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読売新聞、政治家がTwitterで気軽につぶやくことに苦言を呈する

読売新聞は、新聞各社が掲載しているコラムの夕刊版「よみうり寸評」において、政治家がTwitterで気軽に情報発信すること苦言を呈した。

2010年3月6日よみうり寸評

2010年3月6日よみうり寸評

ただ発言を取り消せない。流言飛語が怖い災害時も使えるか。「綸言(りんげん)汗の如し」。気軽につぶやいてもらっては困る時もある。

Twitterは発言を取り消すことが可能だが、RTなどされた場合はその限りではない。もちろん、政治家の発言に限らず間違いは後で訂正すればいいことだが、読売新聞は中国の格言を引用しつつ、のような発言について難色を示した。

メディアがマスメディアしかなかった時代には、政治家や行政・政府の発表内容をマスメディアが編集した上で読者・視聴者に届けていた。従来はメディアと言えば、新聞や雑誌、ラジオにテレビで、それらが唯一の媒体であり、唯一の情報を得るための手段だった。
しかし、インターネットを使ったソーシャルメディアの発達によって、必ずしもマスメディアが必須でなくなった。今では、政治家や行政・政府などの発表内容に限らず、民間企業や他国の一個人の発言ですら、全世界から直接得ることが出来るようになった。

読売新聞の今回の記事は、マスメディアを通さず情報を発信されると、旧来のメディアである我々には飯の食いっぱぐれになってしまうので止めて欲しいと言っているかのようだ。

古いメディアの利権はともかく、災害時などに必要なのは正確な情報が必要な人に届くこと。
必ずしも、メディアを通して情報を得る必要はない。購入する必要があり、多くても1日2回しか発行されない新聞。電気がなければ、電波が届かなければ見ることが出来ないが、基本的におおざっぱな情報を繰り返しているだけのテレビ。

インターネットは、端末、電気、ネット回線が無ければ情報を得られないという致命的な欠点がいくつかあるが、本人が必要なきめ細かな情報を自分で得ることが出来る。マスメディアよりインターネットの方が災害時には利便性が高いだろう。
おそらく万が一の時に威力を発揮するのは、高度な口コミ媒体であるソーシャルメディアであろう。

そこではマスメディアの出番は少ないが

なぜ、こんなものが流行るのか。

とのことなので、読売新聞はソーシャルメディアが何であるかが理解できていないのかもしれない。

産経新聞に原口大臣のTwitter使用を口頭注意された事にされる

2010年3月3日、午前8時50分から開始される参議院予算委員会に原口総務大臣など3閣僚が遅刻した。通常、委員会は9時に開始されるのが通例だが、今回は10分繰り上げたことが連絡ミスにより伝わっていなかったため。

報道によれば、原口大臣は8時52分にTwitterに投稿していた。そもそも9時に開始という連絡だったので、その直前にTwitterに投稿しようが、寝ていようが、個人の自由。

しかし、遅刻は事実であり、平野官房長官に遅刻した3閣僚は口頭で注意され。それそれの閣僚も反省していたようだ。

原口大臣の遅刻弁明Tweet

原口大臣の遅刻弁明Tweet

しかし、MSN産経ニュースによると、この口頭で注意されたニュースは

原口大臣のTwitter利用を口頭注意されたことにされる

原口大臣のTwitter利用を口頭注意されたことにされる

【3閣僚遅刻】原口総務相はツイッター 官房長官が口頭注意

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100303/plc1003031307008-n1.htm

という見出しになっており、Twitterで遊んでいたから官房長官に口頭注意されたというような印象を与えるニュースになっている。
他の報道でも、Twitterを絡めて報道しているところが多く、マスメディアを中抜きされるTwitterと、それを活用する政治家の印象を悪くするための情報操作を報道各社が進めていることがわかる。

http://twitter.com/kharaguchi

原口大臣Twitterで情報を流し新聞社に弁明させられる

原口総務大臣は、2010年2月27日にチリで発生した地震に伴う、日本への津波の影響などを2月28日に大臣自ら、Twitterで情報を提供した。
その後、3月2日に国会内で行われた記者会見で、なりすましの危険があり不適切なのではないかと記者に質問され「全くそのような認識を持っていない」と回答した。

その会見の内容を反映した記事が、朝日新聞と読売新聞の電子版に掲載(3月2日15時現在)された。
朝日新聞の見出しは
自ら津波ツイッター速報、原口総務相「正確な情報優先」
だが

読売新聞の見出しは
原口総務相、ツイッターで津波情報流し弁明
原口総務相釈明…ツイッターで津波情報流してた
津波関連情報をツィッターで発信…原口総務相
原口総務相弁明…ツイッターで津波情報流してた
と3回変わった。(17:00までに)
内容も、当初はなりすましの危険性について指摘したことが書かれていたが、最終的になりすましの部分は削除された。

朝日新聞は、情報を提供したことなどに関する記事だが、読売新聞の当初の見出しは、不適切な事への弁明や釈明したようになっている。読売新聞がこの記事を掲載した真意がどこにあるのか、ネット上で話題になった。
放送局などへの対応をせず、Twitterを優勢したわけではないだろうが、このようなことに時間を使っていいのかという意見もある。
記者が指摘するなりすましの問題は、この本人が投稿した物とは別問題。この質問をした記者と、この記事を掲載した読売新聞は単に挙げ足取りをして、原口大臣やマスメディアを中抜きされるTwitterのようなサービスを、つぶそうしているのではないかというような意見もネット上で相次いだ。

原口大臣のTweet

原口大臣のTweet

記者会見で私のツイッターによる災害対策情報提供について記者の1人よりなりすましの危険もあり不適切ではないかと質問がありました。 全くそのような認識を持っていないと回答しました。国会議事堂内会見だったためインターネットで流れていませんが会見内容を開示します。

http://twitter.com/kharaguchi/status/9857211358

なりすましの問題では、たしかに、民主党のサイトなどからリンクされている原口大臣の公式サイトからTwitterへのリンクが無く、本人の物かどうかを確認するのは困難だ。
少なくとも、政治家など著名人が使用するネットサービスは、何が公式なのか、一般ユーザーにわかりやすくする必要もあるだろう。

http://www.haraguti.com/
http://twitter.com/kharaguchi/

追記
TBSはツイッターで津波情報、総務相が釈明という見出しでこのニュースを紹介していた(ニュースの中で釈明という言葉は使用していない) URL

新聞とツイッターには、この記事を書いた後に気づいた、内容の論点がすり替わっている事が紹介されている。