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Canon PowerShot SX230 HSでGPSを使う

CanonのコンパクトデジカメPowerShot SX230 HSにある注目機能の一つはGPSだ。
このカメラのGPS機能は写真や動画にGPS情報を書き込む以外に、GPSロガー機能がある。

GPS情報はバッテリーを取り外すなどすると本体無いから消されるようで、充電した後バッテリを取りつけるなどして、撮影しようとしても初め2分くらいはGPS情報が記録されない。
位置情報を取得するには電源を入れたままの状態で2分くらいかかる。
バッテリを入れ替えて初めての撮影の際、GPS情報を記録したければ、とりあえず外に出たら撮影しなくても電源を入れてGPS情報を取得する必要がある。

一度取得すればその後は、比較的短い時間でGPS情報が記録されるようになるようだが、取り出してすぐに撮影する(撮影まで数秒)という場合は、GPS情報が記録されないことが多い。10秒程度構図などを考えていると大抵は問題ない。

位置情報自体はかなり正確に記録されているようだ。

GPSロガー機能を使うとこの時間が短くなると思ったが、そんなことはないようだ。
GPSロガーで記録されるのは2分間隔程度の情報。ログファイルは
/DCIM/CANONMSC/GPS/
以下に記録され、日付ベースのyymmddx.LOGというファイルが作られる。
ファイルフォーマットがNMEAなのかどうかは不明だが、Google Earthでこのファイルを取り込むと問題なくログ情報として記録されていることがわかる。
おそらく他の地図ソフトなどでも読めるのだろう。

屋外では鞄の中に入れていても、ほぼ問題なく記録されるが、室内に入った場合、捕捉を誤り、しばらく正確な情報が記録されなくなる。
大きな施設に入り、入り口と出口が違うと、入り口まではいいが、出てからそこそこ長い間おかしな場所にいたことになってしまうので注意が必要だ。

ロガー機能を使用したバッテリ消費などはまだよくわからないが、総評すると、GPS捕捉時間は短くはないが、うまく使えば面白く使えそうだ。

出来れば、フジフイルムFinePix F550EXRにある、現在地から撮影地までの距離などが表示されると良かったし、どうせなら本体内で地図が表示されると良かったが、数世代後の製品に期待しよう。

タフ仕様のコンパクトデジカメを探す 2011年3月

防水機能は専用ハウジングなどで実現できるが、耐衝撃などになると本体のみではなかなか難しい。そもそも専用ハウジングはでかくてかさばるし、大げさで使い勝手が悪い。

ということで、その機能を本体のみで実現するコンパクトデジカメは諸々の用途で使い勝手がよい。

いくつかの製品があるが、代表的なところではパナソニック、オリンパス、カシオの3社となる。

Lumix FT3 12m防水 2m落下 IP6X -10℃
TG-810 ヨーロッパモデル 10m防水 2m落下 -10℃
EXILM EX-G1 3m防水 2m落下 IP6X -10~40℃

AVCHDな点を気にしなければ動画機能なども含めて考えると、パナソニックのFT3が良さそうな気がする。

ハイスピード動画が撮影できるコンパクトデジカメを調べる

高速に動く物などをゆっくりと録画できる機能のハイスピード動画を撮影できるコンパクトデジカメが増えている。
ここで個人的に重要だと思っているのが、その解像度と画質。
解像度と画質はそれぞれ違うが、とりあえずスペックで分かる解像度だけいくつか調べてみる。

キヤノン PowerShot SX230 HS
320×240 240fps
640×480 120fps

カシオ EX-ZR10 など
224×160 480fps
432×320 240fps
432×320 30-240fps

富士フイルム FinePix F550EXR
320×100 320fps
320×240 160fps
640×480 80fps

なんとなくカシオのが良さそうな気がするが、キヤノンでも悪くなさそうな気もする。
あまり画質を気にするなら、JVCのGC-PX1なんかがいいんだろうけど、3万円前後で小型というのがミソ。
EX-ZR10なんか2011年3月上旬現在、2万円強で買いやすい。

欲しい機能全部入りの富士フイルム FinePix F550EXR 2011年初頭

動画の性能がそこそこ良くて
ハイスピード動画が撮影できるカメラ、富士フイルムのFinePix F550EXRが日本でも発表された。

目的に応じて複数のカメラを持ち運ぶのは面倒くさいし、購入代金もバカにならない。ということで、全部入りの製品はありがたいことである。

FinePix F550EXRの機能をみると、光学系機能は24-360mmで他モデルよりも望遠側が若干劣る。マクロ機能はあまり違いがなさそうだ。GPSは付いている。
手ぶれ補正機能はCMOSシフトなので、他機種劣りそうな気がするが、インテリジェントブレ補正とやらで従来機種よりだいぶ良いと書かれているので、まあまあ使えると考えておこう。

動画系機能はH.264のmov記録でキヤノンなどと同じ。ビットレートはよくわからんが標準的な物なのだろう。

ハイスピード動画は320fpsまで対応するようだが、日本の仕様に書かれていないので詳しくはわからない。
海外サイトなどで調べると、
320 fps 320 x 100
160 fps 320 x 240
80 fps 640 x 480
となっているようで、まあまあだろう。

バッテリーはNP-50。FinePix REAL 3D W3なんかと同じ。おそらく、個人的な動画用途には不足だが、とりあえず使い回せるので問題は少なそうだ。

価格は4万円くらいの設定のようだが、旧機種のF300EXRが2万円台になっているので、F550EXRも発売してしばらくすれば3万円くらいになるのだろう。

動画のブレ補正なら、ソニーのDSC-HX9Vの方が上だろうし、ハイスピードムービー系機能もカシオのEX-ZR100だろうが、全部入りの魅力はなかなかだ。

ハイスピードムービー対応デジカメを探す

ハイスピードムービーはカシオの名称のような気がするが、要するに1秒間に240フレームなどの動画を撮影し、肉眼ではわからない本当は速い動きをゆっくりと再生出来る動画のこと。

例えばこの辺の動画

http://www.youtube.com/watch?v=s37PU6f2ZfU

こんな動画は、通常の動画を単にスローモーション再生するだけでは撮影できないので、それ用の機能を備えた物が必要になる。

このあたりを最も訴求しているのが、カシオのハイスピードエクシリムシリーズである。
最近は、キヤノンのPowerShot SX240 HSやサンヨーのDMX-SH11などでも対応しているが、このあたりの機能が最も充実しているのがカシオ製品である。

ということで、カシオ製品から探すが、個人的な好みで、マクロ、暗いところでも問題が少ない、動画の形式はH.264とかあたりで探すと、新しめのしか出てこない。

例えばこれになる。
EX-ZR10
EX-ZR100

どちらもハイスピード系機能は同じようだ。マクロはEX-ZR100が若干良く、バッテリ駆動時間もEX-ZR100の方が長いようだが、どちらも個人的な用途では大差ない。

価格は3万円近く、あまり割り引きもされないようなので、そこそこの機能のハイスピードデジカメを買うなら3万円程度の予算は見ておいた方が良さそうだ。

欲しい機能全部入りの富士フイルム FinePix F550EXR 2011年初頭に続く