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妄想 英語学習ロードマップ

社会人とかになってから英語学習をしようと思うと、いろんな雑念が入ってなかなかうまくできないのではないかと思う。

特に、学習方法の本とかを読んで変に知識をつけていると、文法はどうのとか、あの本はどうのとか、TOEICがどうだとかいちいちやかましいことを言いたくなる人も多そうだ。

でも、結局の所、目標をどこに置くかはともかく、基本をおさえて地道にやるしかない。

基本ってのは文法を覚えて、単語を覚えるってところで基礎を作ってから、多読やらなにやらをやるって事。

英語が出来ない人が妄想する英語学習ロードマップ

  1. アルファベットを覚える
  2. 中学くらいの英文法を学習する
  3. 中学くらいまでの基本的な英単語を覚える
  4. 高校で学習するような単語を覚える
  5. 大学受験までは行かないでも、英検準2級くらいの文法は出来るようにする。
  6. その上で、多読やら、リスニングを強化しながら、さらに単語を覚え、文法を強化する。
  7. ある程度読め、聞けるようになったら、発音を練習する。
  8. さらに、いろんな事を実践して強化する。

3.くらいの段階を完璧にやって基礎を作っておかないと、それ以上の文法は覚えられないし、書いてあることも理解できない。何とか聞けて、内容も何となくわかっても、きちんと理解することはできないだろう。

その上で、高校くらいの英文法を理解して、単語や熟語を覚えることで、多読への基礎固めが出来る。もちろん3の段階が出来てそのレベルの多読をするのもよいが、本格的にやれるのようになるのはこの段階から。

もしも、この段階で文法やら単語を覚えるのがいやだという人は、英語しか使わない地域で数年暮らさなければならなくなるような状況にでもならない限り、これ以上の英語学習はあきらめた方がいい。
文法なんか不要と思う方もいるが、大人になってから英語を学習するなら、ある程度の文法を完璧にしてからやった方が効率がいい。何しろ、文法がわかってないと、単語の意味がわかっても、書いてることが理解できないから。

基本的な英単語(多分The Longman Defining Vocabularyの2000語くらい)を覚える妄想ロードマップ

  1. 日本語の意味を覚えること
  2. 語源を学習する
  3. 英語の意味を覚える
  4. スペルを覚える

それ以上の英単語を覚える妄想ロードマップ(妄想ロードマップの5.くらいの段階になったら)

  1. 語源や前後の文章でどんな系統の単語か何となくわかる (わからなかったら文法と語源を学習し直し)
  2. 英語の意味で覚える (辞書は英英辞書を使う)
  3. 必要だと思ったらスペルを覚える

英単語なんか、基本的なところはスペルを覚える必要があっても、それ以上の部分ではスペルは知らなくてもいいはず。日本語でも小学生くらいまでの漢字は知らないと、住所やら名前を書くのにも苦労するだろうけど、それ以上の漢字なんか、漢字テスト(何それ?)を受けるのでもなければ読めれば十分だろう。何しろ簡単に変換できるから。

難しい漢字なんか書けなくても恥ずかしくない。どうせ他の人も書けないから。
それと同じで、難しいスペルなんか正しく書けなくてもいい。スペルチェックしてしまえばいいだけだ。

それでもって、妄想ロードマップの6.くらいをやってTOEICが800点とか900点とか、英検も準1級が受かるかどうかという頃になってきたら、発音も勉強し出せばいいと思う。
その前の段階でも、日本語英語で何とかはなせるようになっているかもしれないが、それで何とか通じるならそれで十分。

どうせ世界各国の英語なんかなまってるし、アメリカなんか人種によって同じ地域でも全然しゃべり方が違うっての。イギリスだって地域によってなまり具合はぜんぜん違うし。

発音もVとB、LとRなんかどうでもいいよね。超上級になれば違うんだろうけど。

英語が出来ない人が妄想する英語学習順位

  1. アルファベット
  2. 基本的な単語
  3. 基本的な文法
  4. もう少し難しい単語
  5. もう少し難しい文法
  6. リスニング能力
  7. 基本的なスピーキング能力
  8. 少し発音がちゃんとしたスピーキング能力
  9. 基本的なライティング能力
  10. それ以上はどうでもいい

Podcastで英語の勉強とか

Podcastを使って英語の勉強をしようという人も多い。新しいテクノロジを活用しようということ自体非常に素晴らしく、否定するわけではないが、その内容に気になる点が多くある。

iTunesの人気Podcast一覧を見ると、英単語を覚えるだとか、英検がどうのというのが上位に入っている。
もちろんCNNやBBCの物も入っているが、日本人が英語学習者用に提供している中途半端な物を英語学習用に聞いても無駄だろう。Podcastで英語の勉強をする一番のメリットは、リスニングが強化されること。英語を使えるようになりたいと思ったら、何よりも聞く力を高める必要がある。誰かと話そうと思っても、自分でしゃべるのはともかく、相手が話していることを聞けなければ意味はない。
特に英語は世界各地(アメリカ・イギリス国内でも人種や地域によっても)での訛りがすごいので、アメリカ英語、イギリス英語以外にも、インド英語だとか世界各地の普通の人の聞きやすいわけではない話し方に慣れる必要があるが、Podcastはこれに最適だ。

CNNやBBCならおそらく文法的にも正しく、聞きやすく訓練されたちゃんとした英語だろうから、安心して聞いていられる。それ以外の普通のPodcastは文法的に間違えるだろうし、ニュースキャスターのように聞きやすいわけでもないが、普通の人の普通の英語を聞けるため、本当に使えるリスニング力を鍛えるためには最適だろう。

リスニング強化のためにディクテーションで一言一句逃さず書き出そうという人もいるが、このような普通の会話でそれをやるのは困難だ。一度日本語でやってみればいい、ちゃんと聞けていてもその作業自体非常に大変なのだ。
言ってることが半分くらいわかればいいという感じで、自分の好きなジャンルのPodcastをたくさん聞けば、上達への道も近いだろう。
実際にそれくらい出来るようになり面白みが無くなったら、次のステージに進めばいいわけだ。(普通のサラリーマンがそうなるまで、おそらく短くとも数年はかかるだろう)