次世代DVD普及のカギは記録型メディア
DVDの2層記録対応版は約1000円。DVD-Rが1枚100円とすると10倍の価格差がある。こんな高価な物は一般人は買わないわけで、安い単層メディアで何時間記録出来るかどうかが問題だろう。
これは次世代DVDになってもかわらないはずで、次世代DVD普及のカギは、プレーヤーの普及もあるが、年末には揃うだろう記録型次世代DVDレコーダー登場後になるだろう。
それぞれの容量は
記録型HD DVDが1層15GB
Blu-rayが1層25GB?
Blu-ray が上回っているようで、MPEG2でハイビジョンが必要十分な画質で録画出来る20Mbpsで考えると、
記録型HD DVD 100分
Blu-ray 166分
と、記録型 HD DVD は2時間の映画は記録不可能。
記録型HD DVDで125分記録するには 16Mbps に下げる必要があるが、地上デジタルが17Mbpsということなので、とりあえず充分だろう。
そもそも上記は MPEG2 での話であり、H.264やVC-1ならさらにビットレートを下げることが可能だ。
H.264やVC-1ならハイビジョン番組でも10Mbps程度に下げることが可能だと思われるが、この場合は
記録型HD DVD 200分
Blu-ray 333分
それぞれ十分な時間記録可能だが、低ビットレートになればなるほど、記録時間の差が離れる。
記録時間的には Blu-ray の勝ちだろうが、価格はどうだろうか?
DVD-Rは200~300円程度でかなり普及した印象があるので、300円くらいまで下がれば記録型次世代DVDも普及すると思われる。
当初かなり高価だろうが、300円程度まで早く下がった方が普及するのではないかと思われる。
300円程度まで数年以内に下がらない場合、ホログラムディスクが本当の次世代記録媒体になってしまうだろう。