いいわけ上手
新型デジタル製品で、他社に遅れている・詰めの甘い部分はどこの会社にもある。
これらの点を指摘され、「確かに、今後の課題です」なんて言われれば、今後に期待という事になるが、「当社の方針はこうで、その方がいいはずだ」みたいなことを言われることも時々ある。そうなると、なんだこの会社は、自分の会社で出来ていない部分は適当にごまかしているのか、それとも、本当にその方がユーザーにとって良いのかということになるが、明らかに遅れている部分に関しては、ごまかしているだけだろう。
Appleの場合、会社(カリスマ一人?)の方針がきっちりとしており、その会社がこう使えと言った物をそのまま使っていれば、全体的なソフトウェアのユーザービリティもしっかりと考えられており、とりあえず問題なく使える。こんな会社の方針なら従ってもいいかもしれないが、方針が二転三転するような会社の場合使う気にならない。
方針が二転三転する会社は日本メーカーに多いが、その中でも、本当にユーザーを考えて物作りをしているメーカーは、いろんな意見を聞く余裕もあるようで、担当者もいろいろ悩んでいることを言葉の端々で感じることが多い。
一方、言い訳がましいことばかり言って、自社のよくわからない方針で強制的に使わせたいメーカーは、このメーカーは本当に大丈夫なのかと感じる。
おそらく、ユーザーのことを本当に考えた会社だけが生き残るのだと思うが、再建中メーカーの中にも自社のわけのわからない方針で使わせたい会社が多い。部外者でも心配になってくる。