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日本人が日本でUSのAT&T GoPhoneを維持する方法

AT&T GoPhone

現代人がUS(アメリカ)に行く場合、必須になるのが、現地の携帯電話会社が提供するプリペイド携帯電話だ。
AT&TならGoPhoneなど各種ブランドが提供されており、USの電化製品自動販売機BestBuy Expressでも買える物がある。
日本の携帯電話をローミングして使うのが最も手っ取り早いが、ローミングにかかる費用は、現地でプリペイド携帯電話を買うのに比べ天文学的な金額になり、ブルジョア階級くらいしか利用できない。

ちなみに、USはアジアなどに比べるとSIMカードを買ってどうのこうのするようなことがやりにくい日本のような国(日本よりはやりやすいが)だが、現地の低所得者層向けなどにプリペイドプランが充実しているのが幸いだ。
この制度を利用し、なるべく現地での通信費用を安くするには、プリペイド携帯電話を使うのがお勧めだ。

現地で、機種選びをしっかりしたい場合、通常の店舗型BestBuy(アメリカのヤマダ電機とヨドバシとビックカメラを足したような店(割らない)、要するにどこにでもある電器屋)に行くのがお勧めだ。最近では単機能で$20くらいの単なる携帯電話(フィーチャーフォンでも無い)から、$200くらいのスマートフォンも用意されている。
この中で好きな端末を選んで購入し、自分の好きなプランでオンライン(携帯電話を使って)で契約すれば、現地滞在中は問題なく使用できる。

問題は、次に訪れるとき。
例えば、AT&TのGoPhoneで$25のプランに入ると、3ヶ月は使える。
3ヶ月以内に訪れて、リフィル(料金追加)すればさらに3ヶ月使えるが、次に訪れるのが半年後とかの場合、契約が切れているので簡単にリフィルできない。

一般的に、一度契約が切れると、オンラインで何とかするのは難しく、AT&Tの店などリアル店舗に行って再契約する必要がある。
これでは面倒くさいし、電話番号も変わる。店でプリペイド携帯を買う場合は黙っていても買えるが、再契約には英会話も必須だし、リアル店舗がどこにあるかを調べる手間もかかる。

なにより、飛行機で空港に着いた直後に使えないというのは痛い。

このため、USへ時々行く方は、常に契約を契約し続けるのがお勧めだ。

AT&T GoPhoneなら、$25ドル以上の契約をしてから90日間は契約時に払ったお金がある限り契約を続けられる。さらに、契約終了後60日間の契約キャンセルまでの待ち期間がある。

正確には日数なので微妙に異なるが、半年に1度行くと言うことでわかりやすく説明すると。

1月1日に1週間滞在の予定で$25ドルのプランに入ると3月31日まで使える。
その契約は5月31日まで残っているので、5月31日までにオンラインで$25ドルの再契約する。
この再契約で、8月31日までは使えるので、6月から8月にUSへ行けば携帯電話をそのまま継続して使用できる。この契約は10月31までに再契約すればいいので、10月31日に再契約すると、次の年の1月31日まで使える。11月から1月までは、携帯電話を維持できるということだ。

ということで、1年間維持し続けるのにかかる最低の料金は$75だ。為替にもよるが、2012年現在一ヶ月600円くらいで携帯電話を維持できることになる。
これが面倒な方は1年間有効の$100の契約をして年に一回この手続きをすればいい。

問題は、この再契約方法だが、2012年4月現在日本から日本で発行されたクレジットカードを使い、AT&TのオンラインサービスmyATTで日本の住所を入れてそのまま契約できる。
このオンラインサービスを利用するには、現地でPIN番号を入手しておく必要がある。PIN番号は通常Text(SMS)で契約している端末に送られてくるので、現地にいる間に入手しなければならない。
クレジットカードを使わなくても、現地でリフィルカードを買っておき、これで契約を続けることも出来る。日本のクレジットカードがいつ使えなくなるか不明なので、契約を確実に続けるにはこのリフィルカードを入手しておくのもいいだろう。

いちいちこんな事をしないでも、現地で新しく携帯電話を買ったり、AT&Tの店に行って契約すれば携帯電話は使い続けることは出来る。この場合、ついた空港で使えないし、電話番号が変わったり、どこにあるかよくわからない携帯電話の店を探したりする必要も無い。携帯電話の契約のためにわざわざ店を探して現地で再契約するのは、時間の無い海外旅行では無駄だろう。

年間$75の費用を嫌い、番号が変わってもいいという方もいるかもしれない。
その場合、年に数回訪れるなら、仮に$25の契約を2回すると$50になるので、$25お得となる。
利便性を考えると、年に数回訪れるなら契約を維持し続けた方がいいだろう。

AT&T GoPhoneを維持する方法まとめ
アメリカでAT&TのGoPhoneを購入する
アメリカにいる間にPIN番号を入手する
日本から日本発行のクレジットカードで3ヶ月ごととか定期的に料金をネット経由で支払える
現地で売ってるリフィル用のカードを買って日本から登録することもできると思う

アメリカでのレンタカーの車種と選び方

アメリカでレンタカーを借りる場合、レンタカー会社選びと車種選びが非常に重要だ。
レンタカー会社選びでは大手の方が各種サービスが期待できるが、超大手のHertz、それに続くのがAVIS、Budget、Doller、Enterpriseなど大手と言われるようなところだけでも10近くあり、どれを選んでも大差ない。慣れない日本人の場合は超大手のHertzにしておくのが無難だろうか。

Hertzの場合、超大手過ぎてLAなどの規模がでかすぎるが、それは特殊だと思った方がいいだろう。

レンタカー会社選びに次いで重要なのが車種選びだ。
車種選びと言っても、車文化の発達したアメリカでは日本とは車種の感覚が違うので注意が必要だ。
アメリカの場合、いわゆるアメ車、昔のアメリカ車会社のでかい普通車が標準サイズで、それを基準としたサイズとなっている。

つまり、フルサイズカーと表示されているのはアメ車でシボレー・インパラやダッジ・チャージャーなどになる。
これより小さい、日本で普通車などと呼ばれているのがスタンダードカー、ミッドサイズカーなどがある。これはトヨタのカローラなど日本で普通に走っている車だ。日本人なら、このあたりを基準に車種選びをすればいいだろう。

さらに小さいのが、コンパクトカーやエコノミーカーもある。これはトヨタのビッツなど小型車となる。このあたりはハイウェイで80マイル(時速130キロ)出す車としては心細い。通常ハイウェイの制限速度は70マイル(110キロ)程度だが、場所によっては80マイルで流れているので長距離運転は向いていない。
こんな状況なので日本の軽自動車のような頼りない車はアメリカには無い。

さらに、ラグジュアリーカーとして、キャデラックなどがある。この手の車に乗ってみたい方にはちょうどいいだろう。

SUVという車の種類がある。一昔前まで日本でRVなどと呼ばれていた物だが、通常SUV(Sports Utility Vehicle)と呼ばれる。
日本で一般的なサイズのSUVはミッドサイズSUVだ。フルサイズSUVは荷物が多く大勢で乗るとき以外は必要では無いだろう。
SUVは乗車位置が高く、車自体も丈夫そうで安心感があるので、初めてアメリカで運転する車としては悪くない。

アメリカとクーポンの実情がわかるかもしれない Extreme Couponing

先日LAの服屋で$70くらいの買い物をしたところ、そのグループ服屋で使える$30のクーポン券をもらえた。

「$70の買い物で$30のクーポンをもらえるなんてほとんどただやんけ」

と思った私は、そのクーポン券を見ながら駐車場へ歩いていたが、使わなきゃ損と思い引き返そうとした。
その道すがらクーポンをよく見ると2週間後から半月間くらい使えるクーポン券だった。
なるほど、一度買い物させた客をもう一度買い物に来させる戦略なのかと理解した。

日本なら1000円の買い物で、100円くらいの価値のあるサービス券をもらえればかなりいい方だが、それをはるかに超えたクーポンだ。なにしろ買い物金額の半額程度のクーポンってすごいなと思っていたが、いろいろみてみるとアメリカのクーポンはかなり行き過ぎているようだ。

たとえば、Extreme Couponingというテレビ番組がある。

この番組は数百ドルの買い物をするが、クーポンをフル活用して支払いが1ドル前後みたいな買い物をお買いかけたドキュメントのような番組だ。
ここに出てくる人は、クーポンで買える物を大量に購入し、家の中に倉庫見たな部屋を作ってそこにクーポンをフル活用して得た商品を保管するくらいにクーポンシステムをフル活用している。

これは行き過ぎているにせよ、クーポンをもらったからその店に行くというのはアメリカ人としては一般的な行動のようで、何も無ければ行かない店に来てくれるようになるだけでも広告効果は抜群なのだろう。
オンラインでの注文を受け取るというようなシステムも多くの店で取り入れており、ネットと実店舗などの連携もかなり進んでいるようだ。

まだまだ、このアメリカのクーポンや商取引システムを理解できているわけではないが、現在の商取引を考える上でこれを見逃すことはできない。

2012年1月のUS旅行事件一覧

いつも海外旅行では事件がたくさんあるけど、今回のUS旅行は得の多かったなぁということで一応メモ。

京成線に乗り間違える事件
SeatGuruで調べた席がたいしてよくなかった事件
飛行機の席の電源が時々切れる事件
飛行機で寝てしまってうっかりサービスを受け忘れる事件
入国・税関がスムーズ事件
レンタカーのシャトルバスが来ない事件
レンタカーがボロボロ事件
親戚のおばさんに怒られる事件
それにしても、おしゃべり大好きだな事件
ラジオ体操が微妙に違う事件
野球の練習でヘトヘト事件

モノレールに意外に乗らなかった事件

ミード湖がVegasから車ですぐのところに見える事件
フーバーダムあたりの新しい道がGPSに無かった事件
フーバーダムが見所たくさんですぐ帰った事件
レッドロックキャニオンが本当に赤かった事件
レッドロックキャニオンも見所たくさんですぐ帰った事件
同じ週でも観光地のガソリンが高かった事件
適当に行った中華料理屋がPanda Express的な店だった事件
中華料理屋のスープがまずかった事件
マクドナルドで飲み物のオーダーが違いもめてる事件

ゴミ(みたいな物)が売っている車のフリーマーケットみたいなの事件
マクドナルドがルート66にあり、内装がそうなっていた事件
停電事件
車で30分走った結果、場所が違い目的のことができない事件
飛行機に乗る3時間前にサイクリング事件
結局たくさんガソリン入れたな事件
荷物送る窓口の位置が変わったかな事件
帰りの電車がスムーズ事件

その他もろもろ

ラスベガスへ安く行く方法

日本からラスベガスへの飛行機の直行便はない。飛行機で行く場合、ロスアンゼルス、サンフランシスコなどから乗り継いでいくことが多い。乗り継ぎの場合、ポートランド、シアトル、シカゴなどになることもあるようだが、直行便の無い飛行機の場合は乗り継ぎが必須だ。

それ以外の手段としては、ロスアンゼルスかサンフランシスコから車やバスで行くという方法がある。この場合、距離の関係からロスアンゼルスから移動した方がよい。車の場合、途中半分は山や砂漠となるが、おおよそ5時間から6時間は車で走りっぱなしである。この時の法定速度は時速70マイルから80マイルくらいなので、時速100キロ超となる速度で走り続ける必要がある。実際はこれより10マイルは速い速度で流れている。

ロスアンゼルスの国際空港となるLAXで車を借りる場合、車種にもよるが、1日20ドル前後から借りられる。そこそこの車にする場合、ディスカウント後に1日30ドル前後となる。長距離運転ならある程度余裕のある車が適しているだろうから、最低でも30ドル前後で借りられる車を選んだ方が無難だろう。
アメリカでのレンタカー保険はいろいろとあるが、全て付けると1日最低で30ドル程度となる。いろいろ削れば20ドル程度にもなるが、保険という意味なら全部入り(フルサービス)をおすすめしたい。もちろん保険なしでもいいし、日本で加入できる保険なんかもある。
ちなみに、アメリカは道がわかりやすいのでカーナビ(GPS)不要という20年前の情報をいまだに主張する人がいるが、行ったこと無いところはアメリカ人でもよくわからないことが多い。特に旅行者みたいに道になれていないのなら、GPS(アメリカでのカーナビの呼び方)は必須である。
GPS(イギリスではSat Navという)を付けていても、複雑なハイウェイのジャンクションでは片側7レーンとかある場合もあり、行き先とは反対側のレーンで走っていたりすると、目的のレーンに乗り遅れ、違うハイウェイに入ってしまうことも多い。この辺はある程度慣れると何とかなったりもするが。
とにかくGPSは必須であるが、レンタカー会社で借りると1日15ドル前後となる。安いGPSなら電気店で100ドルくらいで売っているので、車を借りる期間によっては買った方が安い。しかし、レンタカー会社が貸すGPSも、100ドル程度の安いGPSな事がほとんどで、どのレーンがいいかを教えてくれるレーンアシスト機能がない場合が多い、その手の高性能GPSは200ドル程度したりする。
もしもGPSを購入し、絶対にハイウェイなどで戸惑いたくなければ、レーンアシスト機能付きがおすすめである。場合によっては$150とかで買える。

2013年追記: アメリカのGPSは年々価格が下がっており、最低価格は100ドルくらいも機能は豊富になりつつある。スマートフォンで代用してもいいが、精度は専用機に比べると低い。

関連記事 アメリカで車乗るならGPS(カーナビ)つけた方がいいね

なんとかレンタカーでラスベガスに行く場合、車種にもよるがガソリンの給油は片道で1回くらいは欲しい。アメリカのガソリン価格は変動が激しいが、2011年頃は1ガロン3ドルから4ドル程度。満タンで入れると50ドルくらいになる。ちなみに、セルフ給油だが、セルフ給油機では日本発行のクレジットカードは使えないので注意したい。給油するときはレジで給油させてもらうように頼むしか無く、そのときは日本発行のクレジットカードも使えるし現金も使える。
関連記事 アメリカのガソリンスタンドで日本のクレジットカードは使えない

ラスベガスに宿泊する場合、ホテルの駐車場は大規模イベントやバレット(Valet)でもなければセルフ駐車の場合、通常無料である。
ラスベガスで乗り捨てるという方法もあるが、200ドルから300ドル程度のDrop off(乗り捨て)料金を取られる。借りる車種、期間、現地で使うかどうかにもよるが、場合によってはそのままホテルに駐車してロスアンゼルスまで乗って帰る方が安い事もある。
一応書いておくと、ハイウェイは無料。

ということで、ラスベガスに5日滞在するならガソリン代や保険も含め、車にかかるコストは400ドルから500ドル程度となる。
このレンタカーの料金と日本からロスアンゼルスまで(もちろんサンフランシスコとかでもかまわない)の航空券、車がある利便性を考えて、西海岸からラスベガスへの航空券と比較検討するといいだろう。
関連記事 CES用LAからLASへの航空チケット研究 2011年11月版

一方、飛行機で行く場合、アメリカ西海岸からなら片道100ドルくらいからあり、往復で200ドルくらいからと考えるといいだろう。日本からラスベガスへの通しの航空券で買った方が安い事があるが、この場合、アメリカ国内線と乗り継ぎがよいUnited、Delta、Americanもしくはそれらのアライアンスなどから選ぶ必要がある。

問題は、これらの航空会社の航空券が安いわけではないという点。例えば、日本からロスアンゼルスまで上述した3つの航空会社が10万円で、ロスアンゼルスからラスベガスという国内航空券をプラスしても11万円の場合がある。これは一見安いが、大韓航空やシンガポール航空が片道7万円とか8万円という航空券を提供している場合がある。
これらの航空会社では乗り継ぎ込みの航空券を発券できないので、別途ロスアンゼルスからラスベガスまでの航空券を用意する必要がある。この航空券は前述したように往復で200ドル前後からある。つまり2万円程度だ。

日本からロスアンゼルスまで8万円、ロスアンゼルスからラスベガスまでが2万円なら、合計で10万円で、通しで発券できる航空会社(とはいっても空港で何時間待つかはわからない)で乗り継ぎ便の航空券を含めて買うよりは安い場合がある。

さらに、ラスベガスでの宿泊費も考えると複雑になる。Expediaなどのネット系格安旅行会社はバケーションパッケージとして、航空券とホテル代セットの料金を出すことがある。
このパッケージがくせ者で、航空券とホテルを別々に出した場合と、航空券とホテルをセットにした場合で料金が異なることがある。セットにすると、航空券分が無料になるようなプランがあるのである。
つまり、航空券が200ドル、ホテルが1泊100ドルで、4泊で400ドルだったとすると、600ドルになるのが普通だが、バケーションパッケージで検索するとなぜか航空券とホテル代全て込みで400ドルという料金が出てくることがあるのだ。もちろん、航空券、ホテル共に両者同じ物である。
さらに、空港からホテルまでのシャトルバスのクーポンまで付いていたりして、片道15ドル、往復で30ドル程度のシャトルバスが無料になったりする。もちろん、シャトルバスでは運転手に荷物1個につき1ドルのチップくらいは渡そう。

ちなみに、日本の旅行代理店によるパッケージツアーの料金は調べたこと無いのでわからない。

まとめ
日本からラスベガスへの直行便はない
日本からアメリカ西海岸とかを経由して乗り継ぎが便利な航空会社が安いわけではない
ロスアンゼルスなどからラスベガスへの航空券は片道100ドル前後から。
ロスアンゼルスからラスベガスに車で行くと5~6時間。
航空券を探す条件としては、乗り継ぎ便、西海岸便と西海岸からラスベガス便を様々なパターンで検索しよう。
西海岸からラスベガス便を探す場合、ホテルも含めたパッケージプラン(アメリカとかの格安旅行サイトで)も検索するのが吉。