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高倍率ズームデジカメのソニー Cyber-shot HXシリーズの今後を考える

ソニーの高倍率コンパクトデジカメ Cyber-shot HXシリーズは、スマートフォンでの撮影が手っ取り早くなった現在でも、高倍率ズームというジャンルでは根強い人気があると思う。
しかし、コンパクトデジカメ自体が縮小傾向にあるので、高倍率ズームモデルも今後はどうなるのかはわからない。

高倍率ズームの他社製品では、キヤノンのPowershot SXシリーズ、パナソニックのDMC-TZシリーズなど、カシオなどから各社独自の機能の製品が定期的に発売されている。

一方で、ソニーの方は

DSC-HX7V 2011年2月
DSC-HX9V 2011年3月
DSC-HX10V 2012年3月
DSC-HX30V 2012年3月
DSC-HX50V 2013年5月
DSC-HX90V 2015年6月

と定期的に出ていたのに2年間も音沙汰が無い。

2017年現在、動画系機能だと4K、静止画でも高速AF等いくらでも機能強化の余地があると思うが、今後はどうなるのだろうか。

このクラスは1/2.3型センサーを利用しているが、2017年現在スマートフォンとセンサーサイズがあまり変わらず、画質の差がでにくい。
このため、DSC-RXと同じセンサーなど、従来より大きなセンサーサイズにした上でのコンパクト高倍率ズームを出している準備をしていると考えるとどうだろうか。

この場合は、コンパクトさを維持するために高倍率が多少犠牲になる可能性があり、30倍や40倍ではなく、10倍や20倍程度に収まる可能性がある。パナソニックのDMC-TX1的な製品。

センサーサイズは維持して、HXシリーズの画質としては2012年発売のHX30が最も高いという意見もあり、後継モデルでは圧倒的な画質向上は必須だろう。

画質等を従来と同等か少し上げ、機能を増やし使い勝手を向上させるならコストパフォーマンスを重視したモデルでもいい。この場合DSC-WXでやれば良いという話が出てくる。
おそらくDSC-RXのように価格は多少高くなっても、さらなる高画質や高機能を求めるユーザーの方がこのシリーズの長年のユーザーには多いのでは無かろうか。

そのうち出てくるだろう新モデルに期待したい。

http://www.sony.jp/cyber-shot/lineup/zoom.html

いろいろ遊ぶためのボード型マイコン選び

電子工作と言えば半田付の時代から移り変わり、今ではボード型マイコンを使うのが一般的になりつつある。
配線もブレッドボードなどを利用し、半田付は基本的に不要、配線は必要最小限でできるようになっている。
最小限の配線をして、ソフトウェア的に設定するだけでかなりのことができる。

LEDを点滅させるような他単純なことから、センサーからデータを取得し、何かを動かしインターネットと繋ぐみたいなことが比較的手軽にできるようになっている。
以前のように、すべてを設計した上で、配線やら何やらをする必要がない。

そのために必要になるのがボード型のマイコン。
何をやるかによっても異なるが、現時点で、電子工作向けなのが、Arduino。
Arduino自体は数百円から数千円で購入できるボードで、これに最低限の配線さえすれば、LEDを点滅させるような低レベルなことから、ロボットを動かすようなことまでいろいろできる。

パソコン的に何かをやりたい場合は、IchigoJamが最低限の機能を持った物で、もう少し上のRaspberry Piもある。
キーボードとディスプレイを繋げば総額1万円未満でパソコンのように使えるので、電子工作だけでなく、コンピューターやソフトウェア教育などにもいいようだ。

パフォーマンスが必要になった場合には、IntelのJouleやNVIDIAのJetsonもある。
どんなパフォーマンスが必要になるかにもよるが、単純なコンピューティングパワーが必要ならIntelはいいし、画像解析などGPUを使用したいならJetsonというような流れになる。

主な選択肢。
Arduino いろいろ
IchigoJam 1500円
Raspberry Pi
Raspberry Pi Zero $5
Raspberry Pi ModelB $35
Intel Edison $37.49
Intel Joule
$338.89
NVIDIA Jetson $599

ソニー Cyber-shot DSC-RX10M4 を考える

センサーサイズ大きめ、広角から望遠、4K動画撮影、その他諸々の面倒くさくない1台でどうにでもできるカメラとしてはソニーのDSC-RX10M3がベストだと思う。2017年春現在。
Panasonicの同等機種も含めて重さと大きさが問題だが、600mmまでのレンズをフルサイズで持つことを考えたらものすごく軽い。

気になるのが新機種。

DSC-RX10M3の海外発表は2016年3月30日、日本発表は2016年4月8日。日本発売日は2016年5月20日。
DSC-RX10M2の日本発表は2015年6月26日。日本発売日は2015年8月7日。
DSC-RX10の発売は2013年11月。

このように、ソニーは1年も経たずに新製品を出してくる事がある。

2017年4月から5月くらいにDSC-RX10M4が出てくる可能性があるため、2017年春に2016年春発表の製品を買うのは微妙。
新製品発表のタイミングとしては4月22日から始まるNAB Showはちょうどいいので、2017年5月くらいまで待っているのも良さそうな気がする。
そのまましばらく出てこない可能性もあるが、そうなるといつになっても買えなくなる。

DSC-RX10M3 価格.comでの推移

DSC-RX10M3 価格.comでの推移

価格.comによると、2016年11月くらいから価格も落ちているようで、価格だけ考えると勝手も悪くはない。
仮にM4が出てきても半年は価格は落ちないことも分かる。

そもそもM4で何の機能が向上するのだろうか。RX100系でのAF関連機能が濃厚のようだが、新機種を出すのならば、さらに機能向上があってもおかしくはないだろう。

モニターヘッドフォンを探す 2016年素人編

YouTube Space Tokyoで行われた音楽制作ワークショップ(2016年12月開催)に参加した際、モニターヘッドフォンの利用をすすめられた。
オーディオインターフェース経由での使用で、実際にパソコン直よりも、オーディオインターフェース経由で聞くと音が違う気がする。
全く違うのがヒスノイズで、パソコンでは常に聞こえるノイズがオーディオインターフェースだと聞こえないことが分かった。

その上で音楽制作ワークショップではいろいろなエフェクトやら細かな設定方法を教わったので、癖の無いモニターヘッドフォンの使用は当然になってくるんだろう。

Sony MDR-CD900ST

1.5万円くらい。日本の標準品。

audio-technica ATH-M50x

1.8万円くらい。YouTube Space装備品(多分)。低価格モデルもあり。

SHURE SRH440-A

1万円くらい。近い価格帯の物。

あたりから選ぶと良さそうだ。
ATH-M50xはYouTube Space装備品なので、Amaozon.comとかでみると海外での人気度合いが分かる。M40xとかだともう少しお買い得になるようで、もっと安いのもあるようだ。

日本の標準品がMCR-CD900STらしいが、海外ではSony製品としてはMDR-7506の方が人気らしい。
MDR-7506はよりお買い得の価格で、各種レビューをみるとイヤーパッドの厚さで装着感が変わるらしい。

SRH440-Aは価格帯から良さそうに感じるが、ケーブルを取り外せる構造ながら、ケーブルコネクタ自体が普通とちょっと違うらしい。

音の違いはどうせ分からないから、装着感を調べてからまたこの投稿は編集して購入する製品を決めよう。

Nintendo Switchの価格を予想する

2017年3月に発売されるNintendo Switch気になるのが映像で公開されていない新機能と性能、そして価格。

新機能と性能については、動画から分かること以外にはNVIDIAのTegraが使われている事しかわからない。

https://blogs.nvidia.co.jp/2016/10/20/nintendo-switch/

価格については前世代のWii Uの価格がベーシックセット25,000円(US$299)、プレミアムセット30,000円(US$349)だった。
これと同等か、下回ることが求められるだろう。

アメリカで売れるためには$199あたり、日本なら19,800円あたりがマジックプライスなので、最小限のセットがこの価格に出来るような構成が理想だが可能だろうか。

そうすると、TegraやAndroidタブレットの価格が参考になる。

NVIDIA SHIELD

Nintendo Switchと同等機能になるだろうNVIDIAのSHIELD Tablet K1が$199で販売されている。
ここから考えると、最小限のコントローラーやACアダプターをつけたとしても、少なくとも本体部分だけなら2万円台で販売することは可能だろう。
公開された画像を見る限り、本体は薄さを狙っていないようだ。つまり、高価な部品を使う事はあまり前提にしておらず、低コストを狙っているようでもある。

例えば、本体部分(Nintendo Switch Console)と、コントローラー(Joy-Con LとR)、ACアダプターの最小セットが19,800円とか、24,800円というのがありがちのパターンだ。
内蔵ストレージがどうなるのかはわからないが、この最小セットは8GBとか16GBになるのだろうか。

一方で、テレビと接続するNintendo Switch Dock部分やJoy-Con Grip等のセット製品の価格はどうなるだろうか。
Nintendo Switch Dockにどのような機能があるかにもよるが、単にテレビ接続と電源機能だけなら安いし、こちらにも関連プロセッサやストレージがあるのならコストは上がる。
例えば、テレビに接続したときはより高解像度で表示するような場合だ。本体部分は2K(フルHD)までだが、ドッグに接続すると4Kになるような場合もあり得る。

安ければ5,000円程度から10,000円程度。機能が多いなら2万円程度になることもあり得る。
こうなると、フルセットの価格は3万円から4万円程度。場合によっては5万円近いこともあり得る。

今後の情報公開が気になる。