Digital」カテゴリーアーカイブ

スマートフォンの端末の開発もろもろ

最強Appleは、CPU、OS、その他もろもろを自分で開発し、1年に1代くらいしか新機種を出さない。ついでに通話機能の無いiPod touchもある。

次点のSamsungは年間複数の機種を開発し、Androidやbadaもあるし他にもいろいろあってそこそこの機種が出てきている。
HTCはAndroidやWindows Phoneとかいろいろあるが、年間複数のそこそこの機種を出している。
この辺のグローバルに展開している会社は、年間複数機種を発表していても基本的に自分ところのスケジュールで展開している。

一方、日本の日本向けの製品は年数回通信事業者のスケジュールで展開している。
自分のところのスケジュールで、なるべく少ない台数を開発している方が、1台あたりの品質は高くなると思われる。

テレビなんて単なるモニター

PCにおいて重要なのは、PC自体の性能であって、モニターの性能ではない。もちろんモニターの性能が高ければそれにこしたことはないが、モニター自体が高性能すぎても仕方が無い。

同じようにテレビの場合、映像が表示機能と、音が出るスピーカーの機能がそこそこならそれで十分とも言える。
チューナーを内蔵するなどして、放送波が映る機能は付加機能でしかない。最近ではネット対応機能などを付加しているが、HDMIなどのケーブル一本で様々な機器に接続できるようになっているので、STB(Set Top Box)なんかのモニターとして使えば、当分陳腐化せず使用できる。
これからは、スマートフォンやらでも無線などを通してテレビに映像を表示するのが当たり前に使われるようになり、STB自体も変わっていきそうでもある。

テレビが情報のハブになってどうのこうのという考え方自体がもう古い。単なる情報を表示するだけのモニターだと考えれば、電機メーカーのシェアやら利益やらは大して重要でもないことに気づくだろう。

時代に取り残される日本の家電 特にテレビとビデオ関連

すでに、円盤メディアは終焉を迎えつつある。
4K対応テレビは2011年末から登場するようだが、Blu-rayはフルHD(1920×1080)の解像度にしか対応しておらず、4Kの4096×2160などの解像度には対応していない。
もちろん、映像を圧縮したりBlu-rayを多層にすればより長時間の映像が記録されるようになるが、映像などはネットワーク配信すればすむ話で、わざわざ物理的に記録した物を所有すると言うこと自体が時代遅れになりつつある。
4Kの映像を納めるメディアを作ることは可能だが、レコード、CD、レーザーーディスク、DVD、Blu-rayと続いた円盤メディアがDVD以上に普及することなく終焉を迎えるだろう。

その円盤メディアに適した形のビデオカメラのAVCHDだが、これはコンピューターなどネットワーク配信などが前提の機器で使うには非常に使いにくいコンテナだ。
1つの映像が1つのファイルになっておらず、AVCHDが前提とする円盤メディアに書き込む際に使い勝手のよいようなファイル形式になっており、無駄以外の何物でもない。

この方式を日本などでしか普及していない一般的な家庭用ビデオカメラに採用するのはともかく、コンパクトデジタルカメラなどにも採用しているのだから時代錯誤も甚だしい。
インターレースの話はここでは置いておこう。

テレビ番組を録画するという行為は、1990年代に世界各国で行われていたが、DVDやネットワーク配信が普及したことで、この行為自体が世界的にはあまり行われなくなっている。
もちろん、日本ではこの機能は必須機能となっているし、アメリカでもTiVoのような物はあるが、どちらかと言えばタイムシフト用途に使うのが主で、わざわざ残しておこうというようなことは減りつつある。
特に、見なくても何の影響もない日本のテレビ番組の多くは録画する必要が無い。中には良質の番組もやっており、二度と放送されないし、配信もされなさそうな物もあるが、一部の例外を除けばテレビ番組の録画なんかはタイムシフト用と以外で使われなくなるだろう。

その録画に関する機能だが、家電各社はいまだに古いUIを採用している。唯一まともといえるのが、ソニーのPS3でつかうtorneだが、これ以外は最近のスマートフォンやらタブレットのような気持ちいいUIを使おうともしていないようだ。
UIはともかく、番組表情報を取得中は操作できなくなったりなど、ユーザーの使い勝手を考えていないわけのわからない機能が多すぎだ。

テレビはテレビで、権利者の都合に合わせた誰も使っていなさそうな謎の配信サイトを開設し、それに合わせた新機能のテレビを発売したりしているが、年に数回販売されている新製品の多くが、そんな程度で新製品なのかと驚くばかりのほとんど変わらない新機能でしかない。

1年に1機種のみ、数世代前の古い機種もファームウェアのアップデートで新機能に対応できますくらいのことはできないのかね。

昔は、品質が高く安いということで日本の家電製品は世界中に売れたわけだが、今や品質は他国メーカーと大差なく、値段も安いわけでもないというわけのわからない状態。
なにか特徴的な新機能があるわけでもなく、UIなども洗練もされていない。
時代遅れの機能に対応しているのは100歩譲って、先端機能があるわけでもない。

テレビで付加価値とか利益重視ってアホなのかな

テレビなんかは映像を映すのが基本機能。
いかに高品質かはブラウン管やらトリニトロン管の頃には各社競い合っていたが、液晶やらのフラットパネルディスプレイになってからは、品質自体はどれも大差なくなった。
画質品質の基本は液晶の方式で、それ以外で細かい部分はある物の、問題はいかに安く作るかだ。

そんなテレビ受像器に付加価値をつけて利益を出そうなんてのがもう終わった話。
いかに他社より安く、少しでも利益を出すために数を出すかが勝負となる。

すでに20から60型程度のフルHDディスプレイは価格と台数競争のまっただ中。その中で小さな利益をどう積み上げていくかしかない。
PC用の10から30型程度も同じだが、こっちはもっと激しいかも。

一番数が出て比較的利益も出やすいのは4型前後のスマートフォン用のパネルだが単価が安い。こちらは近い将来年間5億から10億台は出るだろうから、ここで数を売って利益をいかに出すかが重要。
タブレット用の6から10型程度も同じように伸びるだろう。

付加価値が出てくるのが20から60型なら、4Kや3Dなんかの機能。特にゲーマー向けの遅延がないというのも付加価値になる。4型程度なら300ppi以上の解像度や3Dやらその他。PC用も解像度や色、3Dなどだろう。透過型のディスプレイも店舗用などに入っていくだろう。

その点、東芝は付加価値がほとんど出ないTV用の汎用ディスプレイはほとんどやる気無く、4Kやら裸眼3Dなんかを中心に力を入れてるようだ。東芝本体ではないが、スマートフォン用だとかも高解像度の物とか3Dとかいろいろがんばっているようだ。

この辺はサムスンやらLGやらも東芝あたりの後追いをしてくるだろうが、シャープやパナソニックは何やってるんだろうね。

ソフトバンクショップの謎対応について

iPhone 4Sで電話を受けることができなくなった。もしかしたらかける方もできなくなっていたのかもしれないが、調子が悪いながらも留守番電話センターにはつながっていたので、かけられたのかと思う。

電話を受けられなくなってから10日ほど経ってようやくそれに気づいたわけだが、どうもかかってこなかったので、自分でかけてみてつながらないことでそれが発覚したわけである。

ソフトバンクがおかしなことをやってつながらなくなったのかと思ったが、近所のソフトバンクショップがいろいろいじるとかけられるようになった。
いじった内容は、電源の入れ直し、micro SIMカードの入れ直し。

その間、私のiPhone 4Sの言語設定を日本語にしろと言われた。
基本この手の機器を日本語設定で使っているとアホになるので英語設定にして使っているが、日本語設定にしろという理由はいろいろ設定したいのでだという。
設定画面くらいしか使わないと思うが、なぜソフトバンクショップの店員が英語設定画面を理解できないのか。