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健康保険って海外でも適用されるのか

海外旅行で病気になった場合、現地で自費負担が原則だと思っていた。
海外旅行保険などに入っていれば給付される物の、けちって入らなかった場合は全額自己負担。特に医療費が高額となるアメリカなどで医療行為をうけたらちょっとした事でも破産すると思い込んでいた。

しかしながら、一般の健康保険、国民健康保険、社会保険、(一般的に)各企業の健康保険などでは海外旅行での医療行為で給付を受けることが可能とのこと。
これは2001年に法改正されたときから適用されているとのことなので、知らずに給付を受けていない人も多いのかもしれない。

海外療養費給付制度について(概要)

もちろん、これで一般の海外旅行保険が必要にならなくなるわけではないが(否定の連続)、死んだらしょうがないけど、病気になって気づいたら病院みたいな時の医療費を心配している人はある程度の助けになるだろう。

とは言っても、健康保険は赤字だから払わないとか言う人には適用されないのは当然だ。

大阪に行くより安い? 台湾の台北

東京から大阪に行くには正規料金で新幹線を使うとして、往復30,000円弱。
一方、台湾の台北は片道4から5時間で、格安航空券が往復3万円程度から。

都心から空港に行くのに5,000円程度かかるのが痛いが、もっと安い航空券を見つけれれば新幹線の正規料金よりも安くなるかもしれない。大阪へ高速バスやなにやらで行くのなら、大阪行きの方が交通費は安いに決まっている。しかしながら航空券と空港までの交通費さえなんとかすれば、交通費はかなり近くなる。

交通費が同等として、宿泊費は5,000円程度から数万円など、大阪も台北も大差なし。

台北の違いは、台北の一般的な国際空港は桃園空港で台北までバスで1時間くらいかかるがバス代は300円程度。
市内での移動も、MRT(地下鉄)の料金は100円以下で50円くらい。

数日滞在するとして、大阪の場合は安いとはいえ、1食1,000円と計算して一日3,000円。
台湾の場合、安くしようと思えば、1食200円くらいで十分。飲み物はコンビニのペットボトル1本60円くらいから。ということで、台北での食費は1日1,000円くらい。

3日滞在するとして、大阪では現地で10,000円近くかかる可能性があるが、台湾では5,000円もかからない。
航空券の値段にも夜が、総合すると大阪に行くのも台湾に行くのも大差ない。

これは、東京から大阪以外でも、そこそこ遠い地方に行くのも同じ。日本ってなんか高いね。

ラスベガスへ安く行く方法

日本からラスベガスへの飛行機の直行便はない。飛行機で行く場合、ロスアンゼルス、サンフランシスコなどから乗り継いでいくことが多い。乗り継ぎの場合、ポートランド、シアトル、シカゴなどになることもあるようだが、直行便の無い飛行機の場合は乗り継ぎが必須だ。

それ以外の手段としては、ロスアンゼルスかサンフランシスコから車やバスで行くという方法がある。この場合、距離の関係からロスアンゼルスから移動した方がよい。車の場合、途中半分は山や砂漠となるが、おおよそ5時間から6時間は車で走りっぱなしである。この時の法定速度は時速70マイルから80マイルくらいなので、時速100キロ超となる速度で走り続ける必要がある。実際はこれより10マイルは速い速度で流れている。

ロスアンゼルスの国際空港となるLAXで車を借りる場合、車種にもよるが、1日20ドル前後から借りられる。そこそこの車にする場合、ディスカウント後に1日30ドル前後となる。長距離運転ならある程度余裕のある車が適しているだろうから、最低でも30ドル前後で借りられる車を選んだ方が無難だろう。
アメリカでのレンタカー保険はいろいろとあるが、全て付けると1日最低で30ドル程度となる。いろいろ削れば20ドル程度にもなるが、保険という意味なら全部入り(フルサービス)をおすすめしたい。もちろん保険なしでもいいし、日本で加入できる保険なんかもある。
ちなみに、アメリカは道がわかりやすいのでカーナビ(GPS)不要という20年前の情報をいまだに主張する人がいるが、行ったこと無いところはアメリカ人でもよくわからないことが多い。特に旅行者みたいに道になれていないのなら、GPS(アメリカでのカーナビの呼び方)は必須である。
GPS(イギリスではSat Navという)を付けていても、複雑なハイウェイのジャンクションでは片側7レーンとかある場合もあり、行き先とは反対側のレーンで走っていたりすると、目的のレーンに乗り遅れ、違うハイウェイに入ってしまうことも多い。この辺はある程度慣れると何とかなったりもするが。
とにかくGPSは必須であるが、レンタカー会社で借りると1日15ドル前後となる。安いGPSなら電気店で100ドルくらいで売っているので、車を借りる期間によっては買った方が安い。しかし、レンタカー会社が貸すGPSも、100ドル程度の安いGPSな事がほとんどで、どのレーンがいいかを教えてくれるレーンアシスト機能がない場合が多い、その手の高性能GPSは200ドル程度したりする。
もしもGPSを購入し、絶対にハイウェイなどで戸惑いたくなければ、レーンアシスト機能付きがおすすめである。場合によっては$150とかで買える。

2013年追記: アメリカのGPSは年々価格が下がっており、最低価格は100ドルくらいも機能は豊富になりつつある。スマートフォンで代用してもいいが、精度は専用機に比べると低い。

関連記事 アメリカで車乗るならGPS(カーナビ)つけた方がいいね

なんとかレンタカーでラスベガスに行く場合、車種にもよるがガソリンの給油は片道で1回くらいは欲しい。アメリカのガソリン価格は変動が激しいが、2011年頃は1ガロン3ドルから4ドル程度。満タンで入れると50ドルくらいになる。ちなみに、セルフ給油だが、セルフ給油機では日本発行のクレジットカードは使えないので注意したい。給油するときはレジで給油させてもらうように頼むしか無く、そのときは日本発行のクレジットカードも使えるし現金も使える。
関連記事 アメリカのガソリンスタンドで日本のクレジットカードは使えない

ラスベガスに宿泊する場合、ホテルの駐車場は大規模イベントやバレット(Valet)でもなければセルフ駐車の場合、通常無料である。
ラスベガスで乗り捨てるという方法もあるが、200ドルから300ドル程度のDrop off(乗り捨て)料金を取られる。借りる車種、期間、現地で使うかどうかにもよるが、場合によってはそのままホテルに駐車してロスアンゼルスまで乗って帰る方が安い事もある。
一応書いておくと、ハイウェイは無料。

ということで、ラスベガスに5日滞在するならガソリン代や保険も含め、車にかかるコストは400ドルから500ドル程度となる。
このレンタカーの料金と日本からロスアンゼルスまで(もちろんサンフランシスコとかでもかまわない)の航空券、車がある利便性を考えて、西海岸からラスベガスへの航空券と比較検討するといいだろう。
関連記事 CES用LAからLASへの航空チケット研究 2011年11月版

一方、飛行機で行く場合、アメリカ西海岸からなら片道100ドルくらいからあり、往復で200ドルくらいからと考えるといいだろう。日本からラスベガスへの通しの航空券で買った方が安い事があるが、この場合、アメリカ国内線と乗り継ぎがよいUnited、Delta、Americanもしくはそれらのアライアンスなどから選ぶ必要がある。

問題は、これらの航空会社の航空券が安いわけではないという点。例えば、日本からロスアンゼルスまで上述した3つの航空会社が10万円で、ロスアンゼルスからラスベガスという国内航空券をプラスしても11万円の場合がある。これは一見安いが、大韓航空やシンガポール航空が片道7万円とか8万円という航空券を提供している場合がある。
これらの航空会社では乗り継ぎ込みの航空券を発券できないので、別途ロスアンゼルスからラスベガスまでの航空券を用意する必要がある。この航空券は前述したように往復で200ドル前後からある。つまり2万円程度だ。

日本からロスアンゼルスまで8万円、ロスアンゼルスからラスベガスまでが2万円なら、合計で10万円で、通しで発券できる航空会社(とはいっても空港で何時間待つかはわからない)で乗り継ぎ便の航空券を含めて買うよりは安い場合がある。

さらに、ラスベガスでの宿泊費も考えると複雑になる。Expediaなどのネット系格安旅行会社はバケーションパッケージとして、航空券とホテル代セットの料金を出すことがある。
このパッケージがくせ者で、航空券とホテルを別々に出した場合と、航空券とホテルをセットにした場合で料金が異なることがある。セットにすると、航空券分が無料になるようなプランがあるのである。
つまり、航空券が200ドル、ホテルが1泊100ドルで、4泊で400ドルだったとすると、600ドルになるのが普通だが、バケーションパッケージで検索するとなぜか航空券とホテル代全て込みで400ドルという料金が出てくることがあるのだ。もちろん、航空券、ホテル共に両者同じ物である。
さらに、空港からホテルまでのシャトルバスのクーポンまで付いていたりして、片道15ドル、往復で30ドル程度のシャトルバスが無料になったりする。もちろん、シャトルバスでは運転手に荷物1個につき1ドルのチップくらいは渡そう。

ちなみに、日本の旅行代理店によるパッケージツアーの料金は調べたこと無いのでわからない。

まとめ
日本からラスベガスへの直行便はない
日本からアメリカ西海岸とかを経由して乗り継ぎが便利な航空会社が安いわけではない
ロスアンゼルスなどからラスベガスへの航空券は片道100ドル前後から。
ロスアンゼルスからラスベガスに車で行くと5~6時間。
航空券を探す条件としては、乗り継ぎ便、西海岸便と西海岸からラスベガス便を様々なパターンで検索しよう。
西海岸からラスベガス便を探す場合、ホテルも含めたパッケージプラン(アメリカとかの格安旅行サイトで)も検索するのが吉。

中国人と韓国人と日本人

つい数年前までは、日本発、北米行きの飛行機と言えば乗客は日本人というのが当然だったが、2010年1月に日本発LA行きに乗ってみると状況はかなり違っていた。
そもそも、同じ時期の航空券チケットはどれも安くない。今までならもっと安くてもよかったはずだが、どれも比較的高い。高いのは様々な要因があるので仕方がないが、それよりも空き席がほとんど無いというのが気になった。

なぜ空き席が少なかったのかは謎だったが、乗ってみたらすぐにわかった。中国人が多いのだ。
日本発の飛行機なのに、中国人が成田乗り継ぎで旅行しているのである。おそらく、中国本土発やインチョン発の飛行機もあるのだろうが、同じく空席がないとか、日本人が旅行しないとかの理由で中国人が日本人の代わりに乗ったのだろう。

LA行きのなのに、安いのを探すと、往路はシアトル経由しか無かったりしたが、なにしろ乗客に日本人が少ないというのは、日本発なのにおかしな状態だ。
そのうち、日本発北米行きが減って、中国発北米行きなどが増えたりすると、中国や韓国が日本を素通りして世界へという流れになるのかもしれない。

東洋人を観たら日本人だと判断して、片言の日本語をしゃべる北米の空港関係者もたまに見かけるが、そのうちそれもマンダリンになってしまうのかもしれない。