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YouTube パートナーフォーラム メモ 2010年2月開催

YouTubeでビデオ投稿する人は大きく分けて2種類に分けられる。通常の投稿者とパートナー。
通常の投稿者になるには、オリジナルのビデオを投稿できる環境にあれば誰でも可能だが、パートナーというもう一つの分類になるには、いくつかの条件がある。
その条件はよくわからないが、要するに投稿した動画が多くの人に視聴されていれば、パートナーになれるらしい。

パートナーになると、動画に広告を掲載して収益化できたり、容量が大きく、10分以上の動画でも掲載できたり、自分の動画画面をカスタマイズ出来るようになったりするメリットがある。もちろん、著作権的におかしな動画を載せているような人はパートナーになれるはずがない。

その日本のパートナー向けの勉強会みたいなのが、渋谷にあるGoogle社内で行われた。何人招待しているのかわからないが、50名ほどが参加して最適化など、YouTubeに関するさまざまな情報が提供された。
質疑応答含め、これに参加できなかった人や、通常の投稿者にも有益な情報があるので、ここでいくつか紹介したい。

当日は、撮影などが禁止されていたので、写真や動画はない。ブログへの記載については何も言ってなかったので問題ないのだろう。

最適化
動画を投稿したら、タイトルや説明などを記入するが、ここで重要なのが、その動画の説明をしっかりと書くこと。その上で、国際対応、日本人なら日本語だけにせず、例えば英語でも書くことで、検索に引っかかりやすくなる。これで、世界中のユーザーに動画を届けられるようになる。
説明も、検索で表示される初めの方に、見たくなるような説明を書くことも重要。
英語と言っても、きっちり英文で書く必要はなく、例えば猫の動画なら、タグにCatと書けばいいだけなのでたいしたことはない。
もちろん、特定の国の人に見せたい動画なら、その国で使われている言語で書こう。

動画レスポンス
視聴者が多いアメリカのパートナーなどは、動画レスポンスを有効に使っているようで、この機能を使うことを推奨していた。

YouTubeのキーワードツール
https://ads.youtube.com/keyword_tool
YouTubeのキーワードツールというのがある。いろいろと活用できそうだ。

日本のユーザー割合やYouTubeの立ち位置
性別
女 40.3%
男 59.7%

年齢分布
50以上 16.9%
40-49 19.7%
30-30 27.9%
20-29 19.6%
19以下 15.9%

日本のサイト全体で、YouTubeは5位。エンターテイメント分野では1位。

YouTubeに対しての意見その他
サポート用のオンラインフォーラムがあるので、意見や質問はここでやるといいとのこと。パートナーはパートナー向けのフォーラムがあるのでそこで。
日本語のもUSのスタッフが翻訳ツールを使って読んでいるとのこと。

以下、主にパートナー向け

バナー
パートナーはバナーを使えるが、パーソナルブランディングとしてこのバナーは重要。また、このバナーにはアニメも使えるので、有効活用したい。

広告
パートナーは広告が表示されるが、広告には2種類あり、AdWordsの広告と、純広告というYouTube用の純粋な広告。
AdWordsは通常のWebサイト用の広告と同じで、AdSenseの画面でコンテンツ向けAdSenseのホストと表示されるのがこの広告。AdSenseの画面でYouTubeと表示されているのが純広告。

パートナーになるとすべての動画に広告を入れられるが、それとは別に、個別動画に広告を入れるプログラムがあるとのこと。
アメリカではYouTubeパートナーからの収入で生活している人もいるとのこと。

プロモート動画
プロモート動画にすると、動画中に広告のようなメッセージを入れられる。

ということで、私のもこれらの情報を元に最適化してみたいと思う。

http://www.youtube.com/user/masarukamikura

ちなみに、今回の会は個人的には有用だったし、他の人も結構満足していたようなので、今後も開催すると思われる。今回参加できなかった人は次回以降に期待してください。

YouTubeのアスペクト比を調べる

2009年頃からだと思うが、HD対応になったりして、アスペクト比が4:3では無くなってから、YouTubeが変わったアスペクト比を採用している。

調べてみると、960px x 480 でちょうど2:1のアスペクト比となっている。

YouTube Aspect Ratio 201002

一般的な16:9の動画では横に黒帯が出るし、シネマスコープサイズだと、上下に黒帯が出る。

いったい、YouTubeは何を基準にこの画面デザインを採用しているのかと思い、さらに調べてみると、2:1を採用している最近のカメラを発見した。

それが、REDである。
http://www.red.com/

このREDは4Kなどの高画質映像を撮影できるカメラを開発しており、映像業界で注目を集めている。

テレビ放送の高画質化は、互換性などの点で難しいが、コンピューターで再生すれば、能力次第なので、4Kだろうが8Kだろうがお構いなし。
そんな、REDの普及を見据えたのか、それとも深く考えた物ではないのか、2:1の画角でデザインされているYouTube。これからどうなるのだろうか。

YouTubeにある国内ニュース

YouTubeは動画配信サイトとしてかなり有力だが、国内のテレビ局もこれを無視できなくなってきたようだ。
NHKは番組予告編だけをYouTubeに配信していて観る価値がないが、いくつか有用なコンテンツを提供しているテレビ局などがある。

特にニュースが充実しているのが、テレビ朝日系のANN NEWSだ。
主要なニュースを頻繁にアップロードしており、これさえ押さえておけば国内ニュースを動画でチェックできる。
また、TBS News-iも同じようにニュースがあるし、時事通信チャンネルは芸能系が中心だが動画で提供しているのは貴重だ。

TOKYO MXは相当開き直っているので、かなりのちゃんとした動画コンテンツをYouTubeに提供しており、好きな方にはいいコンテンツとなっている。

ということで、日本の動画コンテンツも徐々にネットで解放されつつある。
日経ブロードバンドニュースやNHKのニュースもネットにあるが、使い勝手が非常に悪い。ニュースを見ようと思う方は使い勝手などの点も含め、ANN Newsがおすすめである。

ANN NEWS
時事通信チャンネル
TBS News-i
TOKYO MX
NHKonline

YouTubeで2GB以上の動画をアップロードする方法 パートナー向け

YouTubeは一般ユーザーの場合、動画の容量は2GBまで、パートナーの場合20GBまでとなっている。
この容量に決まっているようだが、Webのアップローダーにアップロードの制限がある。

現在のWeb上の通常のアップローダーは、どの程度アップロードしているかを表示するプログレスバー付きになっているが、このアップローダーの場合、1GBが制限のようだ。

http://upload.youtube.com/my_videos_upload

これ以外に、Bluk Upload Pluginがある。
こちらは2GBまでアップロードできる。パートナーも2GBまでで、2GBを越えた場合、ネットワークエラーと表示され、例えば3GBの動画をアップロードした場合、60%程度で止まる。

http://www.youtube.com/my_videos_multiupload

これ以外にWebでは、通常のアップロード画面にプログレスバーが出ない物がある。
この場合、1GBや2GB以上の動画でもアップロードできるようだ。(私は成功していないが)

http://upload.youtube.com/my_videos_upload?restrict=html_form

パートナーの場合、2009年11月頃までは通常とは違うアップロード画面(古い物)だったが、それ以降は一般ユーザーと同じになっている。
同じになってはいるが、それぞれに容量制限があるので、注意していただきたい。

YouTubeパートナーになってはみた物の・・・

何度も断られたが、ようやくYouTubeパートナーになった。

YouTubeパートナーとは、Google Adsenseによる広告が動画についてマネタイズ出来るようになり、動画の長さや容量の制限が緩くなると言うような物。
パートナー専用の機能もいくつかあるが、ユーザーがもっとも恩恵を受けるのは上の二つだろう。

パートナーになってはみた物の、これになれる基準は相変わらずよくわからない。
個人的に思ったのは、著作権的に問題ないそこそこちゃんとした動画をアップロードしていて、視聴者数が多い人や、YouTubeの担当者が気に入る動画をアップロードしていれば確実にパートナーになれる。

ブログなどにある情報によれば、アップロードしている動画の総視聴回数が数十万レベルでも、パートナーになれるらしい。
たとえば、電車が走っているところや、飛行機の離着陸シーン、オリジナルのアニメなどの投稿者は、結構パートナーになっている事も多い。他にはメディア系企業のアカウントも、数字は少なくてもどういうわけかほとんどがパートナーになっている。

YouTubeからお誘いがあるようなこともあるとのことだが、担当者が好きな動画をあげている人に送っているのか、広告媒体としての価値があると判断しているからかはわからない。
少なくともそんな連絡があった場合、YouTubeのお墨付きということで喜んでいいとは思う。

そうでない場合、いろいろな説があるが、そこそこの動画をアップロードしているのなら、とにかく再生回数やチャンネル登録者数がすべてだと思う。
日本なら総視聴回数100万、チャンネル登録者数100以上くらいでなれるのではないかと思う。
実際、私の場合は、チャンネル登録者数はもう少し多かったが、今まではほぼ無視という状態だったのに、動画の内容自体は特に変えることなく、数字さえあがったら認められた。

認められてからは、実際に広告が配信されるようになるまではとんとん拍子に進む。
機械的に処理されているらしく、YouTubeとGoogle AdSenseのアカウントを関連づけるような作業をし、著作権などに関する規約を守らせるためのチュートリアルなどを終わらせれば、広告配信設定が可能になる。
すでにあげた動画も、あとから広告を出せるように設定できるが、設定から数時間後には広告が配信されているのが確認できた。この広告表示までの期間に何をしているかはわからないが、人力か何かで動画をチェックしているのだろう。

問題は、どれだけ儲かるかだが、こればっかりは始まったばかりでよくわからない。
通常の広告とは異なり、結果がわかるようになるまで2ヶ月前後かかるとのことだ。
パートナーになると、AdSenseに「コンテンツ向け AdSense のホスト」というのが表示されるようになる。これが何かはわからないが、YouTubeと関係しているようだ。
これを見る限り、広告としての効果は通常のWebと同程度のようだ。つまり、1,000PVあたり数十円から数百円という感じだと思われる。

それ以上に問題なのが、Webのアップロード画面なんかが、パートナーになると変わるという点。いい方に変わるのではなく、通常のYouTubeユーザーが昔使っていた物になり使い勝手が悪い。
さらに、私の動画が容量が大きすぎるからなのか、半分くらいの確率で、アップロードを失敗する。単にWeb画面でエラーになるのならいいが、Internal Server Errorなんかが表示される。

このまましばらく様子をみることにしたい。

追記:
その後、2009年12月にアップロード画面が一般ユーザーと同じになった。
すでに一般ユーザーではないので、全く同じかどうかはわからないが、同等になったようだ。しかしアップロードに関しては問題もある。

YouTubeで2GB以上の動画をアップロードする方法 パートナー向け

http://www.youtube.com/user/masarukamikura