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キヤノン PowerShot SX230 HS修理メモ

PowerShot SX230 HSで動画撮影時に、画面中央付近が黒っぽくなる現象が発生した。

故障の原因はカメラを持ったまま芝生のグラウンドで転んだときに、本体に微妙に隙間が空いて、その時にゴミが入ったのだろう。隙間は両側から押したら元に戻った。
自動開閉シャッター部分も押されて開け閉めがスムーズでなくなったが、金属部分を指でゆるめたらまともに動くようになった。ここは見た目が多少悪いが修理しないでもいい。

2011年4月19日にサポートセンターに持ち込んで、現象を確認、修理となった。
2011年4月27日に修理完了の連絡があって、30日に取りに行った。

修理票によれば、CCDにゴミが付着していたため現象が発生することを確認、CCDを含む光学湯にニットを交換した。前カバーユニットも交換した。と書いてある。

CCDではなくてCMOSだと思うが、とにかくゴミを取り除くだけなのに丸ごと交換になるというコンパクトデジタルカメラ。
もしも有償修理だった場合にも1万円しないくらいみたいなので、購入後1年半程度だったら有償でも修理してもらう方が得かな。場合よっては2万円くらいで最新型になるので、買い換えた方がいい場合もありそうだ。

何はともあれ、時間は多少かかったが、修理内容自体に文句はない。

Canon PowerShot SX230 HSでGPSを使う

CanonのコンパクトデジカメPowerShot SX230 HSにある注目機能の一つはGPSだ。
このカメラのGPS機能は写真や動画にGPS情報を書き込む以外に、GPSロガー機能がある。

GPS情報はバッテリーを取り外すなどすると本体無いから消されるようで、充電した後バッテリを取りつけるなどして、撮影しようとしても初め2分くらいはGPS情報が記録されない。
位置情報を取得するには電源を入れたままの状態で2分くらいかかる。
バッテリを入れ替えて初めての撮影の際、GPS情報を記録したければ、とりあえず外に出たら撮影しなくても電源を入れてGPS情報を取得する必要がある。

一度取得すればその後は、比較的短い時間でGPS情報が記録されるようになるようだが、取り出してすぐに撮影する(撮影まで数秒)という場合は、GPS情報が記録されないことが多い。10秒程度構図などを考えていると大抵は問題ない。

位置情報自体はかなり正確に記録されているようだ。

GPSロガー機能を使うとこの時間が短くなると思ったが、そんなことはないようだ。
GPSロガーで記録されるのは2分間隔程度の情報。ログファイルは
/DCIM/CANONMSC/GPS/
以下に記録され、日付ベースのyymmddx.LOGというファイルが作られる。
ファイルフォーマットがNMEAなのかどうかは不明だが、Google Earthでこのファイルを取り込むと問題なくログ情報として記録されていることがわかる。
おそらく他の地図ソフトなどでも読めるのだろう。

屋外では鞄の中に入れていても、ほぼ問題なく記録されるが、室内に入った場合、捕捉を誤り、しばらく正確な情報が記録されなくなる。
大きな施設に入り、入り口と出口が違うと、入り口まではいいが、出てからそこそこ長い間おかしな場所にいたことになってしまうので注意が必要だ。

ロガー機能を使用したバッテリ消費などはまだよくわからないが、総評すると、GPS捕捉時間は短くはないが、うまく使えば面白く使えそうだ。

出来れば、フジフイルムFinePix F550EXRにある、現在地から撮影地までの距離などが表示されると良かったし、どうせなら本体内で地図が表示されると良かったが、数世代後の製品に期待しよう。