アメリカのカリフォルニアでレジ袋(ビニール袋)禁止へ

サンフランシスコではだいぶ前から、ロサンゼルス市では2012年9月からスーパーなどでのレジ袋が禁止されたそうだ。
レジ袋とは日本で言ういわゆるビニール袋で、一般的にポリエチレン製の袋。ポリプロピレン製の物もたまにあるが、ビニール袋の語源とも言える塩化ビニール製の袋は2012年現在存在してない。

ロサンゼルス市というのは、ロサンゼルスのダウンタウンあたりの狭い地域で、日本人が思っているロサンゼルスはロサンゼルス群である。

どこが何を禁止しているかは、それぞれの行政区域などで異なるが、カリフォルニア州でレジ袋を禁止しようとしているのは確かな動きのようだ。
2012年現在、日本ではレジ袋は有料の店もあるし、レジ袋を断ると割引を受けられる店もある。そんな中、アメリカの大都市があつまるカリフォルニア州では法律でプラスチック製の買い物袋を禁止しようというのだから、世界で最も進んでいると言っても良さそうだ。

レジ袋は、1枚あたり10g前後で、原料のコストは1円前後、これに製造コストが加わり、1枚あたり数円となる。
昔は単なる袋だったが、ループ状の現在一般にレジ袋として使われているファッションバッグが発明され、利便性が向上。ほとんどコストがかからないことなど含め、各販売店では無料でサービスするようになって数十年、常にゴミ問題では課題となっていた。

そんななかで、海岸に打ち上げられるゴミとして常にレジ袋などが問題となっていたアメリカのカリフォルニア州で本格的に禁止。いろいろな反対運動もあるだろうが、この動きは全世界に広がっていくだろう。

実際のところ、プラスチックの袋は重さの割に薄いので、ゴミ処理場でみるレジ袋の多さの割には重量は少ないのだが、無駄な資源は浪費しないほうがいいに決まっている。