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Nintendo 3DSでのDSiウェアの挙動

Nintendo 3DSが2011年6月にアップデートし、Nintendo eShopでDSiウェアの購入、DSiからの引っ越しも対応するようになったが、その挙動をメモしておこう。

Nintendo eShopからDSiウェアを買うには検索で、DSiウェアを選択する必要がある。ここで3DSに対応するDSiウェアが表示されるので好きなだけ購入できる。
好きなだけ購入は可能だが、基本的に本体内メモリにDSiウェアが保存されるので、本体内メモリの容量無いでしかメニュー画面に並べられない。
DSiと同様にSDカードにコピーすることは出来るが、3DS用のアプリなどと同様のSDカードからの実行は出来ない。

DSiウェアのSDカードへのコピーはDSiと同等で、セーブデータごとSDカードへコピーされる。そのため、3DSの本体メモリでDSiウェアを削除しても、コピーしたSDカードから本体に戻せばセーブデータは保持される。

3DSとDSの解像度は異なるので、3DSでDSソフトを実行したときと同様の表示だが、いくつかソフトをやった限りではほどんど気にならない。
パッケージ版DSソフトと同様にソフト実行中にすれちがい通信は出来ないようだ。

Nintendo 3DSバージョン2.0からの謎

2011年6月からアップデートが始まるNintendo 3DSのバージョン2.0正式には2.0.0-2J(日本版)だが、ようやく3DS本来の機能が使えるようになる。
今までのは単に新しいゲーム機として売っていただけだったが、ようやくネットワーク系機能が充実するなどゲーム機として本格的に機能するようになる。

それはともかく、謎の仕様も多い。

DSiウェアを3DSに引っ越したり、新しくDSiウェアをダウンロード購入できるようになるが、3DSでDSiウェアをプレイ中にすれちがい機能が使えるのかどうか。
DSiウェアはDSi用に最適化されているようだが、3DS用に最適化されるアップデートがあるかどうか。
すれちがいMii広場などすでに内蔵されているソフトのアップデートはないのか。
3DSで撮影した画像をアップロードできると言うがどこにアップロードできるのか。
3D系動画視聴機能は今後と言うことだが、いつになるのか。

など

今までは、1つのアカウントあたり複数の機器で使えるようなAppleのiPhone系コンテンツ管理になるのかと思ったが、現状の仕様では全てのDSiウェアを3DSに移行するのは待ちたい。
Apple系に限らずAndroidなども無料でのソフトウェアアップデートで機能が向上するのが世の常だが、任天堂は今までそのようなことをやってこなかった。今後どうなっていくのか注目したい。

Nintendo DSiと3DSを2台持ちする理由

任天堂のポータブルゲーム機Nintendo 3DSのキラー機能は立体視ではなく、すれちがい通信などのゲームとネット機能なことはご存じのとおりだ。
しかし、3DS以前のDSiやDSなど用ソフトを3DSで実行した場合、3DSのすれちがい通信機能は使用できない。
通常、ゲームをプレイする場合、ゲームの途中でスリープするが、3DSならその状態ですれちがいできる物の、DS用のソフトを3DSでスリープさせようが、ゲームを実行してようがすれちがいが一切できなくなる。

3DSですれちがい通信したい場合、3DS用のソフトをプレイするか、DSのソフトは終わらした状態でスリープさせる必要がある。
それなら、3DSは3DS専用にして、DS用のソフトはDSiなどでやればいい。そもそもDS系と3DSでは画面解像度が異なるので、DS用のソフトを3DSでそのままプレイした場合、画面を拡大するため若干ぼけた感じになる。DSの解像度で実行することもできるが、画面が小さくなると言うデメリットがある。このへん、3DSの解像度をDSの2倍にすると言うような事にしなかった任天堂が悪いが、まあ拡大したとしてもたいしたことないのであまり気にする必要もない。

今は、DS用の出来の良いソフトが低価格で手に入るので、3DSのソフトが中途半端な今、3DSはすれちがい専用にして、DSiでゲームを楽しむのがよさそうだ。
とはいっても2011年6月にはリメイクとは言えゼルダなどよさげなソフトが出てくるので、そんな中途半端な状態もすぐに止めてしまうのかもしれない。

次世代据え置きゲーム機(次世代Wiiとか)にHDD搭載はない件

2011年以降に登場する次世代据え置き型ゲーム機は、HDDの搭載はなくなる可能性が高い。
唯一Xbox 360のようなどちらかといえばコアゲーマーに好まれる次世代機には、現行機と同じように大容量HDD搭載モデルと、HDD無しモデルのような2モデル体制で出てくる可能性もあるが、HDDモデルは主要モデルではなくなるだろう。

HDDは無くなるが、ある程度のストレージは必要だ。各種セーブデータに加え、少なくとも基本的なゲームプログラムの保存用に。このデータ保存には、SSDなどのフラッシュメモリを採用するようになるだろう。

HDDは大容量なら1万円などの価格になる事もあるが、容量が少なくなったとしても、機械部品などがあるため3000円程度を下回ることはない。この価格はこれ以上大きく下がらないし、現行で最も小さい1.8型HDDを使用したとしても、それなりの物理的サイズが必要になるし、発熱などの処理も必要だ。また、モーターなどの可動部分があり、ゲーム機という気軽に取り扱われるホビー製品でもあり、いきなり電源断になったときなどの電気的な対策も必要となり、HDDは使用するだけで高コストな部品となる。

一方、HDDの代わりとなるフラッシュストレージは単なる半導体部品の一つなので、安ければ数十円で入手可能となる。もちろんある程度の容量は必要なので、数百円から数千円のコストがかかる物の、このコストは年々低下する。
現在のゲーム機で、低コストながらそれなりに十分な容量となるのが8GBや16GBで、このコストは2011年中盤に高く見積もっても1000円から2000円程度となる。フラッシュメモリのテクノロジは年々進化し、将来は確実に同コストで大容量になる。ゲーム機本体の発売から数年後のモデルでは、同価格で内蔵ストレージ容量は倍増するような事も可能になる。もちろん、ゲーム機本体にはそれを見越した設計が必要になる。

本体価格が2万円から3万円程度になることを考えると、ストレージ部分のコストがその1割以下になるというのはバランス的に都合がいいだろう。
例えば16GB程度の容量では、比較的小さいゲームならそれなりの数を確保できるしセーブデータだけなら大量に保存できる。しかし、大規模なゲームをダウンロードして楽しむような事になると、1本入るか入らないかという容量で多くはない。

そのために、比較的大容量のストレージが必要になるが、これはSDXCが使われるようになるだろう。
64GBのSDXCカードは比較的高コストだが、2011年中頃現在、下位規格のSDHCなら32GBで5000円程度のコストで一般ユーザーが容量を追加することができる。
当然ながら2012年以降に登場するゲーム機が普及するだろう2013年頃には、フラッシュメモリのコストが下がっているだろう。128GBのSDXCカードが5000円程度で入手できるようになっているかもしれない。このくらいの容量なら、HD動画や大容量のゲームも数本余裕で保存することができる。
このくらいの容量が将来はさらに低コストになるフラッシュストレージで実現可能になるなら、どうしても一定の価格からは下がらなく、故障率も半導体部品より高いHDDは搭載されなくなるだろう。

その頃になると、ゲームやHD動画は随時クラウド上からダウンロードするのも一般化し、必要最小限の容量さえあれば十分になり、クライアント上に大容量のストレージは必要ではなっている可能性もある。

Nintendo Wii 後継機の仕様はどうなる

任天堂が2011年4月25日に公表したWiiの後継機について、詳しくは2011年6月に行われるE3で公開されると言うが、それまではどうなるのか妄想してみたい。

任天堂としては、カジュアルゲームなども含め他のゲーム機などとの競争も重要な要素にしているだろうが、一番の課題はWiiやDSなどで得たゲーム層をどうやって次のゲーム機へも導いていくかだろう。
そのあたりはまた別途書くとして、ハードウェア的な仕様について考えたい。

少なくともWiiの上位互換として動作するのは確実だろう。確実に対応するのが、フルHDの本格対応とHDMI出力の搭載だ。
3DSで対応した3Dに対応するかどうかは気になるところだ。また、Wiiの上位互換でDVDドライブは搭載するだろうが、Blu-rayドライブを搭載するかどうかも注目だろう。もちろんどのドライブを搭載しても再生のみとなる。

CPUはどうなるのか、GPUはなど細かな仕様も気になるところだ。少なくとも従来機の上位互換を容易にサポートできる物になるのは確実で、その上でパフォーマンスはXbox 360やPS3を越える物になるのだろう。

ハードウェア上の最も注目すべき点は、入力系インターフェースだ。Wiiのリモコンは当時衝撃だったが、KinnectやMoveなどよりリッチなインターフェースも登場しつつあり、Wii次世代機がどうなるのか注目だ。
全く違うコントローラーにした場合、上位互換が簡単ではなくなるため、現状プラスアルファのコントローラーに新しいインターフェースのコントローラーを搭載すると言うことも考えられる。

現在海外などで出ている噂情報ではコードネームはProject Cafeで、ゲーム機自体の名称はStreamだという。製造価格は350から400ドルということで、販売価格は赤字で出したとしても3万円から4万円となり、どのゲーム機も発売当初はそうだがかなり高価な価格設定となりそうだ。タブレット型のコントローラーを搭載するという情報もある。
もちろん、これは単なる噂で、本当かどうかはわからない。

少なくとも任天堂が2011年4月25日時点で公表している情報では、発売は2012年(2012年1月から12月の間)、詳細はE3で公表という事だけである。
この公式情報に加えて、噂情報を吟味しながら、正式公開までわくわくして待つのが楽しみの一つだ。