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DMX-HD700の画質をもっとよくしてみる

三洋のザクティDMX-HD700を入手し半年、いろいろ使ってきたが、せっかくなのでもう少しかっちりとした画質で撮影できないのか、いろいろ試してみた。

ビデオカメラの撮影テクニック的なことはよく知らないが、マニュアルで設定できる部分は自動に任せない方がいいだろうと言う予測の元、その辺を中心にいじってみた。
結果から言えば、大差ないというところだが、設定してみたことを書いておく。

画質に影響しそうなのは画像のサイズ以外に「撮影メニュー 2」 で設定できる。

設定できる項目は

  • 動画手ぶれ補正
  • フォーカス
  • フォーカス方式
  • 測光方式
  • ISO感度
  • ホワイトバランス

個人的にはホワイトバランスその他はともかく、画像がもっとシャープになってほしいのだが、その手の設定はないようだ。

そこで、動画手ぶれ補正なし、測光方式、ISO感度あたりで設定してみたが、ISO感度を固定にすると、撮影中の画像自体は統一感が出てくるような感じがあるが、だからといって画質がよくなるわけではなさそうだ。

測光方式は、多分割、中央重点、スポットといろいろあるが、平均的な撮影用となら多分割で十分そうだ。被写体によっては中央重点やスポットなどを選べばいいようだが、これも直接画質には影響しない。

フォーカス方式は9点測距とスポットフォーカスがあるが、これもスポットフォーカスにしたから被写体へのフォーカスがビッチリ決まるわけでもなく、常に被写体を真ん中に固定しておかなければならなくなるため逆に迷惑な場合もある。
これなら、フォーカスをノーマルかスーパーマクロかで切り替えるくらいがちょうど良さそうだ。

ホワイトバランスも光源にもよるのだろうが、屋外ではオートにしておいた方が無難。室内では光源にあわせて切り替えるのが良さそうだ。

ということで、基本は全部オートという使い方がもっとも無難という結論になる。

Sanyo DMX-HD700を入手
三洋Xacti DMX-HD700はお手軽ビデオカメラとしておすすめできる

SD/SDHC CFアダプターNB-CSDACP3を買ってみた

BN-CSDACP3

コンパクトフラッシュでSDやSDHCカードを使えるようにするアダプターは、SDカードのみだった時代からいろいろあるが、よくわからないメーカのが多く使う気がしなかった。

最近、松下電器からSDHC対応の製品「NB-CSDACP3」が発売されたので買ってみた。4,000円ほど

一応、SDまで対応の「BN-CSDABP3」も持っていたが、当時のSDカードへのアクセス速度が死ぬほど遅かったので、予備としてしか持ち歩いていなかった。

ということで、少しはアクセス速度が速くなるだろうと思って、SDHC対応の物を入手したわけである。

そもそも、コンパクトフラッシュはデジタル一眼レフで使用しているが、最新のCanon EOS Kiss X2なんかはSDHCに対応しているわけで、上位使用の一眼レフでもなければコンパクトフラッシュは使わないわけだ。
今使っているEOS Kiss Digital Nは、2005年くらいに買ったが、当時はマイクロドライブのコストパフォーマンスが高かったので4GBのマイクロドライブを2万円くらいだったと思うが、当時、同容量のコンパクトフラッシュは倍以上したのではなかったかな。

今でもコンパクトフラッシュはそこそこ高いが、アクセス速度を重視するような、プロ向け一眼レフでは今後も残るのだろう。

EOS Kiss Digital Nでマイクロドライブと比較してみると、Class 6のTranscend製SDHCカードと同等かそれより早いアクセス速度が得られるようだ。
EOS Kiss Digital N程度の低速連射でも、数秒しか耐えられない速度であるが、連射なんかは滅多にしないので必要十分だ。他にどんなSDHCカードで問題なく使えるのかわからないが、少なくともパナソニックでなければだめと言うことはなさそう。

これで、メモリーカードを統一することが出来る。

http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=BN-CSDACP3

三洋Xacti DMX-HD700はお手軽ビデオカメラとしておすすめできる

三洋のポケットハイビジョンカメラ、ザクティ DMX-HD700を購入し三ヶ月ほど使用したが、画質などもう少し頑張って欲しかった部分はある物の、全体的には悪くない製品なのではないかと思う。
特に、発売初期は7万円程度だった価格も、現在では5万円程度にまで落ち、さらに期間限定ながら4万円を切る価格で販売するような店もあり、コストパフォーマンス面でも悪くはない物になりつつある。

以下の4つの画像(すべてオートで撮影)は、動画で撮影した物をQuickTimeで再生し、途中一時停止し画面キャプチャした物で、必ずしも良い画質とは言えない物の、そこそこの画質ではあり、この程度で満足できる方にはおすすめできる製品である。

DMX-HD700 Java ames GoslingDMX-HD700 Steve Balmer
DMX-HD700 Tokyo StationDMX-HD700 Tokyo Station

性能の良い大きめのビデオカメラに比べると、画質面では明らかに落ちる。しかし、この製品の利点は高画質ではなく、ポケットに入る程度のサイズでそこそこの画質を得られるカメラという点だ。
かさばらず、重くもないので、ライフメモのように気軽に日常を撮影できながら、画質もそこそこという初めての製品であると言えるだろう。

以前のXactiでも似たようなことは出来たが、VGA画質であり今時にしては少々劣る。YouTubeなどに上げるだけならそれでも十分だが、他の分野でも活用したい場合には、1280×720という画質は扱いに困るほどの大きなサイズでもなく、悪くない。

特に現時点で、AVCHDのようなPCのパフォーマンスが必要な物の場合、動画の編集が面倒だし、撮影した後のファイル管理が不便だ。その点、普通の*.mp4ファイルとして保存されるため、HDDなどにそのまま放り込んでおけば、あとでQuickTime等を使いいつでも再生できるというのは利便性が非常に高い。

バッテリ駆動時間については、予備バッテリ1個と運用すれば、一般的な利用方法では一日はほぼ問題ないレベル。また、8GBのSDHCカードを使えば、1泊程度の旅行なら余るほどの容量であり、SDHCカード自体も値下がりしており、この点でもテープメディアなどには負けてないだろう。

現時点(2008年1月上旬)で購入価格が5万円程度ならば、そこそこの画質のお手軽ビデオカメラとして、悪くない選択であるといえる。(2008年2月上旬現在Amazon.co.jpで4万円弱になっている模様)

上記画像のオリジナル編集版 (いつまで置くか不明)
QuickTimeで編集、エンコードし直しているのでオリジナルの画質ではありませんが、違いはあまりありません。

DMX-HD700の公式サイト

http://www.youtube.com/watch?v=YQsxXErdrpw
オリジナルのflvファイルをYouTubeに上げるとどのくらい画質が落ちるのかの実験。

ステディカムを自作する 1

ステディカムTiffenの登録商標で、ギャレット・ブラウンにより開発された、手持ちカメラの免震装置。
ようするに、普通に歩きながら撮影する際、歩いたときの振動が発生するが、ステディカムを利用することにより、流れるような映像を記録できるという素晴らしい装置。

映画や、TV番組の撮影ではよく使われ、最近では特に米国のスポーツ中継でもかなり活用されていることが番組を見ていてもよくわかる

このステディカムは基本的にプロ用であり、価格はものすごく高い。
例えば、コンシューマー用のビデオカメラなどに使えそうなSteadicam Merlinはこれだけでカメラ本体が買えそうな10万円弱という非常に高価な設定となっている。

こんな価格では導入する事はできないが、ネットで調べると自分で作る人も多いようなので、自作してみることにした。
原理は簡単で、振り子のような感じになればいいので、カメラ固定部分をどうにかして、棒におもりをつければいいのではないかと思われる。

鉄のパイプなどホームセンターで手に入る物で作るという手もあるが、この場合、見栄えも悪いし持ち運ぶときに不便なので、既存の部品をその場で組み立ててできないかと思い、カメラ屋で部品を集めて作ってみた。

使った部品

  • ハクバ 一脚ポール50 3,087円
  • エツミ スライディングプレート E-6081 1,470円
  • SLIK ミニボールヘッド SBH-1004 1,323円
  • エツミ 止めネジ(オス・オス) E-6085 588円
  • エツミ 止めネジ(メス・メス) E-6084 588円

Steadicam

Steadicam

下の方はとりあえず、余ってる電池を使ってバランスを取ることでそれっぽくなった。
家の中のテストではそれなりにうまくいっているが、近所でテストしてみた結果が以下の動画。

歩いているときの上下の振動は抑えられているようだが、はっきり言ってほとんど効果はない。
そもそも撮影方法が下手くそなのかもしれないが、カメラ自体がぐらぐら揺れてしまい、安定した動画にならないのはどうすればいいのだろうか。

バランスを考える、重さを調節する、など。
よくわからないので、今後の課題としたい。

以下、自作ステディカムで参考になりそうなサイト。

http://itoh-av.studio-web.net/page006.html
http://homepage.mac.com/tonfa/tonfa/unnun/myst.html
http://kamiya1.hp.infoseek.co.jp/index1.html
http://elm-chan.org/docs/photo/hhsc_j.html

http://www.cs.cmu.edu/~johnny/steadycam/
http://www.bealecorner.com/trv900/steady/steady.html

Sanyo DMX-HD700を入手

DMX-HD700

ビデオカメラの性能としては、HDC-SD5とかのAVCHD対応製品の性能が高いのだろうが、AVCHDはファイル形式がわけがわからなく、いろいろと使い勝手が悪いので、買う気がしない。
買うならMP4ファイルそのまま、デジタルカメラのJPEGファイルを扱えるように使える製品しかないだろうと思っていた。
さらに1920×1080とかのフルHDは編集するPCの要件も高く、編集自体が面倒くさすぎるので、現時点では720pで十分ということで、この辺で使い勝手のよい製品を待っていたわけだが、三洋からDMX-HD700というちょうどよいのが出たので買ったわけだ。

今まで使用していた10数年前のminiDV仕様ビデオカメラに比べたら天国のようなサイズと軽さ。これだけで個人的には十分。性能は数年後にすばらしくなることを願いつつご祝儀相場的に買ってやった。ざまあみろ?

とりあえず使ってみたファーストインプレッションとしては、

  • コネクタ類のカバーをあけるのが面倒くさい
  • バッテリを外すのにカバーは邪魔くさい
  • 持ちにくい
  • マイク端子がない
  • 止まっていればいいが、動いたときの画質が悪い
  • 言語設定が日本語しかない
  • その他いろいろ

歩きながら使うと、どんなビデオカメラでもそうだが、揺れがすごくて、さらに画質が若干悪いのでみられたもんじゃない。
まあ、価格とサイズ相応と考えれば許される範囲だが、将来の製品では画質をもっと高くしてほしい物だ。

購入3ヶ月後の感想

以下記念ビデオと10月23日くらいまで限定の生ファイルダウンロードサービス。



YouTubeより高画質で生データのダウンロードも可能 → http://blip.tv/file/620536/

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