サントリーの白州蒸留所見学イベントが行われると言うことで、無料と言うこともあり応募して当選したので参加してきた。
アルコール類はビールとワインで見学の経験はあるものの、酒(日本酒のこと)と焼酎とウィスキーなんかはまだ無い。酒はそこいら中に酒蔵はあるものの、見学できるところは少ないためなかなかできず、焼酎はどこでやっているのかよくわからん。
ウィスキーは行くならシングルモルトで京都の山崎か山梨の白州だとは思っていたが、どちらも中途半端に遠いので面倒くさくて行かなかった。
ということで、このイベントを見つけたときは、まさに俺様のためだけに企画されたイベントだと思って応募したわけだ。
応募した後よく調べると、
白州蒸溜所でシングルモルトウイスキーセミナーのブロガーイベントを開催します。
にあるように、単なる工場見学ではなく、時が育むシングルモルトの魅力講座だった。見学して終わりじゃないのは面倒くさそうだけど、無料だからいいやということで参加。
新宿集合でバスに乗って工場まで行くと言うことで、どんなぽんこつバスかと思っていたら、ちゃんとしたはとバスでびっくり。はとバスなんか乗るのは初めてだ。
9時半出発で途中渋滞もあり現地に着いたのは13時頃。
森の中にある蒸留所そのままに、山の中の建物の間に木だらけの工場だ。東京よりちょっと寒い。到着後、昼食と工場見学の後、ウイスキーセミナーという行程。
ちなみに、ふつうに行くと昼食なんか出るわけないし、交通費も何もかもは自腹であり、普段は撮影禁止の場所も撮影してかまわないという、参加者としては1万円分くらいの価値があった実にありがたいイベントだ。おみやげもあった。
見学では発酵・蒸留・熟成の建物や樽の倉庫などに案内されるが、発酵・蒸留の建物に入ったとたんにアルコールの香りが。樽はもちろん、この発酵・蒸留につかう部分の違いで味が変わるとのこと。
途中、一度使った樽を再生するための火入れ行程も見学したが、火を入れた後の樽からもアルコールの香りが。
樽の倉庫ではまさにウィスキーの複雑なすごい香り。
セミナーでは白州と山崎のそれぞれ10年、12年、18年の6種類の飲み比べることが出来る。
ウィスキー自体飲み慣れないためか、40度をストレートで飲むのはつらい。それぞれの味の違いはわかるが、何種類も飲んでいるうちに何がなにやらわからなくなる。
通常、色や香りを比べ、味は水で倍に薄めたものでチェックすると言うが、個人的には薄めると味の違いがわかりにくくなった。なれたら違うのかもしれないが、何よりアルコール臭の方がきつくて、飲めば飲むほどわけがわからなくなってくる。
特に、ふたをしたグラスを空けた直後に香りをチェックしようとすると、アルコールが目にくる。
また、アルコール度数は変わらないはずなのに、18年のは味が濃厚なのかよりきつく感じるのはよくわからないところ。
ウィスキーは奥深い。
今までは、日本のシングルモルトのイメージとして山崎が最上級でその下に白州などがあると思ったが、飲み比べてみると、個人的にはどっちも悪くないし、甲乙つけがたい。たぶん海外のも含め、現時点では個人的にはほとんど変わらないだろう。
そもそも普段はアルコールなんか飲まなく、ウィスキーも飲み慣れていないが、味の違いはわかるものの、よくわからない。味の違いを覚えられないんだから、個人的にはこんな高いウィスキーを飲む必要がなさそうだ。サントリーだったら角瓶で十分ということになりそう。
アルコールは基本的に高いが、ウィスキーやワインは特に高い。ウィスキーは40度あるので、これを数分の一に薄めて飲めば、一杯あたり100円以下になるということが今回「すごいハイボールの作り方」でよくわかった。
他にもいろんな飲み方があると言うことなので、アルコール好きには楽しめる種類のものなんだろうな。
アルコール好きが、わざわざ蒸留所へ行く価値としては、作ってるところの見学もあるが、Webでも販売している樽出原酒の種類が多いこと。
渋滞もあり現地滞在時間は4時間くらいだったが、どうせなら朝8時集合、20時終わりとかにしてもっとじっくりウィスキーの楽しみ方を教えてもらう方が良かったかも。
シングルモルトウイスキーセミナー(白州蒸溜所)のブロガーイベントレポート(3-1)
http://www.youtube.com/watch?v=TsPKAJ_NIkE
試飲しているところとか録画するの忘れた。スペルも一部間違えている。
高画質版 blip.tv
[blipit id=”784726″]
ここで、こんなブログイベントの今後を考えると。
参加してたのは、20人の参加者以外に白州の担当者以外は
社員 5人くらい
運営会社のAMN(アジャイルメディア・ネットワーク) 2人?
で、経費としては
総人件費 20万
バス貸し切り費用 20万円
その他諸々 10万円
合計 50万円
これ以外にいろいろとかかっているのだろうが、一人あたり少なくとも2.5万円分のプロモーション効果を期待しているに違いない。
20人は確実に、サントリーのウィスキーについて何かを書くので、平均で1人200UUだとしても、4000UUくらいはサントリーのウィスキーの何かを目にすることになる。数はそれほど多くはないだろうが、過去ログとして残るのがまず見直されることのない紙の雑誌やテレビ放送とは違うところ。
たとえば5万部の雑誌に1ページの広告(50万円ほど)出したり、芸人に広告になってもらって記事広告やらテレビでなにかをやるより対費用効果は高いだろう。
ブログに限らず、企業がネットを使ったこのようなイベントを開催していくだろうことは確実。
企業としては、より消費者に近いことろで何かをしなければならないが、今のうちにこんなことが出ている会社ってのは、目の付け所と関係者の感覚が他の旧態依然とした会社とは違うんだろうな。
やり方も難しいし。
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