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LA(ロスアンゼルス)への旅 2014

準備編
毎年恒例のロスアンゼルスへの旅の季節がやってきた。
毎年、ラスベガスで1月に開催される家電ショーのInternational CES 2014(以降CES)にあわせて行っている旅だ。
ロスアンゼルスに行く理由は、40年ほど前に移住した親戚の家を訪れることにある。
5年連続くらいで行っているが、どちらが本来の目的かわからなくなってる。

目的の1つのCESはラスベガスのホテル価格と、ラスベガスまでの交通事情が重要なので、夏頃から事前調査が始まる。

今回は6月頃からホテル事情をチェックしていたが、今年も安くて便利なホテル探しは厳しい。CESのメイン会場となるラスベガスのコンベンションセンター近くで宿泊料が比較的安いところは1泊100ドル程度だったが、9月頃にはすでに満杯となってしまった。

航空券

航空券は、今回はなぜか値上がり傾向にあり、ロスアンゼルスまでが10万円を超える場合が多いようだ。
こうなったら、Deltaの特典旅行でただで行くことにしよう。

特典旅行は10万マイルくらい消費するが、10万円以上支払うのよりは経済的な打撃は少ない。
そこで、日程とマイル消費の少なさという条件で探した。
行きは成田発のサンフランシスコ経由、ロスアンゼルス着。帰りはロスアンゼルス発、羽田着という便が良さそうだ。
日程は、年末と正月をなるべく外しながら日程を最大化、それでいてマイル消費も少ないのが1月1日発、1月14日日本着となった。

最終的に行きが6万マイル、帰りが3万5千マイル消費し、なんだかんだで支払った金額が4,840円で9月下旬に発券した。

日程

1月1日
DL208 成田発 4:15pm サンフランシスコ着 8:55am
DL5841 サンフランシスコ発 12:00pm ロスアンゼルス着 1:26pm

1月13日
DL637 ロスアンゼルス発 5:30pm 羽田着 14日11:00pm着

9月に発券したものの、その後の調査は続けていた。
すると12月下旬になるとSingapore Airlinesで、9月頃には空きなしだったのが8万円台からで提供されていた。
なかなか魅力的な価格だが、今回はあきらめることにする。

ラスベガスでの宿泊先

航空券を購入したら、次はラスベガスでの宿泊先探しだ。
一般的には旧Imperial PalaceのThe Quadが周辺ホテルに比べて安い。ここは部屋によるようだが、コーヒーメーカー無し、High-Speed Internetは有料なのはいいが異様に遅い。それでいて設備が古い。さらに2013年に宿泊した際は謎の100ドル課金されて、後でクレジットカード会社経由で返金された物の不信感しかないので、今回はなるべく泊まりたくない。

ということで、いろいろと探す。
このときに便利なのが、いつも利用しているExpediaだ。ここで一泊100ドル前後の部屋を探すことにする。

こちらは航空券から1ヶ月遅れた10月に、あるホテルで5泊234.04ドルというのを見つけた。これでも安いが、その翌日に別の部屋で5泊184ドルというという条件が出てきたので、先の予約をキャンセルして新しい予約へ。
1泊36.8ドルという計算になる。なんという安さ、これは泊まるしかない。

しかし、TripAdvisorなどの評価は良くない。点数自体はThe Quadよりも若干高いので、そのレベルのようだが泊まるのには不安がある。
まあ、なんか問題があればダウンタウンあたりの別のホテルに移動すればいいかと言うことで、あまり気にしないことにする。

これ以外にも、ダウンタウンやラスベガスのメインとなるストリップから少し離れたところにあるリゾートホテルなんかも探してみたが、そこそこ良さそうなのがあった物の、今回は安さ重視にしてみた。

レンタカー

レンタカーの予約も重要だ。
ロスアンゼルスは車がなければどこに行くことも出来ない。
親戚の家へ訪問するので、車がなくても何とかなるが、この場合は親戚の送り迎え前提となってしまい自由度がなくなる。
そのため、毎回車を借りることにしている。
目的の1つのラスベガス行きだが、こちらでも車があった方が諸々と便利だ。

ちなみに、ロスアンゼルスからラスベガスへ飛行機で行く場合、空港近くのレンタカー屋でレンタカーを返し、空港まで移動で1時間、空港に2時間前到着、1時間のフライト、シャトルバスなどでホテルへ移動で合計5時間弱かかる。
一方で、車でロスアンゼルスからラスベガスに行く場合、途中休憩にもよるが5時間から6時間程度。
時間的には車の方がかかるし、自分で運転するので移動中はひたすら運転で体力も消耗するが、時間的にはあまり変わらない。
距離は300マイル弱で約500km弱。燃費がリッター13kmなら40リットルほど消費する。
アメリカでのガソリンの単位はガロンで、これは11ガロン程度に該当する。2014年1月のロスアンゼルスでのガソリン価格は1ガロン3.6ドル程度なので、片道のガソリン代は燃費によるが、一般車で40ドル程度だ。
ガソリン代は往復で80ドル程度となるが、ラスベガスのガソリン価格は1ガロン3.2ドル程度なので、ラスベガスでガソリンを入れると1割程度安い。

CESシーズンはロスアンゼルス、ラスベガス間の航空券が高騰する。通常、往復で200ドル程度からの所、倍以上、場合によっては3倍程度になったりするのでロスアンゼルスからラスベガスへは車で行った方が経済的。

今回は、日本とロスアンゼルスの往復航空券で選んだが、ラスベガスへ直行し、車でロスアンゼルスへ行くという選択肢もある。
この場合、日本から西海岸へ飛びそこから、ラスベガスへのルートを選ぶ事になる。日本からロスアンゼルス、ロスアンゼルスからラスベガスと別々に買うよりも、この方が航空券の総額では一般的には安くなる。
もちろん、サウスウェストを選んだりすると話は別になるが、この選択肢の場合、ラスベガス滞在時間を長く出来る。
しかしながら、ラスベガスで遊ぶにはそれなりに予算も必要で、間違えてカジノで遊んでしまうと一瞬で数万円が消えてしまうことになる。
今回は、航空券自体をマイルを使って買っていることもあり、なるべく予算は抑えたいため、よりお金のかからないロスアンゼルス滞在を増やしたい。

ということで、ロスアンゼルスでのレンタカー探しだが、ここでもExpediaを使う。
Heartzは毎度ながら保険込みの高い金額しか出てこないのが謎だ。今回はBudgetあたりでもいいかなと思いながら事前調査し、12月に入ってからいろいろと調査し比較的安かった、DollarをExpedia経由で12月中旬に予約してみた。

車のタイプはStandardで、車種はMitsubishi Galant(or similar)と表示されていた。

予約時の価格
Base price:$227.57
Taxes & Fees:$63.96
total:$291.53

その直後、Dollar Expressという優待会員メニューを発見したので、これに加入。
Expediaで予約した番号をDollar Expressで入力していろいろと見てみると、予約当時よりも安い条件が出てきた。
予約を調整すると30ドル程度安くなった。

Base $210.02
Taxes & Fees $59.76
Total $269.81

出発の2日前ほど前に一応レンタカー会社で、同一タイプでいい条件を探すと

Base price $148.17
Taxes & Fees $45.13
Total: $193.30

というのが出てきた。
もちろん迷わず予約。
今回は予約番号などが変わったので、今までの予約が全てキャンセルされているかをしっかり確認。

アメリカ旅行の基本準備

ESTAの申請をいつしたのか毎回わからなくなるが、今回はESTAのサイトを見ると2012年末にしていたようだ。
このため、2014年末まで有効なので今回はESTA申請をする必要が無い。一方で、これを間違えると入国できなかったりするので、何度も間違いが無いかを確認。

今回は一部クレジットカード更新のタイミングでもあったので、こちらもどうなるのかをしっかりと事前確認しておいた。

レンタカーを運転するので、国際免許の申請もする。正式名、国外運転免許証。
こちらは、本来無くても良く、翻訳文だけでもいいとかいろいろとあるが、面倒を避けるために毎年受け取っている。
写真も含めて約3,000円。

これで一連の準備は終わり。

最終的には前日に諸々の書類を念のため印刷し、飛行機のチェックインをネットでするだけだ。

しかし、今回は2013年初頭に購入したVerizonのWi-Fiホットスポットが行方不明になり、GarminのGPS(日本名カーナビ)のマウントが行方不明になったので、こちらを探すのに大晦日に数時間かけて探しまくった。

GarminのGPSはLifetime Mapなので、12月に入ってから念のため2回にわけて最新版地図などがないかアップデートをしてある。

最大の問題は、大晦日に右手薬指先端をカッターナイフで切ってしまったこと。
結構やっかいだ。

最終的には、飛行機のチェックイン、ホテルの予約確認書などの印刷は出発当日にした。
荷物を鞄に入れるのも出発当日。今回はTシャツと下着類を6日分ほど持って行くことにした。

続くが、個々のサイトではない予定。

ホテルから謎の請求があったのでカード会社に文句を言う

先日、アメリカのホテルに宿泊した際、クレジットカードに謎の課金がされていた。
約100ドルの1万円ほどの謎の課金がされていた。
そのホテルでのアーリーチェックインの2,500円ほどは認識にあるが、その課金とは別に、1万円ほどの謎の課金がされていたことがクレジットカードの明細を見るとわかる。

そのホテル自体は、事前にネットの旅行代理店経由で支払い済みで、ホテルでのネット使用料金も別途課金されているので、100ドルくらいが課金されている理由がわからない。ホテル内のレストランは利用していないし、中の店で使った物は現金で払っているしで、考えられることは、チェックイン時に料金を追加すればもっといい部屋にするというのを断ったことくらいだが、それで課金される筋合いはない。

ということで、これはいったい何なのかなと思って、クレジットカード会社に連絡すると、そのネットの旅行代理店の予約のレシートなどをFAXで送れというので、FAXはありませんと答える。それでは郵便でということで、郵便で送ると、次のクレジットカードの明細が送られてきた際には相殺され実質返金された。

どうやら、使った物ではないものが課金されていたようだ。
いったい何なんだ、アメリカのホテルは。

アメリカで初めての返品体験 この返品制度はすごいぞ

アメリカのとあるホテルにはお茶などを飲むための湯沸かしが設置されていない。
これを知っているので、120V仕様の日本的なポットなどを買おうと思ったら、ケトルなども含めてアメリカの家電販売店Best Buyにはほぼ置いていないことが判明。
アメリカではお湯を沸かすとき、ガスなどを使ってやかんで沸かすのが主流らしく、ポットやケトルはほとんど販売されていない。もちろん売ってないわけではなく

BISTRO WATER KETTLE bodum

のような商品が置いてあったりする。
店によっては他の商品もあるが、日本風の商品は無いと思った方がいい。

そもそも、この手のキッチン用品は、日本みたいに家電量販店ではなくて、キッチン用品店に行った方が品揃えはいいようだ。
そんなことを知らずに、家電量販店で購入すると、選択肢が無い中でこの商品を購入したわけだが問題が発生した。

ホテルで使おうと思って、パッケージを開けると、ケトルのボトル部分はあるが、ボトルを置く部分がパッケージに入っていないのだ。

なんつうこった、主要部品が2個しか無いこんな商品でそんな事がありうるのか?
あり得るんだ。ここはアメリカだ。

商品の価格は40ドルほど。
どうしようか悩んだあげく、返品という技を使ってみることにした。
なにしろ、アメリカの返品制度は消費者に有利なようになっているという。

購入したBest Buyでは30日間どんな理由でも返品を受け付けると書いてある。

日曜の夜に購入した店にレシートを持って返品しに行くと、長蛇の列。
20分以上はならんだだろう。

ようやく順番が来て、入ってないことを説明し箱を開けかけたら、OKとして中身の確認もせず返品処理が進んでしまった。

購入したクレジットカード、IDをみせて、クレジットカードに返金という、返金手続き自体は一瞬で完了。

なんつう簡略化した返品システムだ。
日本だったら、本当に入ってなかったのか、商品の確認などぐだぐだ言われたあげくに返品を受け付けないということもありそうだが、ちょっと説明しただけですぐに返品。

すごい国だ。アメリカは。

Best Buy

アメリカのカリフォルニアでレジ袋(ビニール袋)禁止へ

サンフランシスコではだいぶ前から、ロサンゼルス市では2012年9月からスーパーなどでのレジ袋が禁止されたそうだ。
レジ袋とは日本で言ういわゆるビニール袋で、一般的にポリエチレン製の袋。ポリプロピレン製の物もたまにあるが、ビニール袋の語源とも言える塩化ビニール製の袋は2012年現在存在してない。

ロサンゼルス市というのは、ロサンゼルスのダウンタウンあたりの狭い地域で、日本人が思っているロサンゼルスはロサンゼルス群である。

どこが何を禁止しているかは、それぞれの行政区域などで異なるが、カリフォルニア州でレジ袋を禁止しようとしているのは確かな動きのようだ。
2012年現在、日本ではレジ袋は有料の店もあるし、レジ袋を断ると割引を受けられる店もある。そんな中、アメリカの大都市があつまるカリフォルニア州では法律でプラスチック製の買い物袋を禁止しようというのだから、世界で最も進んでいると言っても良さそうだ。

レジ袋は、1枚あたり10g前後で、原料のコストは1円前後、これに製造コストが加わり、1枚あたり数円となる。
昔は単なる袋だったが、ループ状の現在一般にレジ袋として使われているファッションバッグが発明され、利便性が向上。ほとんどコストがかからないことなど含め、各販売店では無料でサービスするようになって数十年、常にゴミ問題では課題となっていた。

そんななかで、海岸に打ち上げられるゴミとして常にレジ袋などが問題となっていたアメリカのカリフォルニア州で本格的に禁止。いろいろな反対運動もあるだろうが、この動きは全世界に広がっていくだろう。

実際のところ、プラスチックの袋は重さの割に薄いので、ゴミ処理場でみるレジ袋の多さの割には重量は少ないのだが、無駄な資源は浪費しないほうがいいに決まっている。

アメリカの車文化

日本とアメリカでは車に関する文化がかなり異なる。
当然、地域や収入などによっても異なるが、平均的なアメリカ人家庭(夫婦2人、子供2人)でみてみると。

車の保有台数は2台から3台。一般的に共働きで、車が無いと生活できないので最低2台はある。これに加えて、家族で出かける時用の比較的サイズに余裕のある1台で、合計3台となる。
これに、車好きの方なら、趣味の車がもう数台あることもあるし、普段使いの車をSUVにして、1家に2台で何とかするような家もある。

車は購入後5年前後の新車の場合もあるが、10年から15年程度の古い車を使い続ける事も多い。20年以上前の車が走っていることも珍しくない。

日本の場合、地方都市で一家に数台車がある場合があるが、この場合でも、複数台目は軽自動車などになる。アメリカの場合、日本の一般的普通乗用車がコンパクトもしくはミッドサイズ(中くらいのサイズ)という認識になる。軽自動車のような車はないし、日本の1000cc前後の小型車はよっぽどのことが無い限り見かけない。
日本で人口が密集している都市部では車が無い家も多いし、あっても1台程度だろう。アメリカでニューヨークやサンフランシスコなどごく一部の都市では車が無い場合もあるが、一般的なアメリカは車が無いと生活できないので、相当の貧困層以外は少なくとも1台はある。

日本では、発売から10年程度の車が走っていることはまれで、一般的に5年前後の車が多いだろう。
アメリカでは中古も一般的で、自分の乗っている車を売ろうと思ったら、車自体に「For Sale」などと書いたりして、走ったり駐車場に置きながら赤の他人に販売することもよくある。日本では、ボロボロすぎて誰も買わないだろと思うような車が10万円や20万円程度で販売されているようだ。

車自体、乗り方にも日本とアメリカは異なり、日本では妙な装飾を施した車が走っていることをたまに見かけるが、アメリカでは単なる足としての使用なので、ド・ノーマルの事が多い。もちろん、アメリカの車好きの中には相当に凝った装飾にすることがあるが、この装飾の美的感覚は日本とは全く異なる物と言っていい。
乗り方も、日本は車間距離を詰めすぎたり、あおったり、無茶なスピードを出したりなどおかしな運転をする人が少なくない。アメリカではほぼ流れに乗ったスピードだし、車間距離も日本の感覚で言えば開きすぎ気味でもあり、あおるようなことは無い。

まとめ
日本の車文化はアメリカに比べると相当遅れている。