アメリカは欧米各国と同じようにクレジットカード社会です。
単にクレジットカードを多用するだけではなく、クレジットカードを持っている事を前提になっていることがよくあります。
日本の常識が通じないこともあるので注意しましょう。
クレジットカードが必須
例えばホテルですが、チェックイン時にデポジットとして、クレジットカード番号を登録します。
クレジットカードを持っていない場合、信用がない人ということで宿泊を拒否されることがあります。日本からの旅行者のように信用度は高いが、クレジットカードを持っていない様な方は旅行代理店に相談してください。
その辺のいろいろな苦労を考えると、旅行前にクレジットカードを取得しておくのが一番手っ取り早いです。
現金はちょっとでいい
現地で何に使うかにもよりますが、あまり買い物はしない、ちょっと街中をうろうろするくらいなら、1日数十ドルで十分でしょう。
仮に4日間滞在するなら100ドルもあれば十分かと思います。
防犯の意味でも、財布に何十万円とか入れて持ち歩くのは止めましょう。
アメリカドルをどう調達するか
アメリカドルは日本での両替が一番手っ取り早くて為替差損も少ないと思います。
両替はいろいろな場所で可能ですが数百ドル程度なら、日本の空港で両替するのが面倒がなくて良いかと思います。例えば街中の金券ショップの方が為替レートがいい場合もありますが、1ドル1円程度の違いでしかないので100ドルで100円程度しか変わりません。その差を気にするとか数千ドルを両替したいなら別ですが。
両替の際には20ドル札を中心に1ドルや5ドル札を多めに両替してください。100ドル札は偽札防止のため、事実上現地で使えません。安い物を買う際に20ドルでもいやがれることがよくあります。このため1ドルや5ドル札は多ければ多いほどいいです。
高額な買い物といっても数十ドル以上ではクレジットカードを使いましょう。
あまったコイン問題
どこの国に旅行する際にも問題になりますが、現地ではコインが余りがちです。
余ったコインの一般的な消費方法は、ホテルのチップにする、空港で使う、ユニセフに寄付するとなります。
ホテルのチップにする場合、ホテルを出発した後に発生するコインが利用できません。
国際空港ではコインとクレジットカードという組み合わせで、コインを全て消費するというやり方が一般的に通用するのでこちらを試すのもいいでしょう。
最終的に日本に持ってきてしまったという場合などはユニセフに寄付できますので、空港のどこかにあるユニセフの募金箱を見つけてください。
またその国に行くという場合は取っておけばいいでしょう。
チップ問題
そこかしこでチップが必要となります。
特にレストランですが、ファーストフードを除くとチップは必須と思うといいです。
チップの金額は15%程度が最低ラインのようになっているので、10ドルの食事なら1.5ドルのチップを加えた金額を支払う必要があります。
ざっくり言うと税金の2倍の金額が15ドルくらいになるので、仮に16ドルの食事をして税金1.2ドルで合計17.2ドルと書かれたレシートを渡されたら、2.5ドルくらいのチップを書いておけば問題ないでしょう。
計算とかが面倒くさくなるので、2.8ドルのチップにして合計金額を20ドルにしておくとかいうやり方もあります。
この辺は、支払い方法含めて慣れが必要な部分かと思います。
その他の豆知識
トラベラーズチェックは過去の遺物です。
現地で銀行から預金を下ろすには、特定の銀行の口座が必要になります。
キャッシュパスポートという銀行口座的にお金を下ろせる仕組みもあります。
一番手っ取り早く現地のATMからお金をおろす方法はクレジットカードでのキャッシングですけど。