体情報自動収集機
中国の生体情報収集マシン

中国では入国時に外国人は指紋の登録が必要になるようで、自動登録機があります。
私の場合は入国せずに乗り継ぎできるはずですが、どうやって乗り継ぐのかはよくわかりません。

乗り継ぎの搭乗券があればTransitへ

歩いているとTransitとかいてあるので、それに沿って歩いて行きます。
何やらカウンターで話し込んでいる人がいますが、たまたま暇そうな係員に搭乗券を見せると、乗り継ぎのドアを開けてもらえました。

そのまま、道なりに歩いて行きます。

歩いて行くと、荷物検査があるので、手荷物の検査を受けますが、世界一レベルに厳しい検査でした。
パソコン類はもちろん、モバイルバッテリーは全部出さないと行けない。ケーブル類などを入れている小物入れも出さないといけないなど、IT機器を大量に持ち歩いている人には面倒くさすぎる検査ですが、検査するだけなので黙って従います。

夜中の上海空港。見た目は他の外国空港とほぼ同じ
上海空港

いろいろ繰り返して、そんなこんなで、乗り継ぎは出来たみたいです。
この時点で10時40分。ここからゲートに行きますが、夜という事もあってガラガラの空港で飛行機降りてから乗り継ぎのために荷物検査を受け終わるまで30分かかりました。

乗り継ぎ時間が2時間などの場合は、かなりギリギリになるのではと思います。まあ、今回は到着が3時間遅れたわけですが。

なお、通常この便では遅延がなければ現地午後7時には現地に着いているらしいです。

次の便へ

上海空港で飲める青島ビール
青島ビール

荷物検査を受け終わって解放された場所は免税店エリアですが、主要な店舗は午後10時という事で閉まってます。
飲食店がやってたので、せっかくなので見たことない入れ物の青島ビールを飲んでみます。30元(約600円)。VISAのタッチ決済で買えます。

上海空港の電車
上海空港の電車

そんなこんなで、乗る飛行機は、ターミナルなのか建物が違うらしいので、移動します。
移動はどこの空港でも名物の地下鉄みたいな乗り物です。

上海空港のアメリカ Hudson Market
Hudson Market

着いた先も免税店エリアですが、基本的に何も無く、便利店と書いてある看板が見えたので、そこへ行ってみます。
その便利店はHudson Marketでアメリカでした。アメリカの店舗はHudson Newsでロゴは同じで、資本がどうなっているのかは不明。

ビール売り場

中身は中国ですが、500mlくらいのビールが10から20元(200円から300円)で売ってます。
次の飛行機まで暇そうなので、ビールとお菓子を買います。

上海空港の電源コンセント
上海空港の電源コンセント 2024年版

ゲート近くに行くと椅子とテーブルエリアがあり、テーブルエリアでは電源が供給されていました。
コンセント形状はAタイプとOタイプに加えてUSB Aの端子がありました。コンセントのAタイプはBかCと共用のようです。

上海、クアラルンプール

MU8571
MU8571

上海、クアラルンプールもコードシェアで実際の運行は上海航空です。
MU8571、FM863で午前0時10分発、現地5時40分着予定です。

当然、普通に遅延し、午後11時40分になってもゲートが開く気配がありません。
ここでも1回遅延しているというアナウンスがあったきり、どうなるのかわかりません。アナウンスを聞き逃すと何もわかりません。
中国東方航空のアナウンスは1回こっきりのようです。

実際にゲートが開いたのは午前0時30分ころで、私が飛行機の座席に着いたのは0時35分ころです。
それから遅いのはもう慣れっこで1時15分頃動き出し、実際の離陸は1時35分です。

MU8571の機内食
MU8571の機内食

深夜便なのに機内食は普通のメニューです。上段、真ん中の物は謎の豆スープ、緑豆沙で中国の夏の銘菓かなんからしいです。

現地へ到着し、飛行機から出たのが午前6時48分頃となります。

羽田で大幅遅延がありましたが、それを見越して長い乗り継ぎにしたおかけで、次の便にも乗れ、最終的な遅延時間は本来の到着朝6時頃の予定が、朝7時で遅れはたったの1時間となりました。

上海航空のビジネスクラス
真の富豪が使う上海航空のビジネスクラス

荷物ピックアップ

マレーシア入国
一部の国民はこちらマーク

上海からきたので、上海から来た便のレーンに行こうとするとありません。
あるのはSingaporeだ、Dhakaだで、他には知らないPudong(浦东)という表示しかありません。上海を探してさまよって、乗ってきた便名をみるとPudong(浦东)が上海の事だとわかりました。

Shanghai表示は無し

実に不親切です。

マレーシアにて

今回の旅で一番うまかった飲み物はスイカジュース。(これではない)

マレーシアの旅の様子はここでは書きません。

マレーシアから上海へ

帰国へのマレーシアから上海も中国東方航空の便で午後7時55分発、上海到着午前1時35分予定です。
MU8652、FM866です。

オンラインでのチェックインは当然出来ませんが、オンラインでなぜか事前座席指定だけは出来ます。
帰りの便は気が変わって乗る数日前にいったんやった指定を変更しようとしたのですが、なぜか変更出来ない状態になりました。謎です。

羽田の経験があるので3時間前には着いておきたいところです。比較的早めに宿泊先に預けていた荷物をピックアップ、途中で乗る列車を間違えた物の、空港には午後4時40分頃到着出来ました。

KUL中国東方航空のカウンター
クアラルンプール空港の中国東方航空のカウンターを待つ人

カウンター前に、先客は数十名いましたが、カウンターが開いたのは午後5時頃です。
今回は羽田よりスムーズで午後5時15分頃にはボーディングパスを渡されますが、上海行きのみです。聞いても成田まで荷物も行かないとしか答えないので、上海で荷物をピックアップする必要があるようです。謎です。

チェックインカウンター近くには鼎泰豊なんかがありましたが、中の方が良いだろうと思って、出国審査を受けます。
クアラルンプールの空港の出国審査前の荷物チェックはかなり簡略化された物で、ゲート前で入念なチェックをするシンガポール空港と同等タイプのようです。

KUL
クアラルンプールの空港内にはミニジャングルがあります

出国審査が終わったのが午後6時。
ゲートがある建物に到着したのが午後6時15分。その時点で、いつものように遅延表示です。予定時刻は午後8時20分になってました。

スマートフォンの電池がないので、飲食店で充電しようとしますが、入った飲食店には電源がありませんでした。
仕方なしにバーで割高のビールを飲んで充電します。

ゲート内セキュリティエリアに入る列
セキュリティゲートの出入り口は飛行機から降りる人、乗る人共通なので到着が遅延してるとセキュリティエリアに入るのも遅延します

そろそろ時間という事で、早めの7時30分にゲート前に行くと、ゲート内セキュリティエリアに入ろうと並んでいる人だらけです。早く行かないと電源を利用出来ません。
なぜか混乱して、乗り遅れると勘違いしている中国人客に、遅延してるから問題なしって教えてあげました。
中国人なのに遅延が当然の中国東方航空を使うのが初めてなのでしょうか。

何とかゲート内セキュリティエリアに入れたのが午後7時55分頃。マレーシア仕様のBFタイプ電源を確保し短時間でも充電します。
乗客は並び順が適当な中国人だらけのようでした。

搭乗が始まったのは午後8時5分頃。
席に着いたのが8時20分前です。

MU8652の機内食
MU8652の機内食

飛行機が動き出したのが、8時24頃、離陸は8時40分で今回は45分しか遅延しませんでした。
着陸は翌日午前1時45分、1時55分に止まりました。
遅延はたったの30分くらいになりました。

機体から降りたのが午前2時2分頃、2時20分頃には入国審査かトランジットかエリアに着き、ウロウロしますが、案内もなく、どうしたら良いかわかりません。
係員に聞くと、トランジットカードを書けとのこと。

中国のトランジットカード 白ベースに青い線が入っている物
中国の空港の入国カード記入テーブル

英語での正式名はTemporary Entry Foreignersという用紙に記入、指紋も登録して一時入国しないといけないそうです。

午後2時35分頃書き終わって、入国審査を受けようとすると、航空券を出せとのこと。
中国にはあるのか知りませんが、国際的に航空券なんかないので、搭乗券の意味と捉えますが、持ってるわけないので、ないと答えると、電子版で良いというので、日程を書いただけのスマートフォン内のメモを見せます。

グタグタ文句を言われますが、これしか無いので仕方ありません。

なんだかんだで一時入国許可をもらい、入国して荷物を受け取ります。
荷物は他の一般客用のは出払った後のようでした。

今回初めて実質中国に航空便で入国します。午前2時53分頃。飛行機到着から入国まで1時間かかりました。

中国で乗り継ぎがある場合は、航空券手配した際の正規の領収書等をPDF等で保存しておくと良さそうです。

夜の上海空港にて

深夜の上海空港出発フロア
深夜の上海空港出発フロア

上海国際空港というよりもPudong(浦东)空港の方が正しいのかも知れませんが、次の便は午前7時55分です。あと5時間ありますが、夜中の上海に観光へ行く気はしません。

なにより空港の入口にはセキュリティ検査があって、一歩でも外出ると面倒くさそうです。

スターバックスで寝てる人
スターバックスで寝てる人
航空会社のカウンターに係員がいたと思ったら寝てる人
航空会社のカウンター内で寝てる人

ということで、空港内で過ごすことにしますが、椅子という椅子は既に誰かに占有されています。
航空会社のカウンター内の椅子にも誰かが作業中かと思ったら、ただの寝てる人。
スターバックスなどの店のソファーも寝ている人で占領されています。

椅子がないのはともかく、売店がどこもやってません。

上海空港のローソン
到着フロアにあるローソン

唯一やってたのは、到着フロアのローソンのみです。
ここで飲み物とお菓子等を買って、夜食とします。

中国ローソンの飲み物
空港のローソンの’飲み物例
中国ローソンのお菓子
中国ローソンのお菓子例 亀田の柿の種が売ってます

この出発エリアでの問題は使える電源が一切無いということです。機内で満充電しておかないと路頭に迷うところでした。

椅子は端っこの方にかろうじてあったのでそこに座ります。
アジアの空港名物の熱いお湯マシーンもあるので、持ってきたボトルとスティックコーヒーを活用します。

上海空港の始発便
上海空港の早朝便

この空港で一番早い出発は午前7時10分。計算上、午前4時台に各種搭乗手続きが始まるはずです。
実際に何かの動きが始まったのは午前4時45分頃からでした。

上海から成田へ

成田便は今回の便で初めてコードシェアではない中国東方航空MU727です。
午前7時55分発、午後12時00分着です。

暇なので、自分便の手続きを早く終わらすために午前5時頃からゲート前で並びます。実際に受付が始まったのは5時23分頃です。
5時40分頃にチェックイン手続きを終わらせ、出国審査を受けます。
中国の検査は一度やっているので、セキュリティでもスムーズです。すべての怪しそうに見える荷物は取りだしてレーンに載せます。
もめることも無く、1回のスキャンやり直しだけでセキュリティエリアに入れました。

上海空港のスターバックス
早朝営業していたスターバックスなど

出発ゲートのフロアには6時20分頃到着。
早朝やってるのはスターバックスくらいしかありません。
それにしても広い空港です。

端が見えない空港
長い空港

出発ゲート前に到着すると既に寝てる人が大勢います。
この人達は何時にここに到着したのでしょうか。入国不要のトランジット制度を利用出来た人としか考えられません。
それはともかく、ゲート前の椅子では電源確保が重要です。

後でわかりましたが、この機体はこの旅で唯一の電源が一切ない物でした。上海航空の方が良いです。

アジア名物熱湯マシン
熱湯マシンはセキュリティエリアにも出国前エリアにもあります

今回は午前7時15分頃からゲートでの手続きが始まりました。
席に着いたのは午後7時30分過ぎ。

上海空港で搭乗始まる

8時18分頃離陸で、めずらしく、ほとんど遅延しませんでした。
乗ってる乗客はオセアニア、東ヨーロッパ、中東方面が多そうです。中国人はほとんどいないようで、もちろん日本人(に見える人)もいません。

機内食には気になって仕方なくなる「緑豆沙」がついています。
別にうまくも無く、緑色でも無いけど、また食べたくなります。

MU727の機内食
MU727
中国東方航空食品 緑豆沙
中国で積み込まれるらしい緑豆沙
中国東方航空食品 緑豆沙
中国東方航空食品 緑豆沙

成田着陸は午後12時10分頃、機体から降りたのが12時20分頃です。
成田第2ターミナル名物の長々歩かされ、日本入国が12時50分頃となります。

上海発、成田行きの乗客のほとんどはオセアニア、中東、東欧系
成田行きなのに日本人がほぼいない乗客

税関の手続きは数ヶ月に一度の入国でも毎回変わってますね。毎回さっぱりわかりません。

ローコストバスに乗って東京駅に向かいます。乗れたバスは午後1時5分発でした。

中国東方航空を使うということ

中国東方航空はSkyteamです
Skyteam

LCCでもないのに異様に安いルートがあった場合には、過剰なサービス、定刻通りの運航を期待せずに乗れば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
何よりも荷物預けに別途料金がかからない事が良すぎます。LCCのあれは何なんでしょうか。

上海での乗り継ぎになった場合、手続きがどうなるかはその時によると思いますが、いったん入国しての深夜の空港内での乗り継ぎはすることがなさ過ぎるのでおすすめしません。
それ以外での乗り継ぎは、どうせ遅延するので、それを見越したスケジュールならいいのではという感じでしょうか。
東アジア人は全員中国語で話しかけられると思いますが、スタッフは英語をしゃべれるようなので問題ないでしょう。

機内食や機内サービスは、普通にあるので、味やら何やらの注文がうるさくなければ問題ありません。
アルコールが無い、ブッキングクラスZではマイルが貯まらないなどの問題は些細なことでしょう。

今までは「中国東方航空 = あやしい」というイメージしかありませんでしたが、遅延と夜中の上海乗り継ぎさえ何とかすれば、安くてそれなりの航空会社というイメージに変わりました。

機内持ち込みキャリーバッグのサイズとエースのProtecA

2014年の最新の機内持ち込みサイズは横幅14インチ、厚み9インチ、高さ22インチ。3辺合計45インチ。
cmにすると、35.8×23×56.3。

これはアメリカ系大手の小さめサイズで、このサイズにしておけば文句は言われないだろうという物。
もう少し大きい航空会社もあるが、小さいのを基準にしておかないといろいろ面倒。

さらに言えば、頭上の荷物入れに縦方向に入れるのが理想。
横に入れると他の人の2倍は場所をとってしまい大迷惑。

いろいろと調べると、縦方向に入れるには高さは20インチ、50cm程度が目安らしい。
51cmで行けるかどうかが重要なのだが、機種などによっても違うだろうし微妙なところだろう。

50×35x23cmあたりが目安。

ということで、日本を誇る鞄メーカーのエース商会のProtecA(プロテカ)シリーズからこの条件に合うのを探すと。

MAXPASS II マックスパス ツー 12353
H42×W34×D19cm (外寸:H45×W35×D20cm)、2.3 kg、23 L、33,000円

MAXPASS f マックスパス エフ 12361
H42×W34×D19cm (外寸:H45×W35×D20cm)、2.3 kg、23 L、35,000円

PLITE-L プライト エル 12341
H40×W33×D21cm (外寸:H51×W33×D22cm)、2 kg、22 L、32,000円

PLITE-Free プライト フリー 12281
H40×W32×D21cm (外寸:H50×W32×D22cm)、1.9 kg、21 L、25,000円

SOLLIE ソリエ 12381
H40×W30×D21cm (外寸:H49×W31×D23cm)、2.5 kg、21 L、42,000円

AGENTO アジェント 12201
H41×W31×D21cm (外寸:H50×W32×D24cm)、2.7 kg、23 L、34,000円

REMOVE リムーブ 12276
H41×W31×D21cm (外寸:H51×W33×D24cm)、2.7 kg、22 L、32,000円

FINA フィーナ 12001
H40×W34×D22cm (外寸:H46×W35×D25cm)、1.6 kg、24 L、29,000円

あたりになり、ハードのは条件にカスルものすらない。

サイズ、容量から計算すると、MAXPASS IIと、このおばさん向けMAXPASS fが適合する。
MAXPASS II マックスパス ツー 12353は縦方向にもう少し大きく出来そうだが、現時点では容量が23L、自重が2.3kgということで妥協できるところではある。
このくらいのが1つあれば、貴重品類はこの中に入れて重い思いをしないですむかもしれない。

どうでもいい服類はボストンバッグに入れて預ける。
問題はなぜかどこも安売りをしていない点。

アジア-北米路線の委託手荷物1個化を考える

2013年中頃から国際的に、アジア-北米間の委託手荷物が2個から1個に減った。

もちろんエコノミークラス。
ちなみに委託手荷物とは空港で預ける荷物である。

今までは1個あたり23kg(50ポンド)が2個まで預けられたが、2013年中頃から1個に減った。

これによって、今までと同じように大きめのバッグ2個に適当に入れていたのが、1個で重量に注意して入れる必要が出てきた。

かと言っても、超過してしまう可能性はあるわけで、このときにどうなるかというと。

Delta
重量超過 75ドル
2個目 100ドル

United
重量超過 15000円(200ドル)
2個目 9000円(100ドル)

ANA
重量超過 3000円
2個目 2個目 9000円

というわけで、航空会社によって全然違う。
特にUnitedの重量超過がえげつない。これは本当なのかな。

100ドルくらいの料金が発生するとなると、航空券が10万円だったら1割高。往復での超過すると2割、Unitedだとさらに、ということになる。

一方で、JAL、American、Singaporeなんかは2個いいらしい。
こうなると、超過料金も含めて考え、一見高そうに見える航空券が最終的に安くなることもあり得る。

ちなみにサイズは、3辺の和が158cm(62インチ)が標準サイズで、292cm(115インチ)が最大サイズ。

エアーアジア 成田-釜山 8200円

AirAsiaで成田から行けるどこかを調べてみたら、普通に韓国行きが安かった。
成田-仁川で15,000円程度(航空券の料金は特に書かなかったら往復に決まってるんだろ)でも十分安いし、成田-釜山で8,200円というのがあった。
家から成田空港に行くのに、電車で往復で速いのに乗ると7,000円くらいはかかるから、下手すると成田行く方が高くなってしまうぞ。

羽田からクアラルンプールまでは3万円くらいからで、これも普通に安い。
香港とか台湾行きも増やしてくれ。