アニメ、機動戦士ガンダムシリーズはその世界のなかで様々な派生作品があるが、1990年代後半から2000年代に製作されたテレビシリーズは世界観を正当に引き継いでいるとは言えない。
その作品自体は良くできているのかもしれないが、個人的には見ていないので知らない。
昔から見ている、ぬるいガンダムファンの私のような人に言わせれば、アニメで言えば、初代の機動戦士ガンダム、機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアくらいが正当な物で、それ以外にはガンダムからZまでを埋めるようなOVAがあるのを知っているというくらい。
最近の作品で正当な続編と言えば、小説だが機動戦士ガンダムUCは結構興味深い物になっているらしいということを知っているくらい。
ガンダムシリーズといえば、長距離ミサイルが機能しなくなり、モビルスーツという人間型ロボットが活躍するアニメ。
もちろんフィクションなので、いろいろと突っ込みどころはあるが、派生作品などが出てくる度に設定がしっかりした物になり、その世界観が楽しめるようになっている。
アメリカで言えばスターウォーズやスタートレックに当たるのが、ガンダムなんだと思う。
様々な派生作品があるが、その中でも、フルCGで制作された機動戦士ガンダムMS IGLOO(イグルー)は特に硬派だ。
この作品を見ると、戦車だとかの旧来型兵器を圧倒的に凌駕するモビルスーツの登場で戦況が変わっていくことがよくわかる。
ぬるいアニメを期待している人には理解されないかもしれないが、ある程度ガンダムの世界観を理解している戦争映画が嫌いではない人が見れば納得できるはず。
この硬派な流れは続いて欲しいが、重力戦線は3話で終わりらしい。DVDだとかの価格が高すぎるのはいつものことだが。
CG自体のクオリティを上げて、もうすこしその全体的な世界観がわかるような内容にしたら、いわゆるオタク以外にも世界的に受けるようになるんじゃないかと思うんだけど。