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健康保険って海外でも適用されるのか

海外旅行で病気になった場合、現地で自費負担が原則だと思っていた。
海外旅行保険などに入っていれば給付される物の、けちって入らなかった場合は全額自己負担。特に医療費が高額となるアメリカなどで医療行為をうけたらちょっとした事でも破産すると思い込んでいた。

しかしながら、一般の健康保険、国民健康保険、社会保険、(一般的に)各企業の健康保険などでは海外旅行での医療行為で給付を受けることが可能とのこと。
これは2001年に法改正されたときから適用されているとのことなので、知らずに給付を受けていない人も多いのかもしれない。

海外療養費給付制度について(概要)

もちろん、これで一般の海外旅行保険が必要にならなくなるわけではないが(否定の連続)、死んだらしょうがないけど、病気になって気づいたら病院みたいな時の医療費を心配している人はある程度の助けになるだろう。

とは言っても、健康保険は赤字だから払わないとか言う人には適用されないのは当然だ。

ラスベガスへ安く行く方法

日本からラスベガスへの飛行機の直行便はない。飛行機で行く場合、ロスアンゼルス、サンフランシスコなどから乗り継いでいくことが多い。乗り継ぎの場合、ポートランド、シアトル、シカゴなどになることもあるようだが、直行便の無い飛行機の場合は乗り継ぎが必須だ。

それ以外の手段としては、ロスアンゼルスかサンフランシスコから車やバスで行くという方法がある。この場合、距離の関係からロスアンゼルスから移動した方がよい。車の場合、途中半分は山や砂漠となるが、おおよそ5時間から6時間は車で走りっぱなしである。この時の法定速度は時速70マイルから80マイルくらいなので、時速100キロ超となる速度で走り続ける必要がある。実際はこれより10マイルは速い速度で流れている。

ロスアンゼルスの国際空港となるLAXで車を借りる場合、車種にもよるが、1日20ドル前後から借りられる。そこそこの車にする場合、ディスカウント後に1日30ドル前後となる。長距離運転ならある程度余裕のある車が適しているだろうから、最低でも30ドル前後で借りられる車を選んだ方が無難だろう。
アメリカでのレンタカー保険はいろいろとあるが、全て付けると1日最低で30ドル程度となる。いろいろ削れば20ドル程度にもなるが、保険という意味なら全部入り(フルサービス)をおすすめしたい。もちろん保険なしでもいいし、日本で加入できる保険なんかもある。
ちなみに、アメリカは道がわかりやすいのでカーナビ(GPS)不要という20年前の情報をいまだに主張する人がいるが、行ったこと無いところはアメリカ人でもよくわからないことが多い。特に旅行者みたいに道になれていないのなら、GPS(アメリカでのカーナビの呼び方)は必須である。
GPS(イギリスではSat Navという)を付けていても、複雑なハイウェイのジャンクションでは片側7レーンとかある場合もあり、行き先とは反対側のレーンで走っていたりすると、目的のレーンに乗り遅れ、違うハイウェイに入ってしまうことも多い。この辺はある程度慣れると何とかなったりもするが。
とにかくGPSは必須であるが、レンタカー会社で借りると1日15ドル前後となる。安いGPSなら電気店で100ドルくらいで売っているので、車を借りる期間によっては買った方が安い。しかし、レンタカー会社が貸すGPSも、100ドル程度の安いGPSな事がほとんどで、どのレーンがいいかを教えてくれるレーンアシスト機能がない場合が多い、その手の高性能GPSは200ドル程度したりする。
もしもGPSを購入し、絶対にハイウェイなどで戸惑いたくなければ、レーンアシスト機能付きがおすすめである。場合によっては$150とかで買える。

2013年追記: アメリカのGPSは年々価格が下がっており、最低価格は100ドルくらいも機能は豊富になりつつある。スマートフォンで代用してもいいが、精度は専用機に比べると低い。

関連記事 アメリカで車乗るならGPS(カーナビ)つけた方がいいね

なんとかレンタカーでラスベガスに行く場合、車種にもよるがガソリンの給油は片道で1回くらいは欲しい。アメリカのガソリン価格は変動が激しいが、2011年頃は1ガロン3ドルから4ドル程度。満タンで入れると50ドルくらいになる。ちなみに、セルフ給油だが、セルフ給油機では日本発行のクレジットカードは使えないので注意したい。給油するときはレジで給油させてもらうように頼むしか無く、そのときは日本発行のクレジットカードも使えるし現金も使える。
関連記事 アメリカのガソリンスタンドで日本のクレジットカードは使えない

ラスベガスに宿泊する場合、ホテルの駐車場は大規模イベントやバレット(Valet)でもなければセルフ駐車の場合、通常無料である。
ラスベガスで乗り捨てるという方法もあるが、200ドルから300ドル程度のDrop off(乗り捨て)料金を取られる。借りる車種、期間、現地で使うかどうかにもよるが、場合によってはそのままホテルに駐車してロスアンゼルスまで乗って帰る方が安い事もある。
一応書いておくと、ハイウェイは無料。

ということで、ラスベガスに5日滞在するならガソリン代や保険も含め、車にかかるコストは400ドルから500ドル程度となる。
このレンタカーの料金と日本からロスアンゼルスまで(もちろんサンフランシスコとかでもかまわない)の航空券、車がある利便性を考えて、西海岸からラスベガスへの航空券と比較検討するといいだろう。
関連記事 CES用LAからLASへの航空チケット研究 2011年11月版

一方、飛行機で行く場合、アメリカ西海岸からなら片道100ドルくらいからあり、往復で200ドルくらいからと考えるといいだろう。日本からラスベガスへの通しの航空券で買った方が安い事があるが、この場合、アメリカ国内線と乗り継ぎがよいUnited、Delta、Americanもしくはそれらのアライアンスなどから選ぶ必要がある。

問題は、これらの航空会社の航空券が安いわけではないという点。例えば、日本からロスアンゼルスまで上述した3つの航空会社が10万円で、ロスアンゼルスからラスベガスという国内航空券をプラスしても11万円の場合がある。これは一見安いが、大韓航空やシンガポール航空が片道7万円とか8万円という航空券を提供している場合がある。
これらの航空会社では乗り継ぎ込みの航空券を発券できないので、別途ロスアンゼルスからラスベガスまでの航空券を用意する必要がある。この航空券は前述したように往復で200ドル前後からある。つまり2万円程度だ。

日本からロスアンゼルスまで8万円、ロスアンゼルスからラスベガスまでが2万円なら、合計で10万円で、通しで発券できる航空会社(とはいっても空港で何時間待つかはわからない)で乗り継ぎ便の航空券を含めて買うよりは安い場合がある。

さらに、ラスベガスでの宿泊費も考えると複雑になる。Expediaなどのネット系格安旅行会社はバケーションパッケージとして、航空券とホテル代セットの料金を出すことがある。
このパッケージがくせ者で、航空券とホテルを別々に出した場合と、航空券とホテルをセットにした場合で料金が異なることがある。セットにすると、航空券分が無料になるようなプランがあるのである。
つまり、航空券が200ドル、ホテルが1泊100ドルで、4泊で400ドルだったとすると、600ドルになるのが普通だが、バケーションパッケージで検索するとなぜか航空券とホテル代全て込みで400ドルという料金が出てくることがあるのだ。もちろん、航空券、ホテル共に両者同じ物である。
さらに、空港からホテルまでのシャトルバスのクーポンまで付いていたりして、片道15ドル、往復で30ドル程度のシャトルバスが無料になったりする。もちろん、シャトルバスでは運転手に荷物1個につき1ドルのチップくらいは渡そう。

ちなみに、日本の旅行代理店によるパッケージツアーの料金は調べたこと無いのでわからない。

まとめ
日本からラスベガスへの直行便はない
日本からアメリカ西海岸とかを経由して乗り継ぎが便利な航空会社が安いわけではない
ロスアンゼルスなどからラスベガスへの航空券は片道100ドル前後から。
ロスアンゼルスからラスベガスに車で行くと5~6時間。
航空券を探す条件としては、乗り継ぎ便、西海岸便と西海岸からラスベガス便を様々なパターンで検索しよう。
西海岸からラスベガス便を探す場合、ホテルも含めたパッケージプラン(アメリカとかの格安旅行サイトで)も検索するのが吉。

海外旅行で想定されるトラブル

Q&Aサイトなどを見ていると、海外旅行でトラブルが不安ですというのが多い。
不安なら行かなければいいんではと思うけど、どんなトラブルが想定されるかいくつか考えてみる。

空港、搭乗編
空港に行くがパスポートを忘れる
空港に行く時間を間違えてギリギリに到着してしまい焦る。
事前に空港に荷物を送ったはずだが届いてない。
旅行会社のツアーに参加しようとするが、同じツアーの参加者がわけわからん。
飛行機のチェックインをしようとするが、オーバーブッキングだとかで予定のに乗れない。
チケットに書いてある時間にゲートに行こうとして、空港でのんびりしていたら放送で呼び出されて焦る。
あなたが最後で出発が遅れたとか言われる。
乗ろうとした飛行機がトラブルで遅延して乗れない。

機内編
飛行機に乗ると両隣が大柄でいびきもすごく身動きとれない。
飛行機の席がリクライニングしない。
飛行機の席にテレビ画面が付いているが壊れている。
満席なので他の席に移れない。
客室乗務員が不親切。
食事は品切れで選べない。
食事が不味い。
飲み物の注文がうまく伝わらない。
到着して飛行機から降りようとするが、なぜか両隣の人の用意が遅く、さらに自分が降りようとする列だけ遅い。

入国編
入国審査に行こうとするが空港で迷う。
焦っていたため体温が上がって別室に連れて行かれる。
渡航先の入国審査で自分が並んだ列だけなぜか遅い。
入国審査でなぜか別室に連れて行かれる。
預けた荷物が出てこない。
預けた鞄の鍵が壊されている。
預けた鞄が壊れている。
税関で持ち物に関税がかかるとか言われる。
現地の空港にツアーの現地ガイドがいるはずだが見つからない。
ツアーのバスに何とか乗るが、空港使用料とかの名目でなぜかガイドに金を払う。

ホテル編
ホテルに到着するが満室とかで別のホテルに行くことになる。
別のホテルに行くタクシーの料金が妙に高い。
ホテルが思っていたよりしょぼい。
お湯が出ない。
目覚ましの時計が狂っている。
空調が壊れている。
隣室がうるさい。
外がうるさい。
持ってきたと思った荷物が入ってない。

レストラン編
料理の頼み方がわからない。
出てきた料理の食べ方がわからない。
料理が不味い。
料金が妙に高い。

観光地編
本当に観光地かと思うようなところだった。
売ってる物がどれも高い。
観光地への行き帰りの道路が舗装されて無く気持ち悪くなる。

ホテル編2
観光から戻ってくると荷物が無くなっている。
おなかを壊す。
体調が悪くなる。

つづく