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台湾格安旅行の嘘と本当 2014年版

taiwan his

2泊3日で総額19,800円の台湾、台北への旅行がある。
通常、航空券には空港使用料などが含まれた料金だが、ついていない場合があり、追加で2,090円(成田空港の場合)と、1,000円くらい(台湾)かかり、ツアー代金は最終的に23,000円くらいになるが、これでもかなり安いだろう。
このツアーの場合、そのときの原油価格によって決まる燃料費のサーチャージが含まれた料金なので、良心的なところではある。

こんな格安ツアーでよく言われている事にはウソと、一般的には知られていないことも含まれている。

本当のことは、空港使用料の支払いの義務が生ずるのは当然だが、例えばHISの2014年5月頃の超格安ツアーはLCCのスクートを利用する。
LCCは格安航空会社だが、通常の料金はそのときの空き状況にもよるが、往復で2万円から3万円が平均的なところ。
HISのツアーはホテル代、現地送迎料金その他込みでこの価格なので、航空券より安い。

これは、だいぶ前に航空券を1人あたり往復15,000円かそれ以下で確保しているからだろう。実際、スクートでの成田、台北間の片道の最安値は7,000円くらいなので、計算上このくらいなら航空会社は損にはならない。
しかし、この料金は機内持ち込み手荷物が10kgまで、預け入れ荷物は有料、機内食なしという条件なので、場合によっては鞄のために追加の支払いが必要になる場合もあり注意が必要だ。
つまり荷物をかなり減らす必要があると言うこと。2泊3日なのでたいした量はないと思うけど、リュックサック1つで海外旅行に行くイメージになる。

もちろん、自宅から成田への往復料金もかかる。
一般的に、往復で5,000円はかかるだろう。

この時点でツアー代金、空港使用料、成田への往復料金の合計で28,000円ほどの支払いが生じている。

そして到着時刻だが
成田発が11:55、台湾着が14:25で普通。金曜日は全体的に3時間ほど遅れる。
台湾は出発の2時間前にはつく必要があるので、10時前に到着する必要がある。ここで、HISなどから連絡された航空会社のカウンターに行って、チェックインなどの手続きを自分で行い、飛行機のゲートまで行く。
この辺の手続きがわからないなら、日本出発からいろいろとやってくれる添乗員付きのツアーを使うしか無い。

現地では、着いて、入国審査などを済ませて最短で空港から出てこれるのが午後3時頃。
ここで、一般的に現地の係員が送迎をしてくれるので、その係員を探さなければならない。

係員をみつけたら、ここから台北市内まで現地係員がバスで送ってくれると思うが、移動時間は最短でも1時間程度。

台北のホテルに着く最短の時間は午後4時頃となる。

しかし、ホテルに着く前にお楽しみの免税店へ立ち寄ってくれる。
免税店に1時間くらい滞在して、買い物をしてからホテルへ送ってくれる。免税店は海外旅行で一般的なデューティーフリーの化粧品やら酒やらブランド物がある店や、台湾土産の定番のウーロン茶の店とかいろいろある。買うか買わないかは自由だが、絶対に免税店には行かされる。到着などが深夜、早朝で店がやっていなくてしょうがない無い時を除く。

現地で使う現金を現地のガイドに両替を頼む人もいるようだが、一般的には空港の両替店で両替すればいい。ガイドの両替は手数料が含まれて割高だ。
通常の両替店より割安に両替し自分が損するアホなガイドは存在しない。手数料含めて儲かるから現地ガイドはホイホイと両替に応じる。

結局、ホテルに着くのは最短で午後5時頃なので、この後、ホテルで一休みしてから午後6時頃から市内などへ遊びに行くことは可能だ。
これは乗る飛行機が事前に決まっているツアーだからであって、利用旅行会社未定の場合は免税店その他へよって、午後9時とか10時もしくはもっと遅くに到着する場合もあり、現地では着いたらすぐ寝るだけというパターンもあり得る。

翌日は、基本的に自由だ。
HISのツアーの場合、ホテル内のラウンジ無料、Wi-Fi無料、朝食無料とか書かれたりしているが、一般的なホテルでは朝食が無料かどうかはともかく、台北のホテルは、Wi-Fiやらなにやらは無料だったり、市内の無料Wi-Fiスポットもあったりするので、損は無いが、取り立てて利点では無い。

丸一日自由だが、別途料金を支払えば市内ツアーもある。
これをどうするか自由ではあるが、一般的に格安旅行のツアーはお楽しみの免税店へ強制的に連れて行ってももらえる。
この日しか自由時間は無いので、存分に楽しもう。

そして、最終日だが、このツアーの場合はただ帰るだけだ。
台北発は早朝の6:35なので、移動時間を含め、3時間前の3時半にはホテルを出発しないと間に合わない。
つまり、前日は早めに寝るか、睡眠時間をかなり短くするしかない。飛行機の中で寝てもいいけど。

成田到着は10:45なので、昼過ぎには東京に帰ってこれる。そこから地方へ移行するならかなり余裕を持ったスケジュールだ。

なんだかんだで、現地で自由にいられるのは到着日の夜と、翌日のみ。これで最低3万円弱というのは安いのか高いのか。

また、台湾は一般的に親日国で日本語が通じることが多いと言われているが、実際にはほぼ通じない。
言語は、文字は複雑な漢字で、中国本土では使われていない古いタイプの中国語で、話し言葉は基本的に北京語。それ以外の言語はほぼ通じない。
時々、日本語がわかる人がいるだけ。特に観光地に多く、台湾の一般的な人達は日本人が英語を話せないのと同じように、日本語は全くわからない。
観光地でしか話をしないならあまり問題にならないと思うが、屋台みたいなところや、その辺の店で買い物をする際などには困るだろう。

英語も通じない、例えば「台北101」という巨大建築物があるが、タクシーの運転手でも「Taipei One O One」という英語の名称も通じない事がある。
また、同じくタクシーの運転手は、老眼でホテルの住所やら観光地の場所や名前が書かれた紙を見せても読めないことが日本以上にある。

タクシー代は日本の1/3くらいなので、それだけは利点。
他に、バス、MRT(電車)も安くて乗り方さえわかれば便利。

中国語は漢字なので筆談が出来ると言われているが、例えば「牛肉麺」と書かれていたら、「牛肉麺」と書くのでは無く「ビーフ」と言った方が早く通じる。筆談なんかし手いる暇があったら会話した方が速い事が多い。

何はともあれ、古い日本の雰囲気も、ちょっとこぎれいな中国的な雰囲気も楽しめる台湾旅行をお楽しみください。

台湾旅行メモ 2012年6月

桃園空港の名前の街に空港から移動しようとしたら、バスが無い。
タクシーで行くしか無く、いちいち高い。
桃園駅から在来線で台北駅に、自強号で行くと1時間弱でついちゃった。(座れない)
ユニクロで足をつりそうになる。
西門でプリペイド携帯の契約できた。
デジタルカメラをなくす。
なくしたショックで、いろいろやる気をなくす。
宝くじを買う。
バスの乗り方を覚える。
部屋の温度設定が基本22度(摂氏)。
48時間後になくしたデジタルカメラが出てきた。
思わずTAIPEI 101に上る。
日本人観光客が、わけのわからないスマートフォンでの記念写真撮影を現地人に頼むとき「画面をタッチ」と日本語で言っていた。

超有名店より有名店の方が味がいいらしい。

今回は雨に降られてどうしようもないくらいにびしょびしょになることが1回しか無かったが、とにかく蒸し暑い。

雑誌を読んで確信、今年こそ台湾を満喫(する予定)

飛行機に乗る際、暇にならないように様々な電子機器などを持ち込むが、たいていはさわりもせずにそのまま降りるだけで単に重たい思いをすることになる。
もちろん使うときもあるが、それらの電子機器を使いたくても一切使えないのが、離着陸時の合計30分から1時間程度の時間。

この時間のために紙の本なんかを持って行くのも面倒だから、飛行機に備え付けの機内誌なんかを読むことにしているが、LCCだとこれもしょうも無いもの(そもそも無い場合もある)なので、困りもの。
LCCの時はともかく、2012年2月にANAに乗り、「翼の王国」を読んでいたら、吉田修一のエッセイが載っていた。台湾に関する物だ。
吉田氏は台湾によく行くようで、いろいろと詳しく、年一で5回以上行っているわりに、ニイハオとシェイシェイしか中国語の会話したことなく、去年初めて夜市に行ったような私からすると大ベテランである。

そんな吉田氏の食べ物のお勧めが、豆漿や牛肉麺、排肉飯なんかで、それぞれ食べたことがあるが、牛肉麺は西門にある看板の無い通称「桃源街牛肉麺」で、排肉飯なら「君悦排肉」がいいんだそうだ。

個人的にはいろんな店に行っているので、ここも行ったことあるのか無いのか定かでは無いが、次に行くときはチェックしたい物だ。それはともかく、このあたりの漢字の中国語読みが一切覚えられなくて困る件もどうにかした方が良さそうだ。

24時間営業の本屋「誠品書店」もおすすめだそうで、たぶん行ったことはある。台湾の本屋の品揃えは日本っぽいところがあるので、旅行ガイドブック的な物も現地の物を読めばいいんだとこの記事を読んで気づかされた。その方が日本の中途半端な物より確実だろう。

カフェや温泉も勧めているが、この辺はまだちゃんと行っては無いので、今度行くときは他の店と同じくチェックしておきたい。

吉田氏の記事とは別に、有名な建築家の作品がLAにあるという記事もあったが、Venice Beachの震度3で壊れそうな家もその有名建築家の作品だったと知ることができた。

この辺の雑多な情報と巡り会えるのが雑誌の楽しみであるが、紙の雑誌はどこへ行くのだろうか。

大阪に行くより安い? 台湾の台北

東京から大阪に行くには正規料金で新幹線を使うとして、往復30,000円弱。
一方、台湾の台北は片道4から5時間で、格安航空券が往復3万円程度から。

都心から空港に行くのに5,000円程度かかるのが痛いが、もっと安い航空券を見つけれれば新幹線の正規料金よりも安くなるかもしれない。大阪へ高速バスやなにやらで行くのなら、大阪行きの方が交通費は安いに決まっている。しかしながら航空券と空港までの交通費さえなんとかすれば、交通費はかなり近くなる。

交通費が同等として、宿泊費は5,000円程度から数万円など、大阪も台北も大差なし。

台北の違いは、台北の一般的な国際空港は桃園空港で台北までバスで1時間くらいかかるがバス代は300円程度。
市内での移動も、MRT(地下鉄)の料金は100円以下で50円くらい。

数日滞在するとして、大阪の場合は安いとはいえ、1食1,000円と計算して一日3,000円。
台湾の場合、安くしようと思えば、1食200円くらいで十分。飲み物はコンビニのペットボトル1本60円くらいから。ということで、台北での食費は1日1,000円くらい。

3日滞在するとして、大阪では現地で10,000円近くかかる可能性があるが、台湾では5,000円もかからない。
航空券の値段にも夜が、総合すると大阪に行くのも台湾に行くのも大差ない。

これは、東京から大阪以外でも、そこそこ遠い地方に行くのも同じ。日本ってなんか高いね。

台湾に安く行く方法

関東地方から台湾に安く行くには、関東地方の空港から行くパターンと、関西空港から行くパターンにわかれる。
単に観光に行くだけなら、どこかの安売り旅行代理店で格安観光ツアーパッケージを選べばいいが、個人旅行で行く場合はいろいろと悩みどころ。

1年を通じて安い航空会社がChina Airlines(チャイナエアライン)だが、圧倒的に安いのが関西空港から出ているJetstar(ジェットスター)だ。
JetstarはいわゆるLCCだが、関空-台北の航空券が3週間後あたりの出発なら最安値4,000円でその他諸々を含めて2011年5月現在は18,510円となっている。往復で2万円弱なので日本国内をちょっと移動するより圧倒的に安い。
成田発のChina Airlinesの安売りは通常3万円前後なので、それより3割程度安い。
ちなみに、HISだとかの格安航空券の表示価格は安いときで1.2万円くらいだが、諸々含めて2倍強の3万円弱になるので注意したい。

関東地方から大阪に行くには夜行バスが最も安いが、通常片道4,000円前後らしい。往復8,000円とすると、自宅から成田空港までの交通費を含めて計算すると

関空でJetstar使用 26510円+空港やバス乗り場などまでの交通費
成田とかでChina Airlines使用 30,000円前後+成田までの交通費

成田までの距離にもよるが、関空経由が安いということがわかる。もちろん、この場合、安くしようとして関東地方から夜行バスで大阪に着くと朝に着くので、夕方関空発の飛行機までの時間がかなり空いてしまうという問題もある。大阪で用事があるなら問題はないのかも。

航空券だけで購入する場合、これ以上安く買うのは困難である。
これ以上安く買うには、パッケージツアーしかない。台北なら2泊3日で全部込み2万円くらいというのがある。そのような安いパッケージツアーは、日本発夜便、台北発朝便でも夜に現地着後免税店、早朝の免税店立ち寄りが義務としてあり、中1日も観光ツアーでいくつもの店に立ち寄らされる。
昼食などが付いているので安いと勘違いする人もいるが、台北の食事はそこそこの店に行っても大して高くないので、お買い得ではない。

当然ながら2万円くらいだと赤字ギリギリか赤字なので、店に立ち寄った際の買い物のキックバックを期待しての値段である。観光などが付いていないフリープランになると1.5倍から2倍になるのはそのためである。それでもたいていの場合、着後すぐ、現地出発前の免税店立ち寄りが付いてくるのはこの値段で仕方のないところ。
免税店にどうしても立ち寄りたくない場合は、さらに高いツアーを選ぶしかない。
また、このような安いパッケージツアーは、日本発が午後から夜。現地発が午前中で現地での自由時間がほとんど無い。

台北のホテルは、日本と同程度もしくは若干安い価格設定で、部屋単位の設定となっている。1人で泊まる場合、1日あたり安くても7000円くらいから、1万円前後が多い。2人で泊まるなら海外では当たり前の部屋単位の価格なので、当然ながらこの半分となる。

航空券が3万円というのは、時間帯を選べての値段なので、宿泊費が1人あたり2泊して1万円なら、4万円となる。これを完全なフリープランとして考えると、パッケージツアーと大差なくなる、もしくは安くなる場合もあるのである。

ちなみに、関東地方からの安い航空券はChina Airlinesだけに限らない。1日に1本しかないが、UnitedやDeltaなどが安い価格を出す場合もある。台湾系ではEva Airなども捨てがたいし、Cathayなどもある。これらの航空券も含めた安いパッケージを組み立てできるのがExpediaなどである。
場合によっては、これらの格安ネット旅行社に出さない格安航空券が航空会社各社のサイトで提供される場合があるのでそのチェックも必要。

まとめ
一般の旅行会社のツアーは免税店の立ち寄りとかが好きな人ならいいが、フリープランが好きな人には、個人で手配するのがいい。
個人で手配する場合、関空経由が安いが、諸々の手間を考えると、成田や羽田発の方がよい。
航空券とホテルを別々に探すのもいいが、ネット系旅行会社を探すのもよい。
航空会社が提供している特別運賃は航空会社のサイトでしか出てこないことがある。

このような情報集めから旅は始まる。