iPhone」カテゴリーアーカイブ

iPhone開発に使える日本語書籍一覧

iPhoneのアプリをApp Storeで配信するにはAppleの審査が必要だけど、有料アプリとして売れる物があれば、アイデア次第で結構儲けることも可能なようだ。

Appleのソフト開発は、Webでかなり集まるが、有用なサイトのほとんどが英語。
最終的に、ある程度の英語力は必要になるけど、試しにiPhoneのソフトを作ってみたいだけの日本人には日本語でちょろっとどんな感じか知りたいなって人も多いと思う。

最近になって、その辺の本が出そろったようなので、紹介したい。

iPhoneのソフト開発にはMacが必須。多分これが一番の障壁になるだろう。
これさえ乗り越えれば、開発環境は無料、その環境こそが、Xcode。

XcodeとMacアプリの開発はどんな感じか知るには、これを読んでおけばいい。
Xcodeプログラミング大全

その上で、これを読めば、とりあえず開発の流れはつかめると思う。
iPhone SDKプログラミング大全

さらに、この辺を読んでおくとそれなりの物が作れるようになるかも。
たのしいCocoaプログラミング
iPhone デベロッパーズ クックブック

Objective-C 2.0を詳しく知りたい場合はこの辺とか。英語の情報も併用するといいと思う。
詳解 Objective-C 2.0

おまけ

この辺も楽しいと思う。
Dashcodeプログラミング大全
Quartz Composer Book クォーツ コンポーザー ブック

iPhone用の国語辞書まとめ(2009年12月版)

iPhone用の日本語辞書も合計3つ登場し、とりあえずの用途としては必要十分となった。

それぞれ特徴があるので、どれか一つではなく、使い分けるのも使い方としてはありだと思う。

大辞林 2,500円 141MB 物書堂
デジタル大辞泉2009i 2,000円 38.6MB 小学館製
広辞苑第六版-動画・画像・音声付き 8,500円 675MB ロゴヴィスタ製

一番メジャーなのは広辞苑だけど、内容としては大辞林が劣っているわけではない。大辞泉は数年おきにアップデートするという点で、新しい言葉への対応は一番早いだろう。

インターフェースなんかを考えると、大辞林の一人勝ちだろうか。
表示されるフォントは、iPhone自体悪くないけど、さらに見栄えの良いフォントを使い、縦組のレイアウトも、辞書中に現れる様々な言葉をそのまま選んで調べられるなど、非常に使い勝手がよい。

広辞苑は容量が大きすぎ、価格も高いので、どれか一つだったら大辞林で、予算や容量、最新の内容をということなら大辞泉という選択がいいのかな。

スペック

大辞林 141MB 255,000項目 (図版2,700項目)
大辞泉 38.6MB 23万項目
広辞苑 675MB 24万項目 (図版、動画、音声多数)

おまけ

New Oxford American Dictionaryが登場して英英辞書市場もすごくなってきた。

iPhone用の国語辞書まとめ(2009年11月版)

iPhone用の英和・和英辞書も充実してきたが、これに加えて国語辞書(日本語辞書)も一気に2つ登場した。
デジタル大辞泉が登場し、その直後、広辞苑まで出てきた。

デジタル大辞泉2009i 2,000円 38.6MB 小学館製
広辞苑第六版-動画・画像・音声付き 8,500円 675MB ロゴヴィスタ製

広辞苑はまだ使っていないが、大辞泉は言葉自体の説明が少ない物のとりあえず必要十分。
各項目間のリンクも良くできているし、類語も表示できる。ゲーム機能まである。

項目数は書籍版だと、大辞泉 増補新装版は23万語、広辞苑は24万語でiPhone版もそのまま入っているとのことで、辞書としては十分だろう。

広辞苑の方は大辞泉に比べて容量が20倍近い。動画やら音声も入っているからだろうけど、この価格はちょっとびびる。

大辞泉で不十分なら、広辞苑に手を出すという流れがいいかな。
せっかくなので、広辞苑の動画とか無しの容量少ない版をもっと安く提供して欲しいけど。

これで、学習者向けの英英辞書だとか、漢字辞書なんかが増えれば、電子辞書として十分になるけど、英和と国語辞書があるだけでも電子辞書は不要になってしまった。

すごい世界だ。

iPhone OS Version 2.2でやっと安定したかな

7月に3G版iPhoneを購入してむかついていたのが、Safariの不安定度。
今まで何度かアップデートがあって、少しずつ良くなってはいたが、Safariの不安定度はほぼそのまま。ある程度使っていると確実に落ちていたが、2.2にアップデートしてからは数時間しか使っていないが、落ちることは無くなった。今までは30分も使っていたら確実に数回は落ちていた。

購入してから約5ヶ月、今までのアップデートはともかく、iPhoneはようやくまともに使えるようになったと言えそうだ。

今回、他にもアップデートポイントはあるが、Google Mapsのストリートビュー対応はものすごい。
ストリートビューモードにする方法がわかりにくかったが、Pinを建てて、人のアイコンみたいなのをクリックするとシームレスにストリートビューモードに移行。3Gネットワークでも結構高速に画像を取り込んでストレス無く場所の確認が出来るようになるだろう。


http://www.youtube.com/watch?v=VKrJGZ0luIc

絵文字対応も日本人ユーザーには朗報なのかもしれないが、アイコン自体のデザインはきれいだし、この辺のインターフェースも悪くはないと思うが、結局絵文字ってのは固定ソフトの旧式携帯電話用に作られた特殊な環境であって、グローバルに使われているメールシステムとは異質な物だからね。
普通のPCメーラーなんかで表示できないんだから、個人的には使う価値がない。
もちろn、これがなければ死んでしまうような人もいるようなので、対応すること自体は否定しないが、個人的には特に興味がない。

電話機能が使いづらいという人の意見がどのくら解消されたのかは、電話をあまり使わない私には分からないけど、本体に留守番電話機能を内蔵するようなことはないのかね。
電話屋にこの代金を払うのがばからしいのだけど。

カメラの性能がどうしようもなくて、ビデオも撮れないとかハードウェア機能の不満はいくつもあるが、使えるソフトも山ほどあるし、ここまで安定してくれればiPhoneってやっぱりいいねって再確認させてくれる。

ソフトの不満を書き忘れたが、文字コードのおかしなサイトは文字化けするし、メール文字コードの関係か文字化けすることが多い
ここは改善されていない。

iPhone用英和・和英辞書まとめ 2008年11月12日版

iPhoneの辞書ソフトまとめ 2008年9月23日版から約2ヶ月、メジャーな英和辞書も3つめとなる物が登場した。
今回登場したのは、電子辞書の定番的な大修館書店のジーニアス英和・英英辞典。

iPhone用メジャーな英和・和英辞書一覧

ジーニアス和英・英英辞典 4800円

電子辞書の定番英和辞書。書籍版もAmazonなどで好評。開発はロゴヴィスタで検索機能もこの中で一番との呼び声。

Longman English-Japanese Dictionary 2400円

ロングマンの英和辞書。ロングマンというだけでも買いかも。書籍版。 開発はエヌフォー

The WISDOM English-Japanese, Japanese-English Dictioary 2800円

日本製の和英・英和ソフト。中身は三省堂のウィズダムで、英和ソフトとしては定番かな。開発は物書堂

この中でどれを買うか

ジーニアスが無難だけど価格が他の2倍ほど。この価格は他の電子版ジーニアスに比べて高くはないが、多辞書と比べると高いのは事実なので、価格が気になる方はウィズダムかロングマンを選んでおけばいいかな。

英語学習者などで、ジーニアスを愛用している方は何も考えずにジーニアスを買えばいいし、ウィズダムとジーニアスの2つを使うのも悪くないし。

語数は、ジーニアスの他の電子版によると英和9万6000、和英8万2000で合計約18万。ロングマンは10万。ウィズダムは英和9万、和英8万8000。

ロングマンは英和・和英をあわせた物だろうが、語数なんて数万あれば通常の学習用途では十分。それでは頼りない場合は、ジーニアスとウィズダムが必須になるが、この2つで比較すると音声データがジーニアスは5万で、ウィズダムは9千と約5倍も異なる。

音声データなんかいらない人もいると思うけど、発音記号でもいまいち分からない単語(特に始めてみるような物)は、実際の発音があれば大助かりな事は確かなので、多ければ多い方が良いに決まってる。

辞書は例文やらなにやらの出来の良さも重要だが、この辺はジーニアスウィズダム、ロングマン共にそれなりに定評のある物なので、趣味の部分もある。
電子版では、電子版ならではの検索機能の使い勝手が重要だろう。

ということで、この1本ならジーニアスで決まり。時点でウィズダム。