PS3は年末発売にすべき
PS3 のコストは日本円で8万円前後という報道があるが、Xbox 360 のコストが (推定)5万円前後な事から考え、使用される最新デバイスを考えれば無難な値であると思われる。
PS3 の販売価格を Xbox 360 に近い 5万円に設定したとして、2～3万円程度の赤字となるだろう。このコストで100万台販売した場合、200億から300億円の赤字となってしまう。今のSCEI(もしくはSONY)にそんな出費は許されるのだろうか?
単なるハイエンドゲーム機として Xbox 360 と PS3 は世界的にはそれなりに成功するだろうが、既にゲーム市場自体が新しい物へと変革している日本では、いくら画面が綺麗でも Xbox 360 は売れていない。Xbox 360 が売れていない要因は様々あるが、Nintendo DS のような新しいタイプのゲーム機しか受け入れられなくなっているのは確かなようだ。
この流れは、今後他国でも進行すると思われるが、長期的に見た場合、任天堂の次世代機のような新機軸を打ち出せないハードは衰退の危機にある。
今後、10年程度の視野で見た場合、今無理をしてコストの高いハードを出すよりは、各種デバイスが少しでもこなれる時期に発売し、傷口を広げない方が無難では無かろうか?
マイクロソフトのように資金力豊富なところが、そこそこのコストで、Xbox 360 出しているのはまだいいが、会社として崖っぷちの SONY がコストの高い PS3 で赤字を広げるのは見ていられない。
