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2024年 第50回衆議院議員選挙 埼玉5区の結果

毎回、小選挙区で勝つ枝野幸男と比例復活当選することが多い牧原秀樹の対決となっているこの選挙区。
2024年の選挙では小選挙区で勝った枝野幸男と、比例復活当選なるかの牧原秀樹は、惜敗率で復活ならずという結果になった。

牧原秀樹は法務大臣として挑んだ選挙だったが、自民党への逆風など様々な要素があったにせよ、落選は事実。
この結果を過去の選挙と比較する。

(数値は独自集計なので間違っていたら修正します)

選挙結果

2024年の衆議院議員選挙では、様々な問題が噴出した自民党への逆風がある中、野党第一党の立憲民主党がどうなるかが注目された。
結果としてみると、善戦した2021年は別として得票は約8万票あり、そこまで惨敗したわけではない。
一方で、立憲民主党の幹部の枝野幸男の得票数や得票率が増えているわけでもない。
他の対立候補がなかった場合に、他の候補分の2.5万票がどこに行くかによるが、それでもこの傾向に大きな変化はないだろう。

同じように牧原秀樹が比例復活当選ならなかった2009年当時は、枝野幸男が善戦するなどして落選したが、今回とは様相が異なる。
得票数自体は2017年よりは多く、惜敗率も高いが、自民党自体の問題があり、比例代表の得票数や、他の選挙区の動向が大きく影響していると考えられる。

落選の原因は旧統一教会との接点があったからとする向きもあるが、枝野幸男になかったわけではなく、多少は影響あった可能性はあるが、直接で最大の原因だったとは言えないだろう。もっとも、接点の回数自体は多く、選挙に近い日に報道があったため印象は悪い。

https://www.asahi.com/articles/ASQ8R6HRVQ8RUTFK00F.html

https://mainichi.jp/articles/20241008/k00/00m/010/136000c

今回の結果を見ても、党幹部で全国的な知名度も高い枝野幸男は、小選挙区で圧倒的に強いわけではなく、弱い牧原秀樹に何とか勝っているという印象は拭えない。

今後の立憲民主党や自民党の動き次第で、牧原秀樹は小選挙区で善戦するだろうし、比例復活当選もあるだろう。
枝野幸男が小選挙区で落選するという未来は今のところ見えない。

india e-visa

インドのビザ取得方法 2024年版

日本国籍の人がインドへ渡航するには、渡航目的が観光でもビジネスでもビザ(査証)が必要です。
インドは基本的にほぼすべての国からの渡航者にビザを必須としています。比較的多くの日本人が渡航するのにビザが必須の珍しい国の一つです。他には中国、ブラジルなどもあります。

ビザ取得自体は仕方ないとして、申請時に何段階も様々な罠、難解な部分があり、おそらくパソコン等から、この手の申請をした事無い方は難しいと思います。

インドのビザの種類

インドのビザは、到着空港で取得するVisa on Arrival、事前に電子的に取得するe-Visa、大使館等で取得する通常のVisaがあります。
それぞれ様々な条件がありますが、通常Visa on Arrivalか、電子的に取得するe-Visaを使うのが主流でしょう。

どちらも、対応渡航手段、対応空港が限られているので、陸路での入国、メジャーな空港以外からの入国の場合は注意しましょう。

一番手っ取り早いVisa on Arrival

日本と韓国など、一部の国だけに対応しているのが、Visa on Arrivalです。
日本人が海外へ渡航する際に一般的に使われているビザ免除プログラムのように、事前にビザの取得をせずにそのまま直接現地の空港で入国審査を受けて入国できる制度です。

何らかの問題で入国拒否になっていないなら、この制度で普通に入国できるでしょうが、細かな制度は頻繁に変わっているようで、審査時間、費用の支払い方法などはその時によってかわるようです。

2024年現在は時間がかかるなどの情報もあってか、実際にこの制度を使って入国する人は多くないようです。そのため、無駄に時間がかかるような事もないようです。
支払いはVisaやMasterで出来るようですが、なぜかそのカードが使えなかった場合などにどうなるのか不明です。

e-Visa

Visa on Arrival以外で、事前にビザを取得して安心して渡航できるのが、オンラインで事前に申請するe-Visaです。
e-Visa申請時の渡航目的は、旅行、仕事などでいくつかの種類があり、ビザの期間も30日、1年、5年などがあります。

期間は単純にその期間中永遠に滞在できるわけではなく、最大日数、入国回数、期間などの条件があります。
料金は国や時期、期間によって変わるようですが、日本からの場合はUS$25が基本のようです。

たまたま観光で数日や一週間前後滞在する場合なら、30日ビザでも問題ありませんが、次の章で解説する期限問題もあるので、安心を重視する場合、1年有効のビザを取得した方が良いかもしれません。

インドのe-Visa申請サイトはこちらです。
https://indianvisaonline.gov.in

30日有効e-Visaの期限問題

e-Visaを取得した場合、取得日と、期限が表示されます。
取得日としてDate of issue of ETA、e-Visaの期限としてDate of expiry of ETAが表示されています。
ETAはElectronic Travel Authorizationsの略のようです。

2024年現在、e-Visaの処理は72時間かかる事になっていますが、実際にはおおむね1日前後で承認されるようです。
申請し、決済までが終わった日がDate of issue of ETAになります。
Date of expiry of ETAは、ビザの期間によって変わりますが、30日Visaの場合は、申請日から30日後になります。
1年Visaの場合は、申請日から1年後になります。

このDate of expiry of ETAは、30日Visaの場合は入国の最終日で、それから30日間の滞在が認められます。1年Visaの場合は1年Visaが切れる期限で、入国時に認められる最終滞在日はこの日になります。

30日e-Visaは入国予定日の30日前から申請できます。1年e-Visaの場合は90日前から申請できます。

30日e-Visaは入国日から実際に30日後までの滞在が認められるので、30日間のVisaになりますが、1年e-Visaの場合は違います。
仮に4月1日に入国する場合で、仮に90日前が1月1日だとして、1月1日に申請するとします。
すると、Date of expiry of ETAは12月31日になります。つまり、実際には初めに入国した日から9ヶ月後までしか入国できないことになります。

30日e-Visaの場合、渡航日の30日前から申請できるので、仮に4月1日に渡航する予定で、30日前が3月1日だとした場合に、その日に申請をすると、Date of expiry of ETAは4月1日になります。
つまり4月1日までに入国しないと、このe-Visaの期限は切れます。

もしも、利用する飛行機が遅延した場合などは、4月2日などに到着することもあり得ます。
この場合はどうなってしまうでしょうか。日本国籍の場合はニューデリーなどの空港でVisa on Arrivalが使えるのでそれで審査を受ければ良いですが、日本国籍以外、他の空港などを利用した際には使えない場合もあります。

早めにVisaを取得したい場合でも、渡航日の25日前などに申請した方が安全でしょう。

インドVisa取得に必要な英語

インドVisa取得に必要な知識としては英語があります。
意味不明な単語は辞書、よくわからない文章は翻訳アプリなどを使えば良いので問題ないでしょう。
最終学歴、信仰している宗教など普段の生活であまり使わない単語が使われている欄もあるので、それさえわかれば自分で入力自体はできます。

インドVisa取得に必要な画像処理とPDFファイル作成

自分の画像はJPGファイルなどで送信します。ファイルサイズは1MB以下で、画像は正方形です。
パスポートの名前などが載っているページはPDFファイルとして送信します。ファイルサイズは300kb以下です。

画像の要件としては
The height and width of the Photo must be equal.
Photo should present full face, front view, eyes open and without spectacles
Center head within frame and present full head from top of hair to bottom of chin
Background should be plain light colored or white background.
No shadows on the face or on the background.
Without borders.
とあります。

Center head within frame and present full head from top of hair to bottom of chin
の要件はよくわかりません。日本などの一般的な証明写真は顔と、首や肩のシルエット例も例示されていますが特に書いていません。
要するに、明るめの背景で、日本の一般的な証明写真の縦横の画像を横に広げた物なら問題無さそうです。

問題なのがパスポート画像で、PDFファイルを300kb以下にするというのはかなり難しいです。

PDFの開発元Adobeもこの件を認識しているのか、PDFファイルをパソコンのAdobe Acrobatを使って300kbにする方法が説明されています。
https://www.adobe.com/jp/acrobat/hub/compress-a-pdf-to-300kb.html
おそらくこの方法では出来ないでしょう。

2024年現在で最も簡単にパスポートページを300kbに出来る方法は、スマートフォンアプリのAdobe Scanを使用する方法です。
このアプリで撮影したり、撮影した画像を圧縮してPDFファイルにすれば300kb以下に出来ると思います。

支払い問題

インドのe-Visaで、e-Visaの期限、入力の際の英語、送信するファイル問題をクリアしても、最後の問題は支払いにあります。

クレジットカードやPayPalでの支払いが出来ますが、クレジットカードは表示されていても番号を入力した段階で拒否されるカード、入力は出来ても支払いでエラーになる場合もあるようです。
PayPalの場合は、PayPalの設定自体が完全に出来ていないと利用出来ない場合もあるようです。

どのカードが問題ないかなどはその時の状況や様々な条件によるようです。

インドビザの取得方法まとめ

日本人がインドに入国するにはビザの取得が必要です。
一番簡単なのが、対応している空港で入国時にVisa on Arrival制度を使う方法です。しかし、支払い方法、その時の審査待ち時間などがどうなっているかは不明です。VisaやMasterカードが複数あればある程度安心してこの制度での入国は可能でしょう。

事前に安心して入国するなら、事前にe-Visaを取得します。
しかし、入力、送信するファイルが少々ややこしいので、つまづく人も多いと思います。
また、入国期限問題もあります。
そして問題になるのが、e-Visaの支払いです。何とか入力できても、持っているカードでは決済できない問題が出るかも知れません。

もしも、事前に安心したい場合は、Visa取得代行業者に依頼するというのもありますが、おおむね正規料金の3倍以上の費用がかかるようです。

インド大使館
https://www.indembassy-tokyo.gov.in

インド本

インド旅行ガイドブックの選び方

海外旅行のメジャーな行き先はいくつもありますが、いつの時代にも旅人の憧れの地で、様々なトラブルが実際にある場所ながら、多くの人が訪れているのがインドです。
インドという国への旅行は、日本人が旅するには様々なハードルがあります。その中でも十分注意しなければいけないのが、実際に多発している旅人をターゲットにした詐欺や犯罪です。
どの国でも注意は必要ですが、インドでは日本人含めた旅行者に対する詐欺が横行している世界でもトップクラスに危険な国です。
それらの詐欺に対抗するには手口を知ることが一番で、そのためには様々な情報元から、インドという国を知る必要があります。

海外旅行の基本的な注意点としてはわけわからない人と話さない、荷物の管理をしっかりするなどがあります。
このような基本はインドでもしっかりと対応するとして、訪問先で特有の様々な手口を事前に知っておくことが何よりも重要です。
その地域の情勢、危険な地域、旅行者向けの詐欺などが多発している現状があるなら、その手口を知っておけば、それに近づくこともなくなり、結果的に被害を防げるようになります。
インドでは様々な詐欺があなたを待ち受けています。その詐欺の手口は既に様々な場所で紹介されており、それを知るだけでも被害にあうことを防げます。

ちなみに治安というのは社会情勢のことで、犯罪発生率とは異なります。このような言葉の定義はしっかり理解しておかないと、誤読や勘違いの原因となります。

インドの情報を知る基本

インドでの様々なトラブルに関してまとまっているのが外務省関連の情報です。インドに行く事を決めた後、行く直前など、要所要所で何度も読み返して、しっかり理解してください。

これさえ読んで、理解して、行動すれば、ほぼすべての詐欺情報は理解出来ていることになるので、詐欺被害はほぼすべて避けられます。余計な本やブログなどを読む必要はなく、無駄に長いYouTube動画を見る必要もありません。
ネットで探すと出てくる詐欺の被害にあったという報告は、すべてここに書いてある手口です。このような情報を読まずに行動して被害にあうのは、基本が出来ていなかった事を報告しているようなことになります。

外務省海外安全ホームページ インド
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_001.html

在インド大使館
https://www.in.emb-japan.go.jp/itpr_ja/Japanese_Travellers.html

ここにあるような内容はわかっていたが、うっかりその状況になってしまい、逃げるためにやむを得ず犯罪者へ支払いをしてしまうようなケースもあるようです。
うっかりそのような状況に陥らないようにするためにも、事前に情報はしっかり頭に入れて行動してください。

インドのガイドブック

詐欺関連の内容は前述した外務省関連の内容でほぼすべてカバーされています。
その上で、情報がまとまっているガイドブックを併用するのがいいでしょう。

ツアーや短期旅行向けガイドブック

地球の歩き方 インド おおむね2010年以降版
最新版が好ましいですが、詐欺情報、観光情報は取り立てて変わってもないので、2010年以降版で問題ないです。中古市場から比較的安く入手できます。
それ以前でもそこまで違いはありませんが、1990年代前半までの物はかなり時代を感じさせる古さです。

特に詐欺、トラブル事例や対処方法などは、情報が散らばっているので、全ページ読んで重要な情報をしっかり発見する必要があります。
本を普段読まない方、読解力が低い方がこれを読んでも詐欺、トラブル関連情報は見つけられない、理解出来ないかも知れません。
2010年くらいの版からは、犯罪被害にあう人の意識の低さについて疑問を呈している内容もこの本内にはあります。

各地域の見所情報が載っているので、その地域をザックリ観光するための情報元としてもちょうど良いです。
土産物、食べ物関連の内容も普通に載ってます。

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中長期旅行向けガイドブック

旅の賢人たちがつくったインド旅行最強ナビ 2019年発行

複数筆者の比較的しっかりした最近の旅行記などを中心に読めが、旅行記のような文章が中心なので、地域の観光スポット情報は特にないと考えてください。
ブログなどの旅行記などは間違っていたり、旅の初心者が書いた物が少なくないですが、こちらは旅慣れた人の旅行記がまとまっていると考えると良いかもしれません。
詐欺や犯罪被害被害などについても一部に書いてあります。実体験を元にした物で読み物としてはいいですが、外務省関連の情報を超える物ではありません。

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インドという国や人々を知るための本

インド史

インド観光では、タージマハルのように350年位前の建物など、500年前くらいからのムガル帝国時代に作られた建物などの歴史的建築物や宗教的な観光地が観光の中心になっています。
このあたりの歴史をある程度頭に入れておかないと、有名観光地にわけもわからず行っただけの人になります。
まずは高校レベルの世界史のインド関連を読んで大きな流れを理解しましょう。インド史に関する内容は、なじみがない名前が多く、ある程度の流れを理解していないと、フマユーン、アクバル、シャージャハーンなど、なじみのないカタカナを1回見たくらいでは、それが名前なのか他の何かなのかなどもわからず、見当もつかない状態に陥るかも知れません。
世界史一問一答のような本で、要点の用語だけを知ることから始めるのも、敷居が低くて入りやすいかもしれません。
ある程度の流れを知ったら、Wikipediaに書いてある事を読む事から始めるのでも良いでしょう。
その上で、ムガル帝国くらいから現代までの情報をどこかで読み、観光名所と結びつくようになれば、何となくわかってくるかも知れません。
歴史自体は変わらないので、古い本当でも問題ないし、Wikipediaや各種世界史のサイトの情報でもいいでしょう。

一冊でわかるインド史 (世界と日本がわかる 国ぐにの歴史) 2021年発行

ネットの情報ではなく、しっかりとまとまった本で情報を得たいなら、このような本で読んでおくといいでしょう。

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インド人とのつきあい方―インドの常識とビジネスの奥義 2009年発行

インド人が結果的になぜ嘘を言うのか、2桁の九九の実態、価格交渉についてなど、インドでの常識についてまとまっている本です。
少々古い内容もありますが、読んでおくと中長期旅行では役に立つし、駐在するような場合は必読書になると思います。

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決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本 2024年発行

すべてマンガではなく、文章とマンガが半々で構成されている、インドという国をわかりやすく知るための本になります。最近のインド関連のビジネス含めた情報を頭に入れておきたい方向けの物です。
観光情報、歴史の解説などは特に載ってません。

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近年の政治やビジネス関連は各種新書等として多く出版されています。

旅行記など

ほとんどの有名旅行記は既に古い物で、今ではあまり参考にはなりませんが、当時の状況などがよくわかる物も多く、読んでみると面白い物もあります。
インドの方々の実態としては現代とあまり変わっていないところもあるようです。
他にもありますが、旅行記として読んで損はない物をリストにしました。

最近は現地駐在の方が書いたインド生活の実際のような本も増えています。そのような本は駐在する場合には良いかもしれません。

インドなんて二度と行くか!ボケ!!―…でもまた行きたいかも 2006年発行

数ある旅行記の中でも最も読みやすい。

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新ゴーゴー・インド 2001年発行

1986年版を改訂した版で、少々古いがインドなんて二度と行くかと並んで、定番となっている旅行記。

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深夜特急3ーインド・ネパールー 元は1986年

一応入れといた。
単行本の場合は2巻。

インドの旅の軌跡
バンコク(Bangkok)、コルカタ(Kolkata)
コルカタ(Kolkata)、キウル(Kiul)、ガヤ(Gaya)、ブッダガヤ(Bodh Gaya)
ブッダガヤ(Bodh Gaya)、ガヤ(Gaya)、パトナ(Patna)、ラクソール(Raxual)、ビルガンジ(Birgunj)、カトマンズ(Katmandu)
カトマンズ(Katmandu)、ビルガンジ(Birgunj)、ラクソール(Raxual)、パトナ(Patna)、バラナシ(Varanasi)
バラナシ(Varanasi)、カジュラホ(Khajuraho)
カジュラホ(Khajuraho)、ジャンシー(Jhansi)、デリー(Delhi)
デリー(Delhi)、アグラ(Agra)、ムンバイ(Mumbai)、デリー(Delhi)、アムリトサル(Amritsar)、ラホール (Lahore)

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河童が覗いたインド 1985年

全編手描きの本。(全編手描きというのは、実際に見ないと意味がわからないと思います)
それはともかく、当時の様子がよくわかる内容とイラストです。

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インドを題材にした小説等

沢山ありますが、勝手に代表的な物だけを独断でピックアップ。

石井遊佳 百年泥 2018年

チェンナイで働く日本語教師が100年に一度の大洪水に見舞われ… 芥川賞受賞作

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遠藤周作 深い河 1993年

遠藤周作の代表作の一つとされる作品。五人の主人公がインド旅行に参加しガンジス河に行き…

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三島由紀夫 豊饒の海 第三巻 暁の寺 1970年

三島由紀夫最後の長編小説で、輪廻転生がテーマとなったタイ、インド編。

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インド料理関係

美味しんぼ 12, 24 (24巻は1990年)
12巻に日本風カレー
24巻はカレー勝負で12巻に登場したカレー店店主も登場し、スリランカ、インドへカレー取材。海原雄山とカレー対決をする。インド料理、カレーとは何かの導入には読みやすい。

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インド・カレー紀行 2009年発行

インド史研究で著名な著者の辛島氏によるインド料理本の集大成的な本。

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食べ歩くインド 2024年発行

2020年版を合冊補強版。
各地のインド料理がこれでもかと紹介されており、その取材力の高さには脱帽する。

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京大カレー部 スパイス活動 2017年

料理としてのスパイスの本、カレーライスの本などはいくつかありますが、インドでのスパイス栽培などに関して書かれている数少ない本の一つです。
この本はそれがメインではなく一部にあるだけで、特に深く掘り下げているわけでもないですが、どこで何のスパイスが主に栽培されているのか、現地農家の状況などがわかる入門的な位置づけの物になります。
他にもっと良い本を見つけたらこれと入れ替えます。

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ヒンディー語

インドでは基本的に英語で通じますが、基本的な挨拶などは現地語を使いたい場合もあると思います。
その場合はヒンディー語でもいい場合もありますが、タミル語の方が適した地域、他の言葉の方が良い場合もあります。

残念ながら日本語によるヒンディー語の本はほとんどありません。タミル語は皆無と良いって良いでしょう。

挨拶などのヒンディー語なら、新しい地球の歩き方にはタミル語と共にいくつか掲載されています。
それ以外の旅行向けヒンディー語は

ひとり歩きの会話集 ヒンディー語 2019年

https://amzn.to/4gNRG24

くらいしかないです。

言語自体をしっかり学びたい場合は、タミル語含めてニューエクスプレスプラスシリーズと、数冊しかありません。

英語でのヒンディー語学習書籍の方が圧倒的に多いため、インドでの英語を学習した上で英語でヒンディー語を学習した方が効率的かも知れません。

インド訛りの英語は、YouTubeなどで現地訛りのヒヤリング学習するのが良いと思います。

ブログやYouTubeなど

地域の情報や、比較的新しい内容、その時筆者が感じたこと、街の雰囲気を知るには悪くありませんが、前述したように間違っている事、勘違いしている場合も少なくないです。
詐欺の被害報告は外務省の内容の手口を超える物ではありません。

そういった情報が知りたい場合は、無駄に長い動画などを視聴するより、外務省関連の内容を何度も読んだ方が役に立ちます。

オフピーク定期券とは何か

オフピーク定期券とは、ピーク時を避けた時間帯限定のJR東日本の定期券なら安いですよと言う物。

JR東日本は土日などを気にしているようだが、利用者としての最大の疑問はピーク時に乗るとどうなるのかという点。

答え ピーク時に乗ると、定期は適用されず通常の料金として別途請求される。

Suicaで設定出来る物なので、Suicaの残高から引かれる仕組み。
具体的にみてみよう。

例えば、1ヶ月の逗子から新橋へ横須賀線で約1時間の通常の定期券は23,580円だが、オフピークだと19,810円。差額は3,770円。
通常運賃は片道830円。

この場合は、約4.5回の通常料金での乗車でオフピーク通勤の意味が無くなる。

一般的に通勤定期券は最大の6ヶ月を買うのではと思うので、6ヶ月でみると通常が120,040円のところ100,860円で、差額は19,180円。
約23回の通常料金の乗車で差額は帳消しとなる。

6ヶ月の場合は1ヶ月あたり4回。1ヶ月の場合は4.5回。

ピーク時間帯は、逗子の場合は6:20から7:50。新橋は7:30から9:00。
この時間帯を避ければオフピークになるが、たまたま月に4回。週に1回程度この時間帯に利用してしまうと、オフピーク定期券の意味が無くなる。

もっと短い場合はどうなのかでみると、東京から総武線経由で西船橋をみると通常が9,620円なところ8,110円。差額は1510円。
通常の料金は320円なので、約4.7回の乗車で帳消しになる計算。

つまり、週に1回程度ピーク時に乗ってしまうとオフピーク定期券は帳消しになるし、それ以上乗ると、通常の定期以上になってしまう。

ピーク時に乗る可能性が少しでもある場合なら、オフピーク定期券を買うのはリスクがありすぎる。
仮にピーク時に乗った場合でも最大値が通常料金までなど、機能が充実していれば使う気にもなるが、現状の制度はJR東日本によるトラップでしかないと考える。

https://www.jreast.co.jp/offpeak_teiki/

地球の歩き方 インド

地球の歩き方にみるインドの旅行者向け詐欺の進化

2024年現在のインド・ニューデリー近郊での詐欺は

  • 空港でホテルまでタクシーで移動しようとすると案内してくれる人が近づいてくる。500ルピーとまあ相場くらいの価格を言われるので、500ルピーをその人に渡す。タクシーで目的地に到着するとタクシーの運転手から1000ルピー要求される。空港にいた人は勝手にやってるガイド。
  • 空港からホテルまでのタクシーなどで、そのホテルは閉鎖されているなどと言われて、代わりの割高な詐欺師とグルのホテルに連れて行かれる。
  • チケットは使えない、ニューデリーは暴動が起きていて危ないから、すぐに他の都市に行った方が良いなどと言われて、政府公認のツーリストインフォーメーションに連れて行かれて、だいぶ高いツアーを組まされる。
  • 確認のためにそのホテルなどに電話をかけてくれる、インフォーメーションの電話を使わせてくれるが、つながっているのは詐欺師なので、都合が良く閉鎖されていることを教えてくれる。
  • ニューデリー駅あたりを歩いていると、そっちに行くのは許可証が必要だとかなんとか言われて、観光案内所を案内されて…
  • 駅で列車に乗ろうとすると、ここは閉まっているとか言われて、観光案内所に…
  • リキシャなどで移動しようとすると、そこは今日は閉まっている、その目的ならもっといいところがあるぞとか言われて、詐欺師御用達の店に連れて行かれる。
  • 観光地で勝手に観光ガイドをはじめて、最終的に金を要求する。
  • 貴金属やカーペットなどの運び屋をさせる詐欺。
  • 話しかけてきた人に今後のインドの旅行計画などを話すと、いろいろアドバイスしてくれる。翌日偶然観光地で出会い、親切な人なのでいろいろ任せていると、飲み物を買ってきてくれるので飲む。気がついたら身ぐるみ剥がされている。

などあたりが有名です。

インド近郊に広げると民芸店関連の詐欺などもあるようですが、インド各地でこのような旅行者向けの犯罪が行われています。

リキシャ(トゥクトゥク)に乗る時、相場の数倍の価格を言われたり、降りるときに追加料金を請求されるくらいで詐欺だなんだと言っているようでは、すぐに現地で死ぬでしょう。
そんなインドの詐欺がいつ頃から発達していったかを30冊以上発行されている過去の「地球の歩き方 インド版」で確認します。

(数字)はその記載があるページです。

まとめ

読者投稿が充実してきたのは1990年頃からですが、1982年版から、空港到着後のタクシー代高額請求などの問題などについては書かれています。しかし、1997年版程度までは基本的にはバックパッカーは旅先のホテルなど予約せずに、その場で探して、縛られた旅をしないことが醍醐味だとしていました。
1998年版では、空港からの移動トラブル報告が増えた来たことからか、慣れていない方には1泊目は事前に予約することや、送迎の手配をする事を推奨しています。

しつこい客引きなどの注意喚起などは以前の版から載っています。
1992年版には旅行代理店に連れて行かれて嘘を伝えられるなどして、割高なツアーを組まされるような事が掲載されています。

ニューデリー駅での注意喚起は明確には書かれていませんが、1990年代後半くらいには注意喚起があります。

インド旅行の様々なトラブル事例やそれらの対応方法については、地球の歩き方内に載っています。しかし、600ページ前後のその膨大な文章の中から見つける必要があります。
それができない人が、地球の歩き方をインドに持って行っているのに典型的な詐欺にあっている原因かも知れません。

地球の歩き方 インド・ネパール 1982-1983年版

発行 1981年12月15日
主筆 恒河芥(河津一彦)
ページ数表記がある最後のページ数528
本文は黒と赤の印刷

記念すべき地球の歩き方インド編の第1弾となるのがこの年度版。

ここは詐欺らしい詐欺の手口はほぼ掲載されていないと言ってよさそうです。
オートリクシャーでメーターを使わないので交渉すること、バハール・ガンジの奧で非合法の両替がある事くらいです。

デリー空港に深夜到着して、タクシーでホテル探しをしていると、タクシー代を高額請求される可能性があるので、朝まで空港から出ないことを提案している。(197)
そのバハール・ガンジは安宿、安食堂、商店が多い所として紹介されている。宿にたどり着くまでのニュー・デリー駅前からのメイン・バザール周辺の注意事項についても特に注意事項はない。(213)

ツーリスト・インフォーメーションの活用を進めている。
ニューデリーならコンノート・プレイスにある、インド政府観光局や各州政府の観光案内所の活用を推奨している。

ガーンジャー(マリファナ)、チャラス(ハシーシ)について勧めては無いし、この時点でもほとんどの州では法律で禁止されている事が記載されているが、買うときの注意事項などが書かれている。(108)

こじき(76)

パスポートとビザ関連で6ページ(14-19)。
トイレは2ページ強(74-76)。

1ルピー、30円時代。
オーロ・リクシャー 初乗り1ルピーから、バス15から60パイサ。
チャパティー1枚15から25パイサ。ビリヤニ5から6ルピー。ターリー3から4ルピー。
サモサ1皿2個で50パイサ。
チャイ 20から50パイサ。

安宿シングル1泊5ルピーくらいからで、普通の安宿でも25ルピーくらいはするようだ。

地球の歩き方 インド 1990-1991年版

発行 1990年5月10日

ドラッグの記載が2ページになり、読者投稿でハシーシ体験が掲載されている。(109)

読者投稿に、アグーラでの政府の公認店、州政府の物産展はうそで偽物を買わされる注意喚起が掲載されている。(256)
このあたりが初めてインドでの明確な詐欺に関して掲載され始めたころになるようです。

地球の歩き方 インド 1992-1993年版

警察官詐欺(163)、ニューデリー駅前でのインフォーメーション詐欺(199)、メインバザールのガバメント・ツーリスト・オフィス詐欺(222)などが、読者投稿を元に掲載されています。

つまり、1992年版が発行された前年よりも以前から、この手の詐欺被害が発生しているということになります。
遅くとも1990年頃にはあった可能性が高いです。

ニューデリー駅前の外国人用オフィス前に、職員を装った詐欺師にヴァーラーナスィーは暴動が起きている、他の旅を案内するとか市内観光で$US185要求されたとかの35年後もよくある詐欺が存在していたようです。

メインバザールの詐欺ではヴァーラーナスィーはムスリムとヒンドゥーの戦争をやってるから危険。近くのガバメント・ツーリスト・オフィスに連れて行かれ、同じ話をし、飛行機の切符を勝手にシュリーナガル行きに切り替ようとし、日本人をどこからか連れてきてそれをすすめてきたといった、日本人もグルになっているパターンが掲載されています。

地球の歩き方 インド 1994-1995年版

1993年9月20日発行

この版から全面改定があり、詐欺に関しての記載や現地でのトラブル関連の内容が増えています。

法外な値段で売りつけられる、儲け話を持ちかけられて何千ドルも支払う、睡眠薬を飲まされる(142)ような内容から、勝手ガイド、見知らぬ人からの食べ物や飲み物の注意喚起、宝石やカーペットの運び屋、Varanasiで有人が犬にかまれた話。(143)のような事が乗り始めてます。

1992-1993年版のニュー・デリー駅前の詐欺が再掲載(208)され、240と241ページにはアグーラでの詐欺の読者投稿が2ページにわたって掲載されています。
418ページにもショッピングや交通系のトラブルが掲載されています。

465ページにはボンベイなどでの詐欺の内容も書かれており、地方都市デモ詐欺は広まっていることがわかります。
デリーのホテルオーナーが勧める、夜のプリペイドタクシー、政府のインフォーメーションでの相談については、発行から30年後の今ではこれすら使いにくい物になっています。
しつこい客引きやガイド、見知らぬ人との飲み、タクシーが指示に従わないことなどは、今でも通じる内容です。

地球の歩き方 インド 1997-1998年版

Main Writer 河津一彦
Reporters 斉藤由紀夫、有賀正博
Editors オフィス・ポストイット (末武千恵、永岡邦彦)
本文レイアウト 佐藤デザイン事務所
Cover Design 日出嶋明男
ページ数表記がある最後のページ数598
本文一部がフルカラー

ホテルは予約無しで泊まる物としている。(81)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起が地図内にあります。(209)
関口真理著の独立の父は今?(234-235)

地球の歩き方 インド 1998-1999年版

編集 オフィス・ポストイット 末武千恵、永岡邦彦
デザイン 佐藤デザイン事務所
ページ数表記がある最後のページ数614
本文一部がフルカラー

インドの基本情報、食べ物や文化、ビザ、航空券、ホテル、現地鉄道旅などの旅のTips 30-175
フルカラーで現地の様子がわかる内容が10ページほど

ホテルは予約無しで泊まる物としている。(111)
観光局などで騙された投稿が掲載されている。(184)
空港深夜到着時のトラブルや対処方法などが掲載されている。到着時のトラブル対策として、航空券予約時に同じ旅行代理店で1泊目のホテルと送迎を予約することを推奨している。(188-191)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起が地図内にあります。(210)
関口真理著の独立の父は今?(234-235)

ドラッグに関しては、軽く考えている人へ違法である事の注意喚起になっている。(132-133)
インド人紳士から聞いた話としてボリやすい1位が日本人、2位がイタリア人。騙しにくい1位がイスラエル人、2位がイギリス人という読者投稿が載っている。(141)

こじき(83)

パスポートとビザ関連で5ページ(36-40)、日本国内移動、出入国関連はなし。
トイレは実質2ページ。(81-83)

地球の歩き方 インド 2001-2002年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、末武千恵、髙砂真佐美、追田龍
デザイン 佐藤デザイン事務所
レイアウト 多賀茂里生
本文半分強がフルカラー、ページ数表記がある最後のページ数628

物乞い(71)

トイレは実質1ページ半ほど。(69-71)
空港から市内移動のトラブル(165)
関口真理著のデリーの歴史(171)
悪徳旅行会社について(182)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社の注意喚起が地図内に(209)
関口真理著のムガル帝国知って得する人物史(207)

地球の歩き方 インド 2002-2003年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、末武千恵、追田龍、髙砂真佐美
デザイン 佐藤デザイン事務所
レイアウト 多賀茂里生
本文半分強がフルカラー、ページ数表記がある最後のページ数612

ホテルは予約無しで泊まる物としている。(95)
旅行会社関連のトラブルを避ける方法として、初日のホテルと送迎を予約するしかない事を提案している。(167)
関口真理著のムガル帝国知って得する人物史(209)

物乞い(71)

パスポートとビザ関連で4ページ(26-29)、日本国内移動、出入国関連はなし。
トイレは実質1ページ半ほど。(70-71)

地球の歩き方 インド 2003-2004年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、末武千恵
デザイン&レイアウト 高木美保 (文進電脳情報株式会社)
本文がほぼフルカラー
ページ数表記がある最後のページ数470

パスポートとビザ関連で3ページ(21-23)、日本国内移動、出入国で2ページ(24-25)。
トイレは実質1ページほど。(51-52)

地球の歩き方 インド 2004-2005年版

韓国人はケチだから騙されない。日本人は隙がある。(39)
空港からのプリペイドタクシーで怪しい旅行会社に作れて行かれた。(50)リクシャーで土産物屋に連れて行くこと(56)などが掲載され。このような詐欺の被害にあった場合は待つのツーリストオフィスへの相談を推奨している。(94)
一方で偽物の観光局(118)、コンノートプレイスの私設旅行会社の注意喚起(121)など、詐欺被害の事例についてはかなり充実している。

地球の歩き方 インド 2006-2007年版

編集 オフィス・ポストイット 末武千恵、稲見さとみ、永岡邦彦
デザイン 日比真由美
ページ数表記がある最後のページ数527
本文はフルカラー

ドラッグに関する記載は、酒、タバコとあわせた完全な注意喚起目的になっています。(88-89)
病気、違法滞在、交通事故、詐欺、外国人ツーリスト風詐欺などのトラブル事例が掲載されています。(94-97)
一般の旅行者はホテルなどを予約して縛られる旅をしないと記載されている。(82)
一方で、旅行会社関連のトラブルが多いため、到着初日は事前に予約。宿泊と送迎がセットになっている物もあることを紹介している。(97)
ホテル代には普通は食事は含まれないと記載している。(85)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起が地図内にあります。(149)

トラベラーズチェックが便利だとしています。(26)
パスポートとビザ関連で3ページ(21-23)、日本国内移動、出入国で2ページ。(24-25)
トイレは実質1ページほど。(53-54)

地球の歩き方 インド 2007-2008年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、末武千恵
取材・撮影 前原利行、柴田徹之、カネコマサアキ、中嶋貴義、多賀茂里生、斉藤由紀夫 (C.P.C.)
デザイン 日比真由美
ページ数表記がある最後のページ数535

空港から旅行代理店や違うホテルに連れて行く詐欺が紹介されている(131)
偽政府観光局に騙される方が続出していることが投稿とともに書かれている。(132)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起、駅の嘘つき情報が地図内にあります。(154)

地球の歩き方 インド 2009-2010年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、前原利行、福間一、菅沼佐和子
デザイン 戸部明美(at)
ページ数表記がある最後のページ数567

偽政府観光局に騙される方が続出していることが投稿とともに書かれている。(137)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起、駅の嘘つき情報が地図内にあります。(162)

地球の歩き方 インド 2010-2011年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、前原利行、福間一、菅沼佐和子
デザイン 戸部明美(at)
ページ数表記がある最後のページ数567

睡眠薬強盗、運び屋詐欺の報告は少なくなっている。詐欺などの被害者は異口同音に根拠のない「自分は大丈夫」という自信が原因ではとしている。(137)

地球の歩き方 インド 2011-2012年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、前原利行、福間一、菅沼佐和子
デザイン 戸部明美(at)
ページ数表記がある最後のページ数583

ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起、駅の嘘つき情報が地図内にあります。(162)

地球の歩き方 インド 2013-2014年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦、永川銀珠
デザイン 戸部明美(at)
ページ数表記がある最後のページ数599

トラベラーズチェックの記載はある。(72)
自由旅行をする人はホテルを予約して縛られる旅をしないと記載されている。(96)
一方で、旅行会社関連のトラブルが多いため、到着初日は事前に予約し、送迎も手配することを紹介している。(163)
睡眠薬強盗、運び屋詐欺の報告は減っていると記載されています。(163)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起、駅の嘘つき情報が地図内にあります。(168)
グルガオンに関する記載がある。駐在2000人、出張を入れると4000人と書いてある。(172)

トラベラーズチェックは枠外に記載されています。(72)
パスポートとビザ関連で3ページ(68-70)、日本での出入国手続きで1ページ。(77)
トイレは半ページ。(95)

地球の歩き方 インド 2014-2015年版

グルガオンに関する記載(165)、様々なトラブルで共通する要素に根拠も無く自分は大丈夫だと思ったというものがあること(178)などが掲載されています。

地球の歩き方 インド 2016-2017年版

編集 オフィス・ポストイット 永岡邦彦
デザイン 戸部明美(at)
ページ数表記がある最後のページ数649
フルカラー

トラベラーズチェックに関する記載は無くなり、ドラッグに関しては完全に違法な物であるという記載になっています。(108)
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起、駅の嘘つき情報が地図内にあります。(169)

パスポートとビザ関連で3ページ(69-71)、日本での出入国手続きで1ページ。(77)
トイレは半ページ。(95)

地球の歩き方 インド 2020-2021年版

1981年12月15日 初版発行
2020年3月25日 改訂35版第1刷発行

編集 野瀬奈津子、松岡宏大(KAILAS)
取材・執筆 松岡宏大、野瀬奈津子、井生明、前原利行、山本高樹
デザイン 高木孝治(T.D.O.)
ページ数表記がある最後のページ数649

インドの基本情報、食べ物や文化などについての情報 8-67
ビザ、航空券、ホテル、現地鉄道旅などの旅のTips 594-641

グルグラム(gurugram)に関する記載が2ページに増えました。駐在2000人、出張を入れると4000人情報は以前から変わらず。(114-115)
関口真理著のムガル帝国人物史(126)
ツーリストインフォーメーションの説明がある。(594)
Uberなどに関する記載がある。(621)
ホテルは予約なしでもいいが、よほど慣れていないなら到着初日は予約することを推奨している。(624)
ドラッグに関しては完全に違法な物として説明されています。(632)

観光局に関しての記載はある(102)が特に推奨はしていない。次のページには旅行会社トラブルの読者投稿内容(103)が記載されています。
ニューデリー駅前、パハールガンジの旅行会社への注意喚起が地図内にあります。(107)

パスポートとビザ関連で2ページ(604-605)、日本での出入国手続きで半ページ。(610)
トイレは半ページ。(623)

地球の歩き方 インド 2024-2025年版

2023年8月1日 初版第1刷発行

編集 KAILAS (松岡宏大、野瀬奈津子)
取材・執筆 松岡宏大、井生明、小川周佑、野瀬奈津子
デザイン 高木孝治(T.D.O.)
DTP 又吉昌弘 (開成堂印刷)
ページ数表記がある最後のページ数651

グルグラム(gurugram)に関する記載が2ページ。駐在2000人、出張を入れると5000人になった。(106-107)
関口真理著のデリーという都市の歴史(91)
関口真理著のムガル帝国人物史(118)
CoCo壱番屋が2020年に進出して初めての更新となったと思うが、まだ現地にカレーライスはない事になっている(627)

全面刷新とはなにか

地球の歩き方はほとんど毎年の用に新版が提供され、10年程度一度、全面刷新されています。
全面刷新では、本文デザイン、構成などが変わっていますが、内容は基本的には変わっていません。インド版では1994-1995、2020-2021版で全面刷新的な更新が行われているようです。
時代に合わせた内容、現地の情報は毎回更新されていますが、基本は同じで、初版の内容がそのまま残ったりしています。その状況を各版でどうなっているのかみてみましょう。

インドでの食事の項目では「インドにないもの、それは「カレーライス」」という内容。
なお、CoCo壱番屋が2020年8月にインドに初出店しました。

1982-1983版
インドといえば、「ともかくカレーを食べている」という常識が(いや非常識が)いまだにあるみたい。それも日本のカレーライスを連想して!
(中略)
インドには、どこを探してもあのカレー・ライスはない。(94)

1998-1999版
“インド人はともかくカレーを食べている”というイメージを日本人は持っているようだが、インドにはどこを探してもあのカレーライスはない。(121)

2006-2007版
「インド人はともかくカレーを食べている」というイメージを日本人は持っているようだが、インドにはどこを探してもあのカレーライスはない。(74)

2013-2014版
「マサーラー文化を知ろう」の欄外に「インドにないもの、それは「カレーライス」」があり。
「インド人はともかくカレーを食べている」というイメージを日本人は持っているようだが、インドにはどこを探してもあのカレーライスはない。(100)

2016-2017版
「マサーラー文化を知ろう」の欄外に「インドにないもの、それは「カレーライス」」があり。
「インド人はともかくカレーを食べている」というイメージを日本人は持っているようだが、インドにはどこを探してもあのカレーライスはない。(100)

2020-2021版
「マサーラー文化を知ろう」内で
インド=カレーというのはよく知られてイメージだが、インドには日本人の考えるカレーライスはない。(626)

インド旅行の予算設定の冒頭で「インドは「安い国」か?」という内容

1982-1983版
インドは物価の安い国と言われる。何もかも信じられないほど安くて、ボクらのお金が何倍にも生きてくるなどと聞くと、何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(53)

1998-1999版
インドは物価の安い国と言われる。さらに強い”円”のおかげで、日本から持って行ったお金が何倍にもなるような気がしてくる。何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(60)

2006-2007版
日本と比較すれば、確かにインドの物価は安い。日本から持って行ったお金の価値が何倍にもなるような気がしてくる。何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(38)

2013-2014版
日本と比較すれば、確かにインドの物価は安い。日本から持って行ったお金の価値が何倍にもなるような気がしてくる。何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(59)

2016-2017版
日本と比較すれば、確かにインドの物価は安い。日本から持って行ったお金の価値が何倍にもなるような気がしてくる。何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(59)

2020-2021版
日本と比較すれば、確かにインドの物価は安い。日本から持って行ったお金の価値が何倍にもなるような気がしてくる。何か楽しそうだが、これはいったいどういうことなんだろう?(598)

このように年度毎に全く変わっていない項目、初版をかなり引きずっている項目があります。
初版から数え、編集プロダクションが変わる変化が、2回あったようですが、内容自体は時代とともに変わりつつある物の、中身はあまり変わっていない事がよくわかります。

後書き

記載内容は初版を最新版でもかなり引き継いでいるところがあり、時代とともにドラッグに関する記載内容が変わるなどしていて変化を分析するのはなかなか興味深いです。

地球の読み方を読んだが乗ってない手口だとか、事前に詐欺の手口を知っているのに騙されたとかの方は、読み込みが足らなし、本人の意識も欠けているのだろうと思います。
例えば地球の歩き方では、ホテルは予約しない物だが、別ページで旅行会社関連の詐欺事例を掲載するなどしているなど、記載が分散しており、しっかり読み込まないと何が正しく、どこを注視しなければいけないかわからないし、本人がそれを元にしっかり考えないと行けません。
このような雑多な内容の本は、隅々までしっかり読み込んで、内容を読解する必要がありますが、600ページ近いので普段読書をしない人には難しいのでしょうか。

私もすべては読み込んでいませんが、今後も読み込んで新発見があれば更新します。

地球の歩き方インド基本情報

発行状況
インド・ネパール編として 1982-1983版から発行
1983-1984版は無く、1986-1887版でインドとネパールが分離しインド単独へ、ネパール単独版は1988-1989版より。
1988-1989版、1993-1994版がなく、1994-1995版で全面刷新。その後しばらくは連続発行されたが2019-2020がなく2020-2021で全面刷新。
2021-2022、2022-2023がなく、2024-2025版で復帰。

インドと大麻
インドでは1985年に国としてNDPS法として、大麻などのドラッグを規制する法律が制定されました。
1980年代後半から90年台前半まではこれまでの記載を引き継ぎ、禁止されている物の手を出す人への注意事項が書かれていました。

インド旅行
インド旅行自体は1950年代のヨガ、著者の藤原新也氏が1968年から訪れた内容をまとめた「印度放浪」(1972)がベストセラーに。
同時期にNHKがインドの紀行番組などを放送したようで、1977年2月13日に海外リポート「史上最大の沐浴」インド・ガンジス河、1979年3月26日、4月8日に前後編で「永遠のガンジス」としてガンジス河特集を放送。このあたりからインド旅行が注目され始めたようです。
日本人の海外旅行が自由化されたのは1964年。円とアメリカドルが変動相場制に移行したのが1973年。その頃、ボーイング747のような大型機が搭乗し、航空運賃が大幅に下がるなどしました。
そして、80年代に入ると紀行文なども増え、テレビ番組などでも扱われる事が増えたことで、インド旅行に行く方も増えていったようです。